WINNER vs GOT7、韓国を揺さぶる第3世代アイドルとなるのは?…両グループの魅力を“徹底分析”

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「H.O.T. vs SECHSKIES」と「BIGBANG vs 2PM」に続き、今や第3世代アイドルのトップの座をめぐり、激しい戦争が始まった。すでにグローバルスターとしての座を固めたEXOを皮切りに、韓国を代表する3大芸能プロダクションがこの激しい戦争に飛び込んだ。その名前も聖なるYG ENTERTAINMENT(以下YG)の「WINNER」とJYPエンターテインメント(以下JYP)の「GOT7」。勝利した者が手にするのか、手にした者が勝利するのか。まだ馴染みの薄いこの両グループを丁寧に分析し、完璧に解剖した。

WINNER

さすがにYGだ。まだデビュー前だが、名前を聞いてからはすでにかなり経つ。BIGBANGとそっくりの5人組に、SOLとG-DRAGONに瓜二つのドッペルギャンガーまでメンバーとして所属している。デビューの過程もMTV「リアルドキュメンタリー BIGBANG」で始めたBIGBANGの後を継いでいるWINNERは、Mnetを通じて本格公開された新人グループだ。サバイバル番組「WHO IS NEXT:WIN」(以下「WIN」)では、11人のYGの練習生がAチームとBチームに分かれ、デビューをかけて様々な対決を繰り広げた。

先輩と専門家の評価はBチームのほうが高かったが、ファンが多いAチームが最終的に優勝を収めた。カン・スンユン、ソン・ミノ、ナム・テヒョン、イ・スンフン、キム・ジヌで構成されたチームがAチームだ。公式デビューをする前に公開された曲が、香港、日本、台湾、ベトナム等のチャートで1位を獲得したことを見ると、他のアイドルに比べても影響力は相当だ。いくらアイドルに興味がない人でも、WINNERの写真を見ると「どこで見たっけ?」と首をかしげてしまう二人のメンバーがいるが、カン・スンユンとイ・スンフンがその主人公だ。

カン・スンユンは、すでにMnet「SUPER STAR K2」でユン・ジョンシンの「本能的に」を大ヒットさせシングルまで発売し、実力を認められたTOP4出身の歌手だ。イ・スンフンは、競合番組の「日曜日が楽しい-K-POPスター1」(以下「K-POPスター」)で自作のラップや独創的なダンスでステージごとに驚きを与えたTOP4出身だ。二人ともオーディション番組の人気が絶頂だった時期に登場した参加者であり、誰よりも話題の中心で最高のスポットライトを受けた。人の縁は妙なもので、二人が1つのチームとしてデビューすることは誰も予想しなかっただろう。

WINNERは大阪で開催された「YG Family Concert」を始め、2NE1コンサート、BIGBANGの日本6大ドームツアー等、大きなステージ経験を積み、デビューアルバムの準備に拍車をかけている。今年初めにカムバックするというヤン・ヒョンソク代表の公式発表があったが、半年が過ぎた今、一体どこまで完璧になろうとしているのか、SOLと楽童ミュージシャンよりもラインアップが後になっている状況だ。すでに財布を開いて待っているYGファンがいる限り、WINNERの登場は軽く終わりそうにない。「僕たちがウィナー!」というMnetのオープニング曲のように、第3世代のアイドル戦争で真のWINNERになることを期待したい。

キム・ジヌ(Kim Jin Woo) 1991年9月26日生まれ

強み – WINNERの断トツのビジュアル。このイケメンな容姿でヒップホップをするとは、ありがたい限りだ。

攻略ポイント – 大衆的な歌声、同じボーカルのカン・スンユンとナム・テヒョンの強い個性の仲裁役にぴったり。

彼に願う – JYPとの“一騎打ちバトル”で歌詞を間違って流した弱い涙は二度と見たくない。

一行評価 – イケメンな容姿に相応しく少し弱々しい性格が弱点。ヒップホップの魅力といえばタフさなのだから。

イ・スンフン(Lee Seung Hoon) 1992年1月11日生まれ

強み – 感性的で感情に忠実なダンスの実力。単なるダンスを超えて1つの芸術作品を見ているようだ。

攻略ポイント - SBS「K-POPスター」で、TOP4まで進出し、老若男女から支持を得る能力。もしかすると、実力よりすごい能力なのかも知れない。

彼に願う – Mnetで見せてくれた向こう見ずの天然の魅力、これからもふんだんに見せてくれますように。

一行評価 – Aチームが優勝した後も喜びよりはBチームへの申し訳なさのため涙を流した温かい釜山(プサン)の男。その1シーンでもイ・スンフンの紹介は十分だ。

ソン・ミノ(Song Min Ho) 1993年3月30日生まれ

強み – アンダーグラウンドではかなり有名な実力派のラッパー。以前Block Bのメンバーと一緒にトレーニングをしたBlock Bの元年メンバーだ。

攻略ポイント – G-DRAGONとSOLを巧妙に混ぜたような顔が魅力的。

彼に願う – G-DRAGONのように反抗的なラップも、SOLのような黒人ソウルR&Bも聴きたい。

一行評価 – はっきりとした目鼻立ちに武装解除され、目で笑う姿はファンの財布も武装解除させる。

カン・スンユン(Kang Seung Yoon) 1994年1月21日生まれ

強み – 高い認知度。顔を見ただけで「本能的に」が自然に連想されるほど。

攻略ポイント – ハスキーな中低音域の歌声、そして天才的な作曲の実力。YGらしい。

彼に願う – ロッカーの本能に隠された慶尚道(キョンサンド)方言は維持してもらいたい。

一行評価 – 94年生まれの末っ子でありながらリーダーになった。死んだ歌も生きかえらせる能力者であるだけに、WINNERも仲睦まじくリードしていきそうだ。

ナム・テヒョン(Nam Tae Hyun) 1994年5月10日生まれ

強み – 低音と高音を網羅する広い音域。ナム・テヒョンの歌声を愛さずにはいられない。

攻略ポイント – G-DRAGONを凌駕できる可能性を持つ潜在的なファッションリーダー。ファッションコミュニティでは、すでにG-DRAGONレベルのワナビー。

彼に願う – 八の字の眉とセンター分けした髪は変えないでほしい。

一行評価 – 彫刻のような美男子ではないが、子犬のような容姿はお姉さんファンをノックダウンさせるのに十分。

GOT7

「10点満点に10点」。GOT7は、JYPエンターテインメントで6年ぶりに披露する男性アイドルグループだ。華麗なパフォーマンスとサーカス並のマーシャルアーツトリック(武術の要素を盛り込んだ動作をベースにした派手な技術で、キックやターニングなどの武術的要素にブレイクダンスのスタイルを取り入れたジャンル)を披露する“2PMジュニア”だ。

パク・ジェボムの脱退で今は6人組で活動している2PMの初期のように、GOT7も7人組。しかも、ニックンと同じタイ出身のメンバーがいることがただの偶然の一致だろうか。

WINNERとは違って、GOT7はすでに2ndミニアルバムを発売し、精力的に活動している。今年、ミニアルバム「Got it?」でデビューし、「Girls Girls Girls」で活動したが、期待していたほどの成果は挙げられなかったのが事実だ。しかも、JJ Project出身で、GOT7を知らせる期待株とされていたJBとジュニアは人々の脳裏に深く印象付けることができなかった。しかし、早まった判断をしてはいけない。最近、一番ホットなグローバルスターEXOも1年以上も注目を集めなかったためだ。

GOT7は、今回のアルバムを通じてgodと2PMに続く“パク・ジニョン流国民的アイドル”のバトンをもらおうとしている。パワフルなパフォーマンスが目立った「Girls Girls Girls」とは違って、2ndミニアルバムのタイトル曲「A」は、大衆的で“彼氏アイドル”のイメージにフォーカスを当てた。見ているだけでも微笑ましくなる7人の少年が「君が僕のことが好きなのは、すでに君の顔に書いてあるよ」と歌いながらカメラを見つめていると、歌声より大きいお姉さんたちの歓声がテレビから出てくるような気さえする。そして最後につたない韓国語で「今日から僕たちの1日目にしよう~」と直撃弾を投げるような歌詞を聞くと、それこそゲームオーバーだ。

GOT7には、7人のメンバーのうち外国人が3人も含まれている。台湾系アメリカ人のマーク、香港のジャクソン、タイのベンベンがGOT7の海外進出をさらに活発にさせる見通しだ。2PMが日本と中国だけではなく、ニックンの影響によりタイでも高い人気を得ていることを考えると、JYPの海外進出戦略がどれほど高度化されたか感じることができる。10人を超える大規模なアイドルに慣れてきて、今はお姉さんファンたちもすぐに覚えられる名前、JB、マーク、ベンベン、ヨンジェ、ユギョム、ジャクソン、ジュニア。これまで一体どこで隠れて暮らしていたのか疑問に思われるほど、爽やかな少年たちの今後が期待される。

JB(イム・ジェボム:Im Jae Bum)1994年1月6日生まれ

強み – 演技アイドルでリーダー。KBS 2TV「ドリームハイ2」とMBC「男が愛する時」に出演したが、まだ演技力について論じる段階ではなさそうだ。

攻略ポイント – ビーボーイングと作詞・作曲まで、何でもできる万能アイドル。

彼に願う – すぐにカッとなる性格だそうだが、性格は直したと信じたい。

一行評価 - JJ Projectとしてアルバムも出した。シン・セギョンの弟役としてドラマにも出演した。これから本格的な人気が期待できそうだ。

ジュニア(パク・ジヨン:Park Jin Young) 1994年9月22日生まれ

強み – キム・スヒョンと2PM テギョンを妙に混ぜたような容姿。この新鮮な組み合わせがこんなに微笑ましい結果だなんて。

攻略ポイント – JBと一緒にJJ Project歌手としてデビュー、演技アイドルのキャリア。

彼に願う – 顔だけを見ると俳優のような顔。「月から来たあなた」撮影はどうだろうか。

一行評価 – 父からの「お前は何をやってもダメな奴だ」という一言で歌手デビュー。それほどの根性なら第3世代アイドルも問題なさそうだ。

マーク(Mark Yi-Eun Tuan) 1993年9月4日生まれ

強み – GOT7のビジュアル担当。長兄だがベビーフェイスだ。中低音域の歌声はさらにギャップ。

攻略ポイント – 台湾系アメリカ人らしく、つたない韓国語。でも、言葉など要らない。彼の笑いで全部わかるような気がする。

彼に願う – ステージで飛び回り、セクシーダンスも一度見てみたい。

一行評価 - SBS MTV「I GOT 7」第5話を見た人ならわかるはず。いかにドアップにしてもマークはイケメンでイケメンでイケメンだ。

ベンベン(BamBam) 1997年5月2日生まれ

強み - 2PM ニックンと同じタイ出身。タイには美男子が多いようだ。

攻略ポイント – 97年生まれの末っ子。お姉さんファンにはあまりにも年下なのかもしれない。

彼に願う – 一目で見ても幼そうな容姿で、今後の成長に期待満載だ。

一行評価 – 頭の天辺から足の爪先まで愛嬌たっぷりのかわいい末っ子。

ヨンジェ(Choi Young Jae) 1996年9月17日生まれ

強み – GOT7のメインボーカル。1ヶ月間トレーニングを受けて6ヶ月間練習してデビューした割にはかなりの実力だ。

攻略ポイント – Vラインでありながら、丸い顔がいい調和をなしている。

彼に願う - 「ヨンジェ狩り」される時には可愛すぎる。申し訳ないがずっといじめられてほしくなる。

一行評価 – オリコンチャート1位を獲得した2PMのJun. Kの後を継ぐJYPの代表ボーカリスト。

ユギョム(Kim Yu Gyeom) 1997年11月17日生まれ

強み - 「アドレナリン・ダンスバトル」で2位を獲得するほど優れたダンスの実力。中学の時に撮ったハウスダンス映像は、文字通りレジェンドだ。

攻略ポイント – GOT7の最長身。末っ子で身長も高いから天が二物を与えたようだ。

彼に願う – 好きなガールズグループはf(x)だという。そんなに率直に堂々と単刀直入に言うと、お姉さんファンの心は痛む。

一行評価 – 普段は大人しい彼だが、音楽さえ流れれば、GOT7の長兄と言われても信じてしまうほどだ。

ジャクソン(Jackson Wang) 1994年3月28日生まれ

強み – 香港代表フェンシング選手出身。スポーツで鍛え込まれたボディはさすがに違う。

攻略ポイント – チーム内でマークと一緒にマーシャルアーツトリックを担当している。GOT7をさらに特別なグループにさせる中心メンバー。

彼に願う – ユーモアセンスがSUPER JUNIOR ヘンリー級だそうだが、韓国式の軍隊経験をおすすめしたい。

一行評価 – メンバーの中で一番個性的で最初に目に付いたメンバー。第一印象と同じくその魅力を失わないように。

記者 : キム・ドゥリ