「インヨ姫」ロマンスから現実風刺にパロディまで…3つの観戦ポイント

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写真=マイデイリー DB
ケーブルチャンネルtvNの新木曜ドラマ「インヨ姫」(脚本:チ・ウニ、演出:ペク・スンリョン)が韓国で本日(7日)初放送を控えている。

「インヨ姫」は、真の愛を求めて人間になってソウル生活を始めた人魚姫の喜怒哀楽を笑と涙で描いたロマンチックファンタジードラマだ。就職を準備している人たちが集まって住んでいるインヨハウスを舞台に、100日以内に愛を勝ち取り人間になろうとする人魚姫の孤軍奮闘記が描かれる予定だ。

「インヨ姫」の制作陣は7日、初放送に先立って3つの観戦ポイントを直接提示した。

◆童話のようなロマンス…ドキドキ&甘く

人魚王国の18番目の姫であるハナ(チョ・ボア)は、人間の男性シギョン(ソン・ジェリム)に一目惚れして人間になる薬を飲み、ソウルに来るようになる。運命だと信じたシギョンは近づくにはあまりにも遠い、成功したエリートシェフだ。

ハナに出くわしたまたもう一人の男性ヒョンミョン(オン・ジュワン)は、就職に命を賭ける就職準備生の身分だ。はたしてシギョンがハナが探していた真実の愛なのか、そうでなければ、予期しなかった愛が花開くようになるのか、彼らをめぐって繰り広げられる甘くほろ苦い恋愛関係に期待が増している。

また最近、予告映像を通じて公開されたソン・ジェリムとチョ・ボアの水中キスシーンでも確認できる美しい映像美と、ドラマの間の随所に登場するカリグラフィー技法がキュートさを倍増させる予定だ。

写真=tvN

◆この時代の現実を風刺…大胆かつ愉快に

「インヨ姫」がファンタジードラマだという点は、時には現実的な部分をさらに浮き彫りにさせる要素になることもある。財閥2世あるいは大企業の役員の代わりに、「インヨ姫」には受験生、就職準備生、新入社員、キロギアッパ(キロギ(雁)とアッパ(父さん)の合成語。子供の教育を目的に妻と子供を外国に送り、海外にいる妻子に仕送りする父の意)など、私あるいは私たちの身近な話が登場する。

先立って公開された映像の中で、オン・ジュワンが企業の書類選考の合否により泣いて笑う姿、ピアノを演奏するように自己紹介書を作成する姿は、早くからネットユーザーの間で好評を得ている。このようにドラマのいたるところで、この時代の若者たちの現実と悩みを明快に指摘しながら、視聴者から共感から生まれる笑いと痛快さを提供するという覚悟だ。

◆ジャンル不問…名場面パロディー勢揃い

映画、ドラマ、CMなど、ジャンルを問わず皆が知っている話題の場面を「インヨ姫」ならではのカラーで再誕生させる予定だ。例えば、チョ・ボアとソン・ジェリムがクラブのパーティで再会する場面は、時空が止まったまま主人公の2人だけがお互いに近づく姿で表現して、SBSドラマ「星から来たあなた」の名場面を再現する計画だ。

インヨハウスの人たちが生活する姿は、ゲーム「グランド・セフト・オート」をパロディして、風変わりに飾られたりもする。このように、いつどこで飛び出すか分からないパロディシーンが視聴者を爆笑させる予定だ。さらにケーブルチャンネルtvN「SNL KOREA」「ブッとび!ヨンエさん」を演出したペク・スンリョンプロデューサーがメガホンを掴んで、他の誰よりもとんでもなく奇抜なパロディーを披露することで、さらに期待を集めている。

勢いに乗ったロマンチックファンタジードラマ「インヨ姫」は、7日夜11時からの第1話の放送を皮切りに、韓国で毎週木曜日に放送される。

記者 : シン・ソウォン