5月全国ロードショー!映画「サニー 永遠の仲間たち」人生で一番輝いていた日々を思い出す

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韓国で口コミが広がり740万人を動員した2011年大ヒット作「サニー 永遠の仲間たち」がついに5月日本で公開される。

前作「過速スキャンダル」(08)で830万人を動員したカン・ヒョンチョル監督の新作「サニー 永遠の仲間たち」は、7人の40代女性たちが25年の時を経て再び輝きを取り戻す物語。母親の昔の写真を見てこの作品を着想したという彼は、現在と過去を行き来する手法を使って、登場人物が辿ってきた人生の悲哀をくっきりと浮かび上がらせる。


人生で一番輝いていた日々が また、やってきた

70~80年代洋楽とともに綴られる“人生で一番輝いていた日々”
25年前のあの頃のように、私たちはまた輝いていく

気がつけば40代に入り、“人生はこんなもの”と思いながら、ほんの2%くらい何かが足りないような気もしていたナミ。友人との偶然の再開をきっかけに、夢であふれていた日々を思い出し、仲間たちの皮肉な現実に直面しながらも、再び友情と人生の輝きを取り戻していく――。

「サニー 永遠の仲間たち」は観る人の胸の中にずっとしまわれている、まぶしい日々の記憶も呼び起こし、あたたかい感動で満たしてくれる。そして、こんなふうに語りかけてくる。あなたたちだってもう一度、輝いていたあの日に帰ることができるのだと。

舞台となる80年代は、世界中でポップ・カルチャーが咲き乱れた文化的な爛熟期。新しいファッションが生まれ、ディスコ・ブームが巻き起こり、MTVを通じて米英のポップ・ミュージックが若者たちの心に突き刺さった。それは韓国も例外ではない。ここ数年、世界的に80'sカルチャーが再びメディアをにぎわせる中、韓国でも人気TV番組が80年代に流行した音楽や映画を多く引用するなど、幅広い年代の注目を集めている。

本作は、緻密な時代考証に基づき、80年代の模様を忠実に再現している。そして印象的な音楽の数々は、観る人のノスタルジーに直接的に訴えかける。シンディ・ローパーが歌う「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」に、彼女の名曲を日本でも人気のジャズ・デュオ、タック&パティがカバーした「タイム・アフター・タイム」。そして本編のテーマ曲ともいえる当時ヒットしたディスコ・ミュージック「サニー 永遠の仲間たち」。80年代ならではの甘く切ないメロディーが、映画そのものの内容と重なり、深く心に染み込んでくる。

古きよき時代への心あたたまる思いと郷愁を提供してくれる「サニー 永遠の仲間たち」は5月よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国ロードショー。

記者 : Kstyle編集部