歌手キム・ジャンフン、セウォル号断食を24日目に中止「暴言を浴びせられ…想像できない状況に追い込まれた」

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写真=マイデイリー DB
旅客船セウォル号の被害者遺族たちと断食座り込みを行っていた歌手キム・ジャンフンが、断食を中止する。

キム・ジャンフンは27日、自身のFacebookに病院で目覚めたことを知らせ「昨日は光化門(クァンファムン)に行って立っていることも辛く、家に帰って皆さんとしばらくチャットをしていて眠り、ついさっきまで気絶していて目を覚ました。そうでなくても今日か明日に断食を終わらせようと皆さんと決定しましたが、体がそれを知って私を気絶させ、起きてみたら皆さんもご存知のように何だか混乱だけがさらに横行しています」と切り出した。

さらに彼はまた「本当に辛くて悲しいです。このような泥沼のような混乱の中で、これから私がどのようなものを信じ、人間の愛が何か、どのように生きなければならないのか、自信がなくなったりもします」と話した。

さらに彼は「23日前に光化門に行って、疎外されたある弱い人に対する人間の道理として始めたことが泥沼で終われば、これまで厳しい刀で切り付けられて糞をかぶって耐えてきた日々がとても無駄になるようです。一週間しようかと思っていた行動が、いろんな事が起きて私を3週間まで引っ張りました」と振り返った。

キム・ジャンフンは「私が昨日皆様に断食を終わらせると申し上げたのは、単に多くの方々が私の健康を心配してくれたことだけではありませんでした。23日間光化門にいて、それこそ多くのこともあり、多くの人間の群像を見ました。毎日起こるその悲しい戦争も」とし、「私の所信には、韓国の未来が掛っている特別法が戦争に変化し、政治的に解釈され、私も生きていて体験することのなかった暴言も浴びせられ、想像できなかった状況に追い込まれながら、ますます私の出る場ではないと思い、これ以上ここで私がすることはないという気がしたため、やめることにしました」とハンガーストライキを中止することになった理由を明らかにした。

彼はまた、「今では歌で、愛で治癒しようと固く心に決めて、終わらせることにしました。本当に面白いことに、さっき起きて最初に行ったことが、マネージャーに私の胸に付けている大きな名札の上の国民断食という字の上に、黄色い紙を付け加えて『治癒』という単語を書きました。そして、23日目という数字には01を書き入れました。『国民治癒01日目』というスローガンで、再び希望を人々と共有しようとしたが、スタートからついぺたりと座り込んでしまいました。まずは病院で壊れた体を落ち着かせて考えてみます」と伝えた。

彼は最後に「時間がどれくらいかかるかは分かりませんが、明らかなことは、再び希望のエネルギーを持って世界に飛び込むということです。最後に望むことは、どんなことがあってもすべての状況が政治的に解釈されたり利用されず、最初の趣旨通りに安全で良い国を作ることだけは叶うことを願います」と書き込んだ。

24日、キム・ジャンフンは長い断食によって健康状態が悪化し、パニック障害が重なり一度病院に入院したが、さらに27日にも健康悪化で病院へ行った。

キム・ジャンフンは今月4日から7日までの4日間、ソウル光化門広場でセウォル号の犠牲者遺族とともに「セウォル号特別法制定」を要求し、1回目の断食に突入した。8日から2回目の断食に突入したが、24日目となる27日に中断した。

記者 : チェ・ジイェ