YGプロデューサーRobbin、故チェ・ジンシルさんの息子Z.flatのデビューをサポート“はっきりとしたカラーがある”

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写真=ROSCHILDエンターテインメント
故チェ・ジンシルさんの息子チェ・ファンヒが、Z.flatというミュージシャンとして第一歩を踏み出す。

チェ・ファンヒ(Z.flat)は最近、各音楽配信サイトを通じてHONDAMが参加したデュエットシングル「Designer」でデビューした。

チェ・ファンヒは、現在YG ENTERTAINMENTのプロデューサーで、所属事務所の代表であるRobbinのサポートの中で今回の新曲を発売した。AKMUの「200%」、Wanna Oneの「I.P.U.」、SUPER JUNIORの「GAME」、MOMOLANDの「BANANA CHACHA」(「ポンポン ポロロ」の主題歌)などを手掛けたRobbinは、新生エンターテインメント会社「ROSCHILD」を立ち上げて、チェ・ファンヒ&HONDAMと専属契約を締結した。

Robbinは最近、Newsenとの取材で「YGという大きな会社で働いているので、音楽を始めようとする方々は知人たちの相談に乗ることが多いです。ファンヒも最初はそのようにして知り合いました。最初に彼の音楽を聴いた時、これは趣味でやるべきではないと思ったほど、曲がとても良かったです。練習させて世の中に出しても良さそうだと思って縁を結ぶことになりました」と話した。

1stシングル「Designer」は、チェ・ファンヒが作詞・作曲した明るい雰囲気のヒップホップジャンルの楽曲である。ROSCHILDは、プロデューシングアーティストの排出が目標である会社であり、Robbinはチェ・ファンヒが歌うことにとどまらず、プロデューサー活動に重きを置いていると強調した。

Robbinは「もしデビュー曲を僕が作っていたら、それは会社の趣旨に合わないと思います。ファンヒは、自身が手掛けた音楽でアルバムも出して、他のアーティストたちの音楽も作ってあげるプロデューサー型ミュージシャンとして存在感を高めていきたいです。もちろん、アイドルのように大きな人気を得ることはできないだろうけど、音楽を通じて自分が話したいことを話していけるようにサポートしようと思います」と伝えた。

まだ20歳になったばかりだが、Robbinはミュージシャンとしてチェ・ファンヒの成長の可能性を高く評価した。彼は「多くの幼い人々が、アイデアは新鮮であっても音楽的なスキルがなく、しっかりと表現できないことが多いけど、ファンヒは新鮮なアイデアを巧みに表現できる能力があります」と賞賛した。

考えのカテゴリが広すぎて、チェ・ファンヒが人々に理解してもらえない難しい音楽だけをするんじゃないか不安だったというRobbinは、トレーニングの過程で音楽の先輩としてチェ・ファンヒと交流し、フィルター役をしようと努力した。

Robbinは「幸いに安心なのは、暗い音楽を作ればその中に希望があり、明るい音楽でもその中に少しの悲しみがあります。他の人々とは差別される、はっきりとしたカラーがありますね」と強調した。

今回のアルバムはチェ・ファンヒのデビューシングルであるだけでなく、ROSCHILDが披露する初のアルバムだ。大きな意味があるだけに、Robbinは所属アーティストHONDAMとチェ・ファンヒのデュエットシングルの形での発売を決定した。

これに対してRobbinは「HONDAMとファンヒ、2人ともそれぞれ活動をするプロデューサー兼アーティストです。今回はROSCHILDから発売される初の音源であるので、同じ所属事務所のプロデューサーたちが一緒にリリースするほうが意味があると思いました。1回だけデュエットシングルを発売するものであって、今後の活動はそれぞれやっていく予定です」と説明した。

チェ・ファンヒとは切っても切れないのが、故チェ・ジンシルさんの息子であるという修飾語だ。彼の家庭史とは関係なく、もっぱら彼の音楽的な可能性を見て縁を結んだというRobbinは、チェ・ファンヒをミュージシャンZ.flatとして見てほしいと言う。

Robbinは「音楽的な部分に対する評価はどうでもいいけど、ファンヒをファンヒとしてだけ見てほしいです。彼は、今回の『Designer』の他にも見せるものが本当に多いです。これからファンヒが見せる音楽を気楽に聴いてほしいです。音楽は心配ではないですが、ファンヒの特殊な状況だけを強調しないでほしいです。独立したミュージシャンとして定着できるようにしていきたいです」と話した。

新型コロナウイルスの影響で公演に制限があるが、チェ・ファンヒはさまざまな方法を通じて公演を開き、ファンと交流する予定だ。デビューシングルの後はソロフルアルバムも考えているという。

Robbinは「機会があれば放送活動も一生懸命にしますが、プロデューサーであるので、状況が良くなれば、ライブ中心の公演をたくさんしようと思います。YouTube、ライブ放送など、会社なりにファンと交流できる方法を工夫しています。私たちが考えている新概念公演も環境が大丈夫であればやってみたいですね。引き続き何かをお見せしていきたいです」と話した。

記者 : イ・ハナ