「最高です!スンシンちゃん」タイトル論争にもかかわらず視聴率好調…主な視聴層は?

OSEN |

写真=KBS
イ・スンシン卑下論争の中、不安なスタートを切ったKBS 2TV週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」の視聴率が上昇し、週末ドラマのトップの座をキープしている。論争に対するネットユーザーのたちの攻撃にも関わらず「最高です!スンシンちゃん」は好成績を続け、安定圏に入った様子だ。

24日に韓国で放送された「最高です!スンシンちゃん」は26.2%(ニールセン・コリア、全国基準)の視聴率を記録、自己最高視聴率を更新した。それだけでなく、同時間帯に放送されたドラマはもちろん、1週間のドラマの中でもKBS 1TV毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)「がんばれ、ミスターキム!」に次ぎ2位に名を連ねた。

放送当初、「最高です!スンシンちゃん」はイ・スンシン将軍卑下という、予想外の暗礁に乗り上げた。ネット掲示板はこれを非難する書き込みで溢れ、ある青年連合は裁判所に「ドラマのタイトル、主人公の名前使用禁止及び放送禁止と著作物処分禁止仮処分申請」を内容にした仮処分届を提出した。制作スタッフが積極的に解明したものの、世論の怒りは収まらなかった。

しかし、このような論争の影響の懸念とは裏腹に、ドラマの視聴率は高止まりしている。第6話の放送を終え、視聴率30%を目前にしている。

このような現象は、ネットで積極的に意見を示す若年層より、中高年がドラマの主な視聴層であるためだと思われる。「最高です!スンシンちゃん」の9日から17日までの性別ごとの視聴率を見てみると、60代以上の女性が22.3%で最も高く、60代以上の男性が17.2%で後を追っている。また、10%以上の割合を占めた年齢は50代の男性、30代の女性、40代の女性、50代の女性など、中年層以上だ。

このように「最高です!スンシンちゃん」は、ネット上では直ぐにでも放送を終了させなければならないほどの危機に晒されているかのように見えたが、実はネットでの反応とは違い、中年以上の視聴者から愛されKBS週末ドラマの名声を受け継いでいる。このようなケースは一般的にネットを中心に反応が測定される人気と、実際の視聴層が異なるケースと言えよう。

昨年放送されたKBS 2TV「棚ぼたのあなた」は、視聴率と人気をいずれも手にしたドラマだった。当時「棚ぼたのあなた」は、人口の半分が視聴したとする50%に近い視聴率を記録し、“シーワールド”という新語と共にシンドロームを巻き起こした。まだストーリーが多く残っている「最高です!スンシンちゃん」が「棚ぼたのあなた」のように、視聴率だけでなく、大衆の関心までをも手に入れられるのだろうか。

記者 : パク・ジョンソン