「オアシス」チャン・ドンユン、繊細な感情表現と頭脳戦で痛快な展開【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「オアシス」放送画面キャプチャー
「オアシス」のチャン・ドンユンが深みのある演技でドラマで中心的な役割を果たした。

20日と21日に韓国で放送されたKBS 2TVの月火ドラマ「オアシス」第5話と6話では、イ・ドゥハク(チャン・ドンユン)の痛快な頭脳戦と共に、お互いへの愛情でさらに心が痛くなる家族とオ・ジョンシン(ソル・イナ)についての話が繰り広げられた。

デモを制圧するため工場に行ったドゥハクは、妹のイ・ジョンオク(シン・ユンハ)がデモ隊にいるのを見て当惑した。ジョンオクを救うためさらに強く制圧した後、妹を連れて家に帰ったドゥハクは自身の気持ちも分からず、彼を恨むジョンオクのせいで傷ついた。

ドゥハクがヤクザになったというジョンオクの言葉に怒る父親の前でドゥハクは、父のせいでこうなったと絶叫した。「勉強するなと言われて勉強もできず、監房に行けと言われて監房にも行ったら、できることはヤクザしかないのに、ただ死んだ方がいいのか」と自身は父の息子ではないだろうと冷たく吐き出すドゥハクの言葉からは、彼の癒えない深い傷が感じられた。

ドゥハクは自身を攻撃するため虎視眈々と機会を狙うユ・ヨンピル(チャン・ヨンヒョン)を牽制する中、映画館の配給の問題でジョンシンが拉致されたことを知り、自分自身を餌にヨンピルを制圧した。それは自身が殴られている現場をボスのヨム・グァンタク(ハン・ジェヨン)に目撃させる作戦だった。それからドゥハクがお金を横領したという帳簿に揺れるグァンタクの前でドゥハクは、コ・プンホ(イ・ハンウィ)を利用して帳簿の改ざんされた部分を突き止め、痛快さを与えた。

ジョンシンを救出するため自身の命まで危険にし、早めにヨンピルを整理したドゥハクは、チェ・チョルン(チュ・ヨンウ)まで利用し、国家安全企画部を動かしてジョンシンを救出することに成功した。その後、すべてのことを知ったジョンシンが再び近づいてくると、ドゥハクは表では拒否しながらもときめきを隠せない表情で変わらない愛情を表した。

チャン・ドンユンは劇中、イ・ドゥハクに扮し、幅広い感情の演技と重い存在感でドラマで中心的な役割を果たし、好評を博している。特に彼は、ドゥハクの感情の流れをさらに深まった演技で表現し、没入感を高めている。自身がコントロールできない状況になる度に固い表情で対抗しようとするが、動揺する姿を目と声で表現し、視聴者を悲しませている。

そして自身を狙うヨンピルに一瞬も負けず、一段ずつ上り詰めていくドゥハクの頭脳戦も見る楽しさを与えた。しっかりしたストーリーの中で体を張ったアクションと彼ならではの魅力が相乗効果を発揮し、バランスの取れたドラマを作り出すことに成功している。

記者 : カン・ソジョン