B.A.Pリーダーの魅力的な発言まとめ“バン・ヨングク語録” ― 惚れるしかない戦士たち Vol.3

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B.A.Pのリーダーバン・ヨングクは口数が少ない方だ。あるラジオ番組でマネージャーが「リーダーなのに前に出ることが好きでないことが短所だ」と話した時も、バン・ヨングクは「僕よりもメンバーたちの方がもっと話し上手だから」と謙遜して話した。慎重にゆっくりと一言ずつ話すため耳を傾けるようになるバン・ヨングクの言葉。いつの日かテレビで彼がよくしゃべる日が来ることを願う気持ちを込め、「1004(Angel)」でカムバックした後に出演した番組の中から印象に残ったバン・ヨングクの発言をまとめてみた。胸の中にしまって、思い出す度にまた確認したくなる“バン・ヨングク語録”!ところでこの男、実は“愛嬌王”だったのか?

発言その1

今何と言った?“ベイビー”?「もし彼女がバン・ヨングクのことを“ハニー”と呼んだら、バン・ヨングクは彼女のことを何と呼ぶ?」という質問に、バン・ヨングクは一寸の迷いもなく「えーと、ベイビー」と言った。その瞬間、「そう、私がその“ベイビー”です!」と思ったリスナーは少なくないだろう。もしくは、タイムマシンに乗って過去に戻り、本当にバン・ヨングクの“ベイビー”になってしまおうと思った人もいるだろう。ところで、バン・ヨングクがその言葉の最後に笑顔を見せたような気がしたが、あれは笑っていたのだろうか?それからラジオDJに一言、心臓の奥から伝わるバン・ヨングクの美しい低い声が地獄から来たような声だなんて、とんでもない。もう一言付け加えると、メンバーたちが「本当に鳥肌が立って死にそう」と思うような激しい反応を見せても、たまには「ベイビー」と呼んでほしい。

発言その2

メンバーたちが見せた愛嬌たっぷりなモーニングコールに続き、バン・ヨングクも寝る前に恋人に言う言葉をコメントした。隣に座っていたヒムチャンから愛想の短期教育を受けた彼は、最初はまるでひよこのように小さく可愛い声で「お休みなさいマイダーリン、ウチュチュ(赤ちゃんをあやす時の言葉)」とコメントした。しかし、それでは弱いというDJの意地悪なコメントに再度勇気を出したバン・ヨングクは、なんと「お休みなさいマイダーリン、ウチュチュ、トダットダッ(肩をたたいて慰める表現)、フギュフギュ(しくしく)」と言った。その後、しばらく頭を上げることが出来なかった彼は、ついには拍手をして自分を慰めた。本人は魂まで全て抜けてしまったかのような感じだったのかもしれないが、リスナーは爆笑した。ベストを尽くしてくれたバン・ヨングクにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたい。そう、目を強く閉じ息をするのを我慢すれば、世の中に不可能なことなんてない。

発言その3

数え年で25歳のバン・ヨングクが意外にも愛嬌たっぷりだというマネージャーの発言。愛嬌など振舞ったことがないと知らん振りをするバン・ヨングクであったが、ヨンジェが兄さんはリーダーだから、皆が疲れている時はマネージャーの皆さんに愛嬌たっぷりの声で話していると証言した。その言葉にラジオDJが、もし釜山に3往復くらい運転して疲れ果てている状況を仮定して、マネージャーたちに“プインプイン ”(かわいこぶって愛嬌を振りまく様子を表す)の愛嬌を見せてとリクエストすると、瞬時に彼の愛嬌が表れた。「マネージャー兄さん」でもない「マネージョ?」という発音で“バン・ヨングク風”の愛嬌を無限に発揮した。今後は彼を“愛嬌の王”と呼んでも良いだろう。リーダーとして人と人との関係を上手く築かなければならないことをよく分かっている彼は、少しぎこちないが誠実さのある愛嬌で雰囲気を和らげるため奮闘している。

発言その4

2月12日、MBC MUSIC「SHOW CHAMPION」で1位となったB.A.P。リーダーバン・ヨングクはデビュー後初めての1位にも関わらず、感謝の気持ちを伝えたい人たちの名前を一人一人丁寧に言うという落ち着きを見せた。その後、最後に「期待を歓呼に変える……」と言いながら、浮き立つ気持ちを隠せなかったのか「フフ」と笑みがこぼれた。トロフィーを手に持ち調子に乗って踊り、正体不明の腕を揺らすダンスを披露した。さらに、カメラに向かって投げキッスをしたりして彼の愛くるしい魅力を発揮し、人々を笑顔にさせた。大きなプレッシャーを抱えてリリースした1stフルアルバムで良い結果を出すことができ、誰よりも嬉しかったB.A.P。キラキラ輝く瞳のバン・ヨングクに代表として一言伝えたい。あなたたちはいつも歓喜に満ちており、幸せだ。

<番外編>

2月15日、SBS「人気歌謡」で1位を獲得した後、バン・ヨングクのTwitterには喜びと興奮がそのまま感じられるコメントが2件掲載された。個人的な領域でもあるTwitterの書き込みを公開した理由は、バン・ヨングクが自分の感情を最も上手く表現できるのが“言葉”であると判断したからだ。同じ所属事務所のSecret ジウンの「みんな、私も投票したよ。頑張れ!B.A.P」という書き込みに対し、バン・ヨングクは「アアミュンファムニュマムニュトゥトキミ?」と書き、たった一文字だけをまともに書き、デヒョンの1位の感想の書き込みには「ジロヌニョヌノリトゥヌムマエイノデュタ」と書き込んだ。「本当に……」と始まると思ったが、何て書いてあるのか全く分からない書き込みを見て爆発してしまった。面白いからではなく、嬉しい感情を隠さずに表現したバン・ヨングクが格好良かったからだ。彼のタイムラインに残った不完全な二つの書き込みは、どんな文章よりも素直で魅力的だった。

記者 : イ・ジョンファ、写真提供 : SBS, MBC, MBC MUSIC、翻訳 : チェ・ユンジョン