チェ・ジンシル家の悲劇の歴史…悪質なデマや書き込みに警鐘が鳴る

OSEN |

再び悲劇が発生した。故チェ・ジンシルさん、チェ・ジニョンさんが自ら命を絶った中、故チョ・ソンミンさんまで自殺として判明され、再び悪質なデマと書き込みに対する批判の声が高まっている。

7日の午前、江南(カンナム)聖母病院で行われた故チョ・ソンミンさんの司法解剖の結果、首吊りによる死亡との1次所見が発表され、故チェ・ジンシルさん家族を巡る悲劇的な事件の原因の一つに挙げられている、悪質なデマと書き込みを根絶すべきだとの意見が提示されている。

2008年、最も先に命を絶った故チェ・ジンシルさんは、極端の選択をするまで悪質なデマに悩まされた。彼女と仲が良かったお笑い芸人のチョン・ソンヒの夫、アン・ジェファンが自殺した後から出回ったデマがそれだ。

いわゆる「証券街チラシ(証券街を中心に出回る噂のこと)」に含まれた悪質なデマは、故人が借金と関わっているとの内容を盛り込み、一瞬で広まり、これに関する悪質な書き込みが故人を精神的に追い詰める原因となった。

故チェ・ジンシルさんの死は彼女の弟、故チェ・ジニョンさんが命を絶つに置いて最も直接的な原因となった。親しかった姉の死は、故人には衝撃となるしかなかった状況。故人は眠れないほどの深刻なうつ病に悩まされたと言われている。

故チェ・ジンシル兄弟の悲劇は、故チョ・ソンミンさんにまで繋がった。チェ・ジンシルさんの突然の死と、チェ・ジニョンさんの死亡に対する非難の矛先は、チェ・ジンシルさんと離婚したチョ・ソンミンさんに向けられた。財産や子どもの親権問題が取り上げられ、故チョ・ソンミンさんは数多くの悪質な書き込みに悩まされた。

何回もインタビューを通じて精神的な苦痛を訴えた故人は、結局その状況を克服できず、極端の選択をしてしまった。

このように故チェ・ジンシルさん家族を巡る相次ぐ悲劇に、悪質的なデマと書き込みがある程度原因として働いたと分析され、ネットユーザーは「これからは悪質書き込みは無くなるべきだ。浄化機能が必要だ」「もう1人の尊い命が亡くなった。悪質書き込みを掲載する人たちは反省しろ」などとの批判の声が高まっている。

記者 : キム・ギョンジン