「赤道の男」視聴率1位の秘訣は“50代主婦パワー”?

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KBS 2TV水木ドラマ「赤道の男」(脚本:キム・インヨン、演出:キム・ヨンス)が、同時間帯の視聴率1位となった秘訣は“50代主婦パワー”だということが明らかになった。

25日、視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチによると、「赤道の男」第1話の主な視聴者層(全国基準)は、集計の結果50代女性であったという。「赤道の男」の視聴者は、そのうち50代女性の比率がもっとも高く19%で、60代女性は17%だった。これに比べ50代男性は15%、40代女性は14%、10~20代の男女は5%未満だった。

そして第2話の視聴率も同様の比率だった。50代女性が22%ともっとも多く、60代女性は21%、40代女性は13%となり、“50代パワー”がもっとも強いことが明らかになった。一方、50~60代の男性はそれぞれ12%、11%と低い割合だった。

「赤道の男」がSBS「屋根部屋のプリンス」とMBC「キング~Two Hearts」を抜いて視聴率1位となった18日の第9話も、同様の結果となった。50代女性が1位で、60代以上の女性が2位だった。30~40代男性が「赤道の男」の主な視聴者層ではないかという予想とは異なり、50代女性の視聴者層がもっとも厚いことが証明されたのだ。

50代女性は、一度見始めたチャンネルは簡単に変えないなど、“チャンネルに対する忠誠度”が高いという特徴があると言われる。また夕方や夜の時間帯に家にいる場合が多く、チャンネル決定権を持っている確率も高い。

これに関してAGBニールセン・メディアリサーチのある関係者は「『赤道の男』の主な視聴者層が50代女性だという結果は自然な現象」だと言う。しかし「両親と娘が同じ番組を見るときには3人全員を入力することになっているが、時々母だけが測定される場合がある。そんな場合には仕方なく50代女性だけが集計されることもある」と付け加えた。

つまり、夫が一緒に見ていても、50代女性だけが集計される場合もあるという説明だ。この関係者は「20~30代の場合、ドラマを視聴するプラットフォームが多様であるため、主な視聴者層として数えられていない状況だ。ネット上でドラマをもう一度楽しむことや、DMB(Digital Multimedia Broadcasting:日本のワンセグに相当する)を通じた視聴は視聴率集計の対象にならないためだ。よって、テレビに馴染み深い50代女性が視聴率を左右する重要な存在になりつつある」と述べた。

18日に放送された「赤道の男」は12.0%の視聴率を記録し、同時間帯でトップとなった。19日の放送は1.0%が上がった13.0%と集計された。

記者 : クォン・ヒョクギ