N.Flying キム・ジェヒョン、日本と韓国への恋しさを語る…ファンとの遭遇エピソードも「僕のほうから言って逃げました(笑)」

Kstyle |

日本テレビ系のドラマ「君と世界が終わる日に」Season1で衝撃の結末を迎え、“ミンジュンロス”を巻き起こしたN.Flyingのキム・ジェヒョン。現在は、ミンジュンに顔がそっくりな”謎の男”として、Huluにて独占配信中のSeason2に出演している。帰国後もなお注目されているキム・ジェヒョンだが、Kstyleでは彼が帰国する前に、再びリモートでインタビューを敢行。ドラマ撮影中の思い出話は前回のインタビューでたっぷりと伺ったため、今回は日本滞在中に感じたことやエピソードを中心に、N.Flyingについても話を聞いた。

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――約半年間、ドラマ撮影のために日本で生活されていますが、日本滞在中に恋しくなった人はいましたか?

キム・ジェヒョン:難しいなあ。家族とメンバーと、ワンちゃん! 名前はドッベといって、犬種が日本の柴犬なんですよ。今は仲のいい弟の家に預けてるんですが、もう……すごく会いたかったです。メンバーとは毎日電話をしているし、一緒にゲームもやっていますけど、やっぱり同じ場所で一緒に顔を合わせながら、お酒とか飲みたいですよね(笑)。家族とも電話で話していましたね。僕のお父さんは日本語が上手なんですよ。だから、「君と世界が終わる日に」も観てくれているみたいです。日本語を読むこともできるから、僕のインタビューとかも、がんばって読んでくれているそうです。でも今は、僕のほうが日本語は上手ですよ! お父さんは、若い人たちが使う日本語は全然知らないだろうから(笑)。

――今は韓国にあるけれど、日本にもあったらいいのになと思ったものはありましたか?

キム・ジェヒョン:2つあります! 1つはデスクトップパソコンですね。今、日本に持ってきているのはノートブックだけなので。あとは、ちょっとおかしい話かもしれませんが、冷蔵庫! 僕、日本に来る直前に新しい冷蔵庫を買ったんですよ。すごくいい冷蔵庫を自分用に買ったのに、使わないまま日本に来ちゃったから……。前に使っていたものより大きくて、色もグレーでかっこいいんですよ。今もまだ僕の部屋に置いてあると思います。N.Flyingは全員、お部屋に個人の冷蔵庫を持っているんです。キッチンに全員用の大きな冷蔵庫が2つあって、1つは食べ物、もう1つは飲み物専用で、部屋にある個人の冷蔵庫には飲み物とか、個人のダイエット用食品とかを入れているメンバーが多いですね。僕はそれに加えて、ワンちゃんのごはんとかを入れています。

――日本にいる間に懐かしくなった、韓国の場所は?

キム・ジェヒョン:やっぱり寮ですね。僕が会いたい人も会いたいペットも全部そこにいるから。帰ったらみんなとパーティーしたいですね。スンヒョプさんの誕生日(10月31日)は、プレゼントをあげてから日本に来たんですよ。でも、2月28日のフェスンの誕生日は、お誕生日プレゼントをまだあげられてないから、何かあげたいですね。明日か明後日に買いに行く予定で、やっぱり服かなあ。フェスン本人にほしいものを聞いてみたら、PlayStation 5をリクエストされまして(苦笑)。思わず「えっ、高いよ!」と言ったら「大丈夫です、ヒョンだけ元気に帰ってきてくれれば」って。でもたぶんPlayStation 5もほしいとは思うんですけど(笑)。

――半年ぶりに韓国に帰ったら、真っ先にやりたいことは何ですか?

キム・ジェヒョン:ワンちゃんのお散歩! お散歩は公園に行ったり、あとはワンちゃんが行きたい場所に行くことが多いです。ちょっと危なそうな場所は、僕がダメって言うんですけど、基本的にはワンちゃんが行きたいところに行っています。それが柴犬の性格なので! うちのワンちゃんはおてんばな女の子です(笑)。柴犬は忠誠心が強いと言われる犬種なんですが、うちの子はまだおてんばですね。あとは、ジムに行きたいです。


クランクアップの心境「正直うらやましかったんですけど…」

――日本のファンに、キム・ジェヒョンさんがお気に入りの韓国のスポットをおすすめするなら?

キム・ジェヒョン:梨泰院(イテウォン)ですね。ドラマ「梨泰院クラス」も流行りましたし、街の雰囲気がいいので、梨泰院が最近の僕のおすすめかな。僕はあんまり寮から出ないけど(笑)、梨泰院は好きです。きれいなお店も、おいしいお店もたくさんあります。あんまり韓国っぽい街ではないけど、面白いです。

――今回日本で学んだことの中で、韓国でも活かしていきたいことは?

キム・ジェヒョン:日本は言葉の略し方が独特で、韓国とはかなり違うなと思いました。それがすごく面白くて、使いこなしたいですね! 例えば、ベストフレンドという単語は韓国ではそれぞれの単語の頭だけ取って「ベプ」と略しますけど、日本だと「マブダチ」というふうに、前と後ろをくっつけるんですよね。スターバックスは韓国では「スバッ」だし、マクドナルドは「メクナル」。これもやっぱり頭の音だけを取っているんです。だからKstyleを韓国風に略したら「ケス」です(笑)。

――半年間滞在しただけに、今回の来日ではたくさんの思い出ができたと思います。韓国に帰ると恋しくなってしまいそうな人はいますか?

キム・ジェヒョン:今、僕の目の前にFNCのスタッフさんがいるんですけど、みなさんにも本当によくしてもらったし、懐かしくなりそうです。「君と世界が終わる日に」の共演者のみなさんともすごく仲良くなったので、きっと恋しくなると思います。あとはやっぱり、「きみセカ」のスタッフのみなさん! 僕が長い撮休の後に撮影に戻ったら、「おかえり」と言ってあたたかく迎えてくれて。ほんとうに家族みたいな存在だったから、恋しくなりそうですね。

――そんな思い出の詰まった「君と世界が終わる日に」がクランクアップした時は、どんな気持ちでしたか?

キム・ジェヒョン:笹野師匠(笹野高史)がクランクアップした時は、正直うらやましかったんですよ。早く終わっていいなーって思っていたんです。最初の頃は本当に緊張していて、毎日どうしよう、どうしたらいいんだろうって思うことが多かったので。でも実際に、僕がクランクアップするとなった時は悲しかったですね。みんなの表情も、「お疲れさまでした」という言葉も、本当に悲しかった。いい思い出ですけど、終わるのは悲しかったですよね。泣きそうでした、めちゃめちゃ!

――「君と世界が終わる日に」Season2にも出演されていますが、どんな役柄で登場するのでしょうか?

キム・ジェヒョン:これは単語1つだけで説明ができます。「残酷」。Season1より、もっともっと残酷です(ニヤリ)。撮影現場では、僕の役は「悪いミンジュン」略して「悪ミン」と呼ばれています(笑)。


ドン・キホーテでファンと遭遇!?「僕のほうから…」

――韓国にもあったらいいのにと思う、日本のアイテムは?

キム・ジェヒョン:お風呂! 僕はお風呂が大好きなんですけど、韓国にはあんまり浴槽に浸かる習慣がないんですよ。日本にいる間は入浴剤を使ってお風呂に浸かっていたので、恋しくなりそうですね。あとは、ひつまぶしとちらし寿司。僕は日本に留学していたこともあって、今回初めて食べたものというとこれくらいかな? 留学していた頃は、うなぎなんて高くて食べられなかったから(笑)。今回は事務所の社長が、僕にお疲れ様の意味を込めて、ひつまぶしをごちそうしてくれました。びっくりしましたが、美味しかったですね。こんなに新しい味の食べ物があるんだなぁと。僕も日本についてまだまだ知らないことがたくさんあるなと思いました(笑)。

――日本滞在中には、いろんな場所に足を運ばれたかと思います。次に日本に来るまでの間に、また行きたくなってしまいそうな場所はありますか?

キム・ジェヒョン:ドラマの撮影現場とか日本のFNC本社とかいろいろありますが、やっぱりドン・キホーテかな!(笑) 食材とか生活用品を全部ドンキで買っていたから、たぶんドン・キホーテがなかったら生活できなかったかも。今って、夜の8時にはお店が全部クローズしてしまうじゃないですか。でもドンキはいつでも僕を明るく迎えてくれましたよね、「ようこそ!」みたいな(笑)。ほぼ毎日ドンキに通っていて、たまに僕に気づく人もいたんですよ。気づいた人たちって、目が細くなるんです。「んんん!?」みたいな(笑)。僕は帽子をかぶってマスクもしてるから、自信がないんでしょうね。なので、僕のほうから「僕は『きみセカ』でミンジュン役のキム・ジェヒョンと申します。夜10時30分、日テレ『君と世界が終わる日に』ぜひ観てください!」って言って逃げました(笑)。逃げた後、後ろから「ええええー!?」っていう絶叫が聞こえてきましたよ(笑)。

――次に来日した時に必ずやりたいことは?

キム・ジェヒョン:大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行きたいです、ぜひ!

――今回、日本で新たに発見した、メンバーにもおすすめしたい場所はありますか? メンバーはどんな反応をすると思いますか?

キム・ジェヒョン:日本に留学していた時に行った場所に、メンバーみんなと一緒に行きたいです。たぶんみんなびっくりすると思うんですよ。新宿も渋谷もすごく変わりましたよね。原宿もメンバーが知っている場所じゃなくて、新しくなってるから。実は今回、僕がひとりで原宿に行った時、フンさんとテレビ電話をしました。キャットストリートを歩きながら街の様子を見せたら、フンさんはすごく驚いてました。留学していた時によくスケボーで走っていたんですけど、あの時と今とでは全然違いますから! 僕も結構びっくりしました。


菅田将暉のカバーも話題に「次はコラボしたい」

――今回のドラマ出演で、日本でも注目が集まっているN.Flyingですが、新たに知ってくれた方たちに一番聴いてほしい、N.Flyingの韓国語楽曲は?

キム・ジェヒョン:やっぱり「Rooftop」ですね。「Rooftop」があるから、僕が「君と世界が終わる日に」に出演できたのかもしれないですし。YouTubeには「Rooftop」までのN.Flyingの歴史が辿れる映像があるんですが、それを観て、昔からずっと僕たちを応援してくれているN.Fia(エンピア・N.Flyingのファンの名称)のみなさんは全員泣きました(笑)。N.Flyingには本当に大変だった時期もあったんです。楽しかったし面白かったけど、大変だった時間もありました。その時もN.Flyingのそばにいてくれて、N.Fiaには本当に感謝しています。「Rooftop」は僕たちにとって、エポックメイキングな曲だし、この「Rooftop」の前と後ではすごく変わってくるんですよね。僕たちにはストーリーがあるので、日本のメジャーデビューから今までのストーリーを全部見るのも面白いと思います。

――N.Flyingは日本語の楽曲もリリースされていますが、その中でのお気に入りは?

キム・ジェヒョン:個人的には「Stand By Me」です。僕たちN.Flyingのストーリーを知った方が、この「Stand By Me」を聴いたら泣くんじゃないかなと思うくらい、いい曲です。この曲が収録されているアルバムのタイトルは「BROTHERHOOD」といって、僕たちN.Flyingが兄弟だということを表明しているんですね。僕たちの夢は色々あるけど、一番最後の夢は、80歳になっても今のメンバーとずっと一緒に音楽をやること。だからその願いを込めた「Stand By Me」は、演奏が終わるといつも泣きそうになるんですよね。

――6月30日にリリースされるシングル「Amnesia」の紹介をお願いします。

キム・ジェヒョン:「Amnesia」は、歌詞の内容は悲しいけれど、曲自体は前に進んでいく感じです。「Amnesia」という単語は「記憶喪失」を意味していて、今の悪い時期のことは忘れてN.Flyingと一緒にいい思い出を作ろう、という気持ちで聴いてもらえたら嬉しいです。

――先日公開されて大きな話題となった、菅田将暉さんの「星を仰ぐ」のカバー映像をはじめ、N.Flyingの日本公式YouTubeでは、様々な日本アーティストの楽曲のカバー映像が公開されています。次にカバーしてみたい曲はありますか?

キム・ジェヒョン:いっぱいありますけど、次はコラボしたいです! 菅田将暉さんとか、YOSHIKIさんとか、米津玄師さんとか、King Gnuさんとか、ONE OK ROCKさんとか、SPYAIRさんとか……日本のアーティストの方とコラボしたいんですよ。以前、涼真ヒョン(竹内涼真)と菅田将暉さんが一緒にインスタライブをしていた時に、菅田さんが「星を仰ぐ」をカバーした僕たちの映像を観てくれていたみたいで、「すごいバンドだ」と言ってくれて……本当に感謝しています。あとは、OKAMOTO'Sさんとも! ハマヒョン(ハマ・オカモト)と一緒にラジオに出演した時に、「機会があれば一緒に何かやりましょう!」という話をしました。

――最後に、Kstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

キム・ジェヒョン:Kstyleさんでまた取材していただけてうれしいです。今日は俳優キム・ジェヒョンとしてKstyleさんに取材してもらいましたが、次はN.Flyingとして全員でインタビューをやりたいです。その時もぜひお願いします! 以上、N.Flyingのドラム、ジェヒョンでした!

取材:尹秀姫

■リリース情報
N.Flying ニューシングル「Amnesia」
6月30日発売

N.Flying日本オフィシャルウェブサイト:https://nflying-official.jp

■番組情報
「君と世界が終わる日に」
Season1(全10話):Hulu にて全話独占配信中
Season2(全6話):Hulu にて独占配信 毎週日曜0時~最新話配信スタート

「君と世界が終わる日に」番組ページ:https://www.ntv.co.jp/kimiseka/

記者 : Kstyle編集部