SM&YG&JYP&スター帝国、音源使用回数の操作行為に対する告発状を提出

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写真=SM、YG、JYP、スター帝国 公式サイト
SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、スター帝国の4社が、音源使用回数の操作行為に対する調査を求める告発状をソウル中央地方裁判所に提出した。

7日、4社側によると、音源使用回数の操作行為はプロモーション目的で自社所属のアーティストの音源を音楽チャートの上位にランクインさせるための手法だ。このため、最近歌謡界の流通秩序が乱れているという。

使用回数の操作によって音楽チャートの上位にランクインした音源は人気曲となり、ランキング制が復活した音楽放送でもそのまま紹介されて音楽市場を撹乱させている。

4つの事務所は「最近、地上波およびケーブルチャンネルの音楽番組は音源チャートを基準にランキングを決める方式を採用している。新人歌手はもちろん、既存の歌手が所属している事務所こそ音源使用回数の操作誘惑に揺らいでいる」と口を揃えた。

5月の著作権法改正以来、音楽配信サイトのユーザーが月極めで音源ストリーミング商品を利用する場合、音源に対する権利を持っている人物は音源従量制方式で著作権料を精算してもらうことができる。このため、デジタル音源使用回数の操作行為によって、経済的利益を取ることも可能なのだ。

デジタル音源使用回数操作行為のパターンは以下である。特定ID、類似ID、特定IPアカウントで特定曲に対する再生を繰り返す。ストリーミングの再生時間が1分を越えるとランキングに反映されるという点を悪用し、同じ音源を再生する。音源プレーヤーに1分経過時点を指定し、1分を越える自動で次の曲に移るようプログラムを設定する。数百個以上の再生機器に同一IDで接続した後、1秒単位の間隔ごとに再生されるようにする。他にも、デジタル音源使用回数の操作方法はより知能化、大型化している。

音楽配信サイトを運営する会社の関係者は「普通に『全曲を聴く』を利用する場合、4分程度かかる。24時間繰り返して再生するとしても、最大ストリーミング回数は360回だ」とし、「最近行ったモニタリングの結果、特定IDで聴いた特定曲のストリーミング回数が1000回を超える場合もあり、1万件を超える場合まであった」と明かした。

SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、スター帝国側は「正しい方法で創作物を流通する企画社の創作かつ制作の動機を損なわせていることを知らせるための措置だ。音楽生産者たちを不精な誘惑に陥らせる混濁なデジタル音楽市場に警鐘を鳴らすことになると思う」と伝えた。

また、「正当に音源を発売し、流通活動をしている企画社たちが不利益を被り、デジタル音楽サイトの公正さに対する信頼を損なわせるデジタル音源使用回数の操作行為は即時中断するべきだ」とし、「デジタル音楽業界が自浄努力を行い、使用回数の操作行為に対する制裁方案を設け、デジタル音楽市場の秩序を乱す行為を防ぐ必要がある」と付け加えた。

記者 : キム・イェナ