イ・スンウ、ドラマ「その年、私たちは」放送終了の感想を語る“悪意のない無垢な新人の姿を描きたいと思った”

OSEN |

写真=51K
SBSの月火ドラマ「その年、私たちは」でテフン役を演じた俳優のイ・スンウが、放送終了の感想を伝えた。

最近韓国で放送が終了した「その年、私たちは」(脚本:イ・ナウン、演出:キム・ユンジン、イ・ダン)で、イ・スンウは意欲的な新人プロデューサーイム・テフン役でドラマに活気を吹き込み、視聴者から注目された。

経験不足で多少空気が読めない彼は、まだ新人で全てが中途半端だが、可愛らしく無垢な魅力溢れる末っ子インターンプロデューサーとして、面白いシーンを披露したことはもちろん、イ・スンウはライジングスターとしてさらに期待を高めた。

イ・スンウは所属事務所51Kを通じて視聴者に感謝の挨拶を伝えた。

――「その年、私たちは」放送終了の感想はいかがですか?

イ・スンウ:好きな友達と旅行に行って、ちょうど家に着いた感じです。現場で会った人たちが皆いい人だからか、現場に行くのがただ楽しくてワクワクしていました。「その年、私たちは」を終えてから家に一人でいるとなぜか空しくなって、僕がこの作品をどれほど大切に思っていたかもう一度考えるようになりました。それだけ撮影現場でテフンとして一緒に過ごした時間が大切な記憶として残っていますし、とても寂しい気持ちが大きいです。

――「その年、私たちは」にキャスティングされたと聞いた時、最初に何を考えましたか?そしてどんな覚悟で臨みましたか?

イ・スンウ:キム・ユンジン監督とtvNの短編ドラマ「ドラマステージ2021」の「EP. こんにちはドロシー」に続いて一緒に仕事ができることだけでとてもありがたくて嬉しかったです。短編ドラマは短くて残念でしたが、今回はもっと長く一緒に作ることができましたし、監督が台本読み合わせの時と撮影現場で「よくやっている」と応援してくださったおかげで、少しずつ自信がついてテフンに入り込むことができました。

――新人プロデューサーイム・テフン役をどのように解釈して準備したのか気になります。

イ・スンウ:イム・テフンは、今は何もかも不足している状態でも、一生懸命に学んで努力する、熱情のある新人だと思いました。誰かはイム・テフンの過程を経験しなければならないでしょうし、また誰かはすでにイム・テフンの過程を経たのではないでしょうか。劇中でインターンプロデューサーテフンを通じて僕、そして私たちの新人時代を思い出させるようにできればよいだろうという気持ちでキャラクターに徐々に近づきました。

特に劇中でジウンとチェランがテフンにもどかしさを感じますが、テフンの特有の無垢な姿をただ憎んだりしないで、可愛らしく受け入れるシーンが多かったです。そのようなシーンでセリフのトーンは強くしますが、細かく切って話すことで聞く人に息苦しい感じを与えようとしました。話をする時、視線も人を正面から見るのではなくて、ずっと視線が動いて、台詞を終えてから相手を見つめ、“まだ分からないことの多い、テフンの悪意のない明るさ”を描きたいと思いました。見た目としては、撮影現場で先輩たちが探すべきものを全て持っているインターンの特徴を生かして、リュックとクロスバックでテフンの突飛な部分と情熱、積極的な姿を表現しようとしました。

――チェ・ウシクさん、キム・ダミさん、キム・ソンチョルさん、チョン・ヘウォンさんなど、同年代の俳優が多くて現場も和気藹々とした雰囲気だったと思います。一緒に演技しながら学んだ点も多かったと思いますが、いかがでしたか?

イ・スンウ:現場の雰囲気は本当に良かったです。まだ学ぶべきことが多いテフンのように、僕の立場では皆余裕を持って楽しく演技をしながらも、自分のキャラクターにぴったりの演技をすることがとても素敵に見えましたし、「僕はまだまだ先が長いな」と思って意欲が湧いてきた現場でした。

特に、ジウンとチェラン役を演じたキム・ソンチョルさん、チョン・ヘウォンさんと息を合わせたためか、たくさん助けて頂きましたが、同年代の俳優でしたので気楽に意見を出したり、冗談を言ったりしながら現場に適応して、すぐに親しくなれました。最初の撮影からとても楽しかったですし、作品を通じて良い縁を結ぶことができてとてもありがたい気持ちです。近いうちに3人で会うことにしましたが、食事代はソンチョル兄さんが出すことに……(笑)。

――インターンプロデューサーのテフンとして4ヶ月余りの時間を過ごしました。放送終了後、これからイム・テフンの人生はどうなると思いますが? テフンに愛情のこもった一言をお願いします。

イ・スンウ:先輩たちと制作したキュメンタリーがテフンにとっても良い思い出になっただけに、「いつか僕が演出をするなら、どんな作品を作るべきだろうか?」と幸せに悩みながら今日もテフンは一生懸命に怒られ、学んで成長していくと信じています。テフンに最後に言いたいことは「初心を忘れずにこれから一生懸命に仕事を学びながら成長してほしい。後で後輩プロデューサーが入社したらドンイル(チョ・ボクレ)、ジウン、チェランのように良い先輩になってほしい。そして後輩が入ったら名前は必ず呼んでね」です。

――これからチャレンジしてみたいジャンルや役はありますか?

イ・スンウ:まだやったことのないジャンルや役が多いので、一つひとつ経験してみたいです。時代劇で護衛武士の役や、ジャンル物で悪役にも挑戦してみたいです。

――最後に「その年、私たちは」を愛してくださった視聴者の方々に一言お願いします。

イ・スンウ:「その年、私たちは」の中のときめき、初々しさ、悲しみ、温かさなど、様々な感情の余韻がご覧になる方々にもそのまま伝わってほしいです! それくらい、僕たちのドラマが視聴者の皆様に素敵な思い出として残ってほしいです。「その年、私たちは」の撮影現場でテフンとして感じた幸せを、僕も長い間忘れられないと思います。最後まで「その年、私たちは」を愛情を持って見てくださった視聴者の皆様に感謝します。

記者 : チャン・ウヨン