韓国で今アツい新人グループ!?BTS(防弾少年団)も注目する“MSG WANNABE”とは?

OSEN |

写真=「遊ぶなら何する?」公式SNS
音楽界に彗星のごとく現れた男性ボーカルグループMSG WANNABE。人気バラエティ「遊ぶなら何する?」で行われた厳しいオーディションを経て結成された彼らが、MBC「音楽中心」でのデビューステージを皮切りに、韓国の音楽チャート上位を席巻し、話題の中心となっている。

最終的にメンバーに選ばれたのは、チ・ソクジン、キム・ジョンミン、KCM、Simon D、イ・ドンフィ、イ・サンイ、Wonstein、パク・ジェジョンの8人。バラエティ、ドラマ、音楽番組などで活躍するメンバーが集まり、優れた歌声とそれぞれの個性が光る新たなグループが誕生した。


大物歌手も登場!?視聴者を楽しませたオーディション

3月27日に韓国で放送された「遊ぶなら何する」でスタートした「男性ボーカルオーディション」は、ブラインド形式で行われた。ミュージシャンはもちろん、人気のお笑い芸人やタレントが続々参加したが、中でもK.willやキム・ボムス、SG WANNABEのイ・ソクフンなど大物歌手の登場は、視聴者を驚かせた。

その後、グループオーディションやミッションを経て、5月22日の放送でMSG WANNABEのメンバーが決定。ファイナルステージでは、全員でLABOUMの「想像プラス」を熱唱、またユニットに分かれて少女時代 テヨンの「もしも」、BIGMAMAの「Resignation」をカバーし、圧倒的な歌唱力を見せつけた。

そのように誕生したMSG WANNABEは、番組だけでなくYouTubeを通じてファンとコミュニケーションを取りながら、正式デビューに向けて歩みだした。

6月17日「遊ぶなら何する?」の公式YouTubeチャンネルには、プロデューサーのユ・ヤホことユ・ジェソクと、MSG WANNABEの8人が共に登場し、多くのファンとメンバーたちが初めてコミュニケーションする場を設けた。

彼らはファンダム(特定のファンの集まり)の愛称、グループのキャッチコピーなどについて話し合った。ファンダム名は、グループ名の“MSG”にちなんで調味料、サッカリン、味塩、ヨンドゥヘヨ、マシッジ(おいしいよね)、キム・ヘジャ先生(調味料CMのモデル)、ピンクソルトなど、ユニークなアイデアが続いたが、最終的に“ソグム(塩)”に決定した。


豪華すぎるデビュー曲…MVは「ヴィンチェンツォ」女優がヒロインに

チョンサンドンギ、M.O.M/写真=「遊ぶなら何する?」公式SNS
MSG WANNABEは、デビューと同時にユニットグループとして活動をスタート。M.O.M(チ・ソクジン、KCM、Wonstein、パク・ジェジョン)とチョンサンドンギ(キム・ジョンス、イ・サンイ、イ・ドンフィ、Simon D)の2チームに分かれ、音源をリリースした。

M.O.Mのデビュー曲「見てるだけ」は、IUの「一日の終わり」などを制作したパク・グンテと、RBW所属のプロデューサー キム・ドフン、カン・ジウォンが作曲、カン・ウンギョンが作詞を担当。チョンサンドンギの「私を知る人」は、Brown Eyed Soul ナオルが作曲、メンバーのヨンジュンが作詞した。どちらもAメロの試聴だけで“耳の保養“になるという好評を得た中、6月26日に正式リリースされた。

2つのユニットのデビュー曲は、瞬く間に音源チャートにランクイン。リリース直後の7月8日に発表されたGAON週間チャートで1位2位を独占し、その後も上位をキープし続けている。また、同僚俳優やミュージシャンからの称賛コメントやBTS(防弾少年団)がSNSでおすすめするなど、芸能界からも絶賛を受けた。

デビューに伴い、ファンからはショーケースの開催や、ミュージックビデオの公開を望む声もあった。ユ・ヤホは「通常音源がリリースされる時にするものだが、僕たちはやらない。これまでの枠を破らなければならない。ライブを通じて、音楽を耳で一度体験してみてほしい」と伝えた。ミュージックビデオについては「時間がかかるし、制作費もバカにならないが、やはりあった方がいいので、代案を探している。低予算で早く、良い雰囲気に仕上げるような映像を企画している」と伝えた。

その後の放送で、ユ・ヤホはメンバーのイ・ドンフィを監督に任命し、ドラマ仕立ての“プチミュージックビデオ”を制作。主人公にはイ・サンイ、パク・ジェジョン、そしてヒロインにはドラマ「ヴィンチェンツォ」で活躍した女優チョン・ヨビンが出演し、まるで青春ドラマのようなラブストーリーを完成させた。




知名度は関係ない!成功のカギになったのは…?

昨年の夏を攻略した男女混合グループSSAK3(ユ・ジェソク、イ・ヒョリ、RAIN)と、気の強いお姉さんたちの集まりである払い戻し遠征隊(オム・ジョンファ、イ・ヒョリ、Jessi、MAMAMOOのファサ)らが「遊ぶなら何する?」で誕生して、視聴者から大きな支持を受けた。音楽配信チャート1位をはじめ、音楽番組1位まで獲得して、音楽界も総なめにした。

先立ってMSG WANNABEは、ユ・ヤホが「僕は双子の兄ジミー・ユ(払い戻し遠征隊の制作者ユ・ジェソクの異名)とは違う」と説明。「すでにトップを極めた方、ある程度軌道に乗ったミュージシャンとは働かない」と宣言して、ブラインドオーディションでキム・ボムス、K.willなど、有名歌手たちを脱落させた。

SSAK3、払い戻し遠征隊に比べると、MSG WANNABEは選抜の過程から徹底的なブラインドテストを経て、顔は見ずに声だけで選んだため、俳優からタレントまでさまざまなメンバーが抜擢された。

これによって、各メンバーたちの知名度や話題性はやや低かったものの、実力だけで選ばれたメンバーたちであるだけに、彼らの相乗効果やポテンシャルに一段と期待が集まった。

また、ユ・ヤホはグループの活動期間については特に決めていないと明かした。「番組の構成上、MSG WANNABEが参加できる期限が決まってはいるが、ファンが望むなら番組とは関係なく、終了後にもメンバーたちの意思に従って自由に活動してもいい」と伝えた。

話題性と実力を兼ね備えたMSG WANNABEが今後どのような姿を見せるのか、注目したい。

記者 : ハ・スジョン