イ・スンヨン&パク・シヨンにプロポフォールを投薬した医師、陳述を翻す「虚偽の陳述があった」

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写真=TVレポート DB
女優イ・スンヨンとパク・シヨンにプロポフォール(向精神性医薬品に分類された睡眠導入剤)を常習的に投薬した疑いがかけられている医師A氏が、検察の主張を全面的に否定した。

28日午前、ソウル瑞草(ソチョ)区ソウル中央地方裁判所523号では刑事9単独ソン・スジェ裁判官の審理で、麻薬類の管理に関する法律違反の疑いで不拘束起訴された女優パク・シヨン(34)、イ・スンヨン(45)、チャン・ミイネ(29)に対する結審公判が行われた。

当初結審公判は7日に行われる予定であったが、検察側が新しい証人2人を追加で申請し、28日に延期された。この日の公判では、検察が出席を求めた証人2人に対する審問とともに女優3人をはじめとする被告人たちに対する検察の求刑が行われた。

この日、医師のA氏は診療記録簿の破棄に関して4度の陳述過程で翻しがあった理由を明かし、ともに起訴された芸能人たちのプロポフォールへの依存性に対する検察の主張を全面的に否定した。A氏は「検察の調査過程でイ・スンヨンとパク・シヨンに依存性があったと陳述したが、事実ではない」と答えた。「虚偽の陳述だったのか」と問う検察側の言葉にA氏は「検察側で調査に協調してほしいと求めたので、その一環としてそう答えた。当時パニック障害があって、拘束されたくないという気持ちがあった。善処してもらえるという言葉にそう陳述した」と明かした。

A氏は診療記録そのものを破棄し、議論となっていた。診療記録の破棄をめぐって4度も自身の陳述を翻した理由についてA氏は「最初のところは正確に覚えていない。しかし、できるだけ協力しようとする趣旨でそう答えた。全く覚えていないが、その状況から逃れたかった」と答え、これまでの陳述をすべて翻した。

A氏は「イ・スンヨンの所属事務所の代表の要求で破棄していた」とし、この過程で病院の職員に虚偽の陳述を命じた追加訊問については「押収捜索があってから、対応方法を探した。その中で職員たちとどうすればいいのか悩み、話し合いながら虚偽の陳述を命じた」と打ち明けた。

A氏はイ・スンヨンとパク・シヨンの「追加投薬の要求」についての虚偽の陳述を認め、「昔のことなので覚えていない。検事が認めることにしようと話したからそれに合わせてストーリーを導いただけであり、違法を犯したことはない。その中で僕の本当の気持ちも出たけれど、ストーリーに合わせて答えただけだ」と主張した。

プロポフォールに関する公判は3月、検察がパク・シヨン、イ・スンヨン、チャン・ミイネの3人の女優をプロポフォールの常習的投薬の疑いで書類送検したことを皮切りに7ヶ月間続いてきた。検察はパク・シヨンは126回、イ・スンヨンは111回、チャン・ミイネは95回プロポフォールを投薬したと主張した。しかし、パク・シヨンとイ・スンヨンは投薬の回数が合っていないと主張し、3人とも医師の処方のもとでの適法なプロポフォール投薬であったと主張してきた。

記者 : ムン・ジヨン