※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
これまでの作品の中で、アクションシーンが一番多かったです。『キム・ソンオは終わってない、まだ若い。生きてるんだ』と感じたし、次期作の原動力になった作品です

キム・ソンオは最近行ったケーブルチャンネルtvN月火ドラマ「LUCA：The Beginning」の放送終了記念ビデオインタビューを通じて、作品が残した意味をこのように伝えた。

彼は獣のような本能でジオ（キム・レウォン）を追う、冷酷な追撃者イ・ソン役を演じた。巨大な陰謀の渦の中で、追いつ追われつのキム・レウォンとキム・ソンオの息詰まるアクション対決は、手に汗握る緊張感を届けた。

インタビューを通じてキム・ソンオは「『LUCA』は事前制作ドラマです。アクションシーンも多くて大変でしたが、振り返ってみたら僕なりに『LUCA』の面白さも感じることができました。また、キム・ソンオという俳優の一生を見ているような気がして面白かったです」と明かした。

彼が演じたイ・ソンは最終回でジオに殺された。キム・ソンオは視聴者の「『絶対にイ・ソンを殺してほしい』という反応を確認しました」とし「僕も撮影中に同じことを考えたので、気分が良かったです。仕方なく生きるという言葉があるでしょう。撮影中にイ・ソンからそんな感情を感じました。少数であってもそんな部分に感情移入したようです」と視聴者の反応に共感した部分について明かした。

12部作である「LUCA」は放送中、5～6％台の視聴率を記録した。キム・ソンオは「（この作品を）好きになってくださって、愛してくださってありがたかったです」とし「最初はたくさん期待していて、より高い目標を目指していました。ジャンル物としては高い視聴率ですが、頑張ったので目標が高かったんです」と素直な気持ちも伝えた。

作品の最後はジオが人間は正しくない存在だと答えを出し、悪の味方になって危険な神話の序幕を開く衝撃的なエンディングで終わった。衝撃的な結末を披露した「LUCA」の最終回について彼は「（イ・ソンが）第12話の初めに死ぬという事実を知って、結末は放送を通じて確認しようと台本を見なかったです」とし「（ドラマで）こんな結末に挑戦したという事実に衝撃を受けました。予期せぬ結末だったので、斬新で面白かったです」と明かした。

続いて「結末を見てシーズン2が制作されたら、より大きくなったこの世界観をどうするんだろうと気になりました。具体的にシーズン2に関して聞いたことはないですが、もし制作されたら今の『LUCA』よりすごい作品が誕生するんじゃないかなと思います」と想像した。

キム・ソンオは「LUCA」を通じて“悪役の専門俳優”らしい底力を証明した。しかし、一時はこのレッテルにストレスも感じたと話した彼は「なぜ僕にはこんな役割だけなんだろう」と悩んだと言いながらも、年をとって結婚して父になってから「より大人しくなったようです」とし「『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～』の時には悪役がやりたくて3、4回もオーディションに参加したのに、今は黙っていてもそんな役割のオファーがきます」と、変化した心構えについて語った。

また「年をとるにつれ、成熟した男キム・ソンオになっている気がします」とし「次期作では、これまで自分でも知らなかったキム・ソンオの一面を探して走っていきます。一生懸命に頑張りますので見守ってください」と意気込みを伝えた。