Vol.2 ― JYJの人気:南米レポート“4日前から野宿…熱狂する理由とは?”
TVREPORT |
1年程前から始まったK-POPブームは、JYJのチリ公演を通じて満足のいく成果をあげた。
チリでのコンサートだったが、JYJのコンサートを見るために、ブラジルやアルゼンチン、ボリビア、ペルー、スペイン、スウェーデンなどからも、時間とお金を惜しみなくかけたファンたちが集まった。
4日前から会場の前に並び、JYJを待っていたファンやJYJを迎えるために3日前から空港で待っていたというファン、22時間もバスに乗ってただJYJを見るためだけに生まれて初めてサンティアゴに来たというファン、コンサートを見るためにアルバイトをしたというファンなど、JYJとK-POPに熱狂するファンに会い、彼らのリアルな声を聞いてみた。
9日午後9時(現地時間)、チリのサンティアゴにあるTEATRO CAUPOLICAN(テアトロ・コンポリカン)で開かれた「JYJ South America Tour 2012 In Santiago, Chile」公演では、約3000人のファンが参加した。
ライブが始まる前から、会場の雰囲気は熱かった。海外からチリに駆けつけた海外ファンの反響も大きかった。
ボリビアから来たMonica Sanchez Olmod(21)、Geivanna Galvez Surculento(26)、Carolina Chalco(19)は「先週の土曜日にサンティアゴへ来た。JYJの音楽や彼らのコンサート映像は、私たち3人に希望を与えている。空き時間には彼らのダンスを真似するのが一番楽しい。インターネットだけで見ていた彼らのライブを、実際に見られるなんて夢みたいだ。一晩中外で待っていても、彼らに会えると思うと疲れなんて吹き飛ぶ。むしろとても楽しみでワクワクしている。南米に来てくれて本当に嬉しい。今日のライブが終わったら、リマでのコンサートを応援するためにペルーへ向かう」と述べた。
アルゼンチン国籍のEliana Tevez(23)、Debora Silva(22)、Karina Biglia(21)は「まだ十分にお金を稼げていないので、何週間もお金を貯めた。それでチケットを買って、交通費もやっと確保できた。でも、チリで私が最も好きなアーティストに会えるなんて想像もしていなかった。アルゼンチンに来てくれたらもっと良かったけど、彼らに会えるだけで嬉しい。JYJのチリコンサートは私たちにとって良い思い出となるだろう」と話し、興奮を抑えきれない様子だった。
スウェーデンから飛行機で飛んできたというAndrea Briceno(19)は「スウェーデンからマドリードまで4~5時間、マドリードからチリまで6時間の、合わせて15時間をかけて今回のコンサートを見に来た。JYJが大好きなのに、彼らのヨーロッパコンサートに参加できず、本当に残念だった。今回チリでコンサートをするという話を聞いて、アルバイトをしてお金を貯めた。私の夢は、死ぬ前に一度JYJと一緒に歌うこと。私はチリ人でもないし、野宿は危ないだろうけど、良い席でコンサートを見るためには仕方がない。とりあえずライブが見れると思うと、わくわくして仕方がない」と話した。
JYJを見るために会場前で4日前から並んでいたというチリ人のMargorie Perez(25)は「月曜からここで野宿をしていた。毎朝来て、夜遅くまで自分の場所を守った。待っていた4日間、辛いと思ったことはない。逆にJYJに近づいている感じがしてとてもいい気分だったし、興奮した。JYJが空港に着いた時に迎えに行ったが、自分の席を取られるかもしれないので、場所取りは従兄弟に任せて空港に行ってきた。生で見た彼らはとても素晴らしかった。遠くからだったが、一目で分かった。明日コンサートがあるというのが信じられない」と興奮した気持ちを伝えた。
JYJのチリファンの中には、男性ファンもたくさんいた。
男性ファンであるMaicol Castillo(19)は「コンサートの日が僕の誕生日だ。JYJのライブは僕の人生最高のプレゼントだ。そんな彼らに感謝の気持ちを伝えようと3日間空港で待った。チリに彼らが来ているということが今も信じられない。来てくれてどうもありがとう。6年間、彼らのファンだった。JYJは僕に力をくれる。これからも南米に来てほしい」と話した。
もう一人の男性ファンであるDiego Vidal Covarrubias(21)は「ビニャ・デル・マールから2時間かけてサンティアゴに来た。JYJのコンサートを見るために火曜からサンティアゴで待った。6年近くのファンだ。メンバーのパフォーマンスが大好き。特にジュンスの歌は最高だ。『In Heaven』を練習して、一緒に歌った。一緒に歌えてとても嬉しかった。JYJのコンサートを見るというのは、漠然とした夢に過ぎなかった。でも、その夢が叶った。この目で見た彼らのライブは期待以上だった。次のワールドツアーもぜひ参加したい」と答えた。
また、友達同士ではなく、姉妹で会場を訪れたファンも注目を集めた。
Tamara Vazquez(25)とRosario Vazquez(18)は昨年10月に開かれたJYJのスペインコンサートにも参加していたという。二人はペルーコンサートのチケットも購入し、再びJYJに会えるということに喜んでいた。
二人は「JYJの公演はバルセロナで初めて見た。言葉は問題にならない。ファンとともに呼吸してコミュニケーションをしようとしている姿がとてもカッコ良かった。JYJは楽しむことのできるアーティストだ。だから、彼らのコンサートはとても美しい。16時間も飛行機に乗って、スペインからチリに来た。昨日(8日)着いて、今日(9日)コンサートを待っているが、バルセロナでのコンサートを待っていた時のようにわくわくする。いや、その時よりもわくわくしてる。スペインのファンとここ南米のファンは似ているところが多い。私たちはJYJの歌や動きにそのまま反応する。自然に大きな声が出るし、ジャンプするし、熱狂する。チリ行きの飛行機代やチリの物価が高くて、そのために数ヶ月節約をした。姉は仕事をしているが、妹はそうではない。そこで妹は2ヶ月間靴に絵を描くアルバイトをした。靴1足に50ユーロをもらって、貯蓄をした」と伝えた。
Johana Lopez(25)はバスに乗って22時間をかけてチリに到着した。
彼女は「北部のアントファガスタから来た。JYJのために初めてサンティアゴに来た。ライブのことを思うと、今から足が震える。落ち着くことはできない」と感想を述べた。
韓国語も勉強しているという親子のAna Maria(54)とItzal Bidegain(16)も、コンサートを見に来ていた。
Ana Mariaは「娘にJYJのことを教えてもらった。そこで、6年前から親子でファンになった。JYJは美声で歌が上手く、ダンスも素敵なファンタスティックグループ。こんなグループはチリにいない。JYJには常に惹かれるものがある。他のアーティストは、見ていると飽きてしまうが、JYJの歌とパフォーマンスは何回見ても飽きることはない。絶対に忘れられない。JYJのことを知る前までは、韓国についてほんの少ししか知らなかった。南と北に分かれている国であるということぐらいだった。だが、JYJを知ってから韓国に関心を持つようになった。彼らがどんな国で生まれ、彼らの文化はどんなものなのか、環境はどうなのか、とても気になった。JYJがいなかったら、韓国についても何も知らなかっただろう。今は韓国語教室にも通っているし、韓国語と韓国の文化が大好きだ」と伝えた。
コンサート終了後もファンは会場周辺に集まっていた。
会場前には、数百人のファンがJYJを見るために道路に立っていた。ライブが終わった後に涙を流していたCamelia Rodriguez(19)は「バスに乗って6時間をかけてサンティアゴに来た。火曜日に着いて、空港にも迎えに行った。7年もずっと待っていたグループのコンサートを実際に見ることができて、とても幸せで涙が出る。チリに来てくれるとは思ってもいなかったので、感動した。『In Heaven』の歌詞とメロディーが大好き。インターネットで歌詞を翻訳してくれる人たちのおかげで歌詞を全部理解することができた。『カシオペア(東方神起のファンクラブ名)チリ』と『JYJチリ』、両方のファンクラブで活動している」と話した。
JYJは9日のチリ公演に続き、11日にはペルー・リマのExplanada Sur del Estadio Monumental(エクスプレナダ・ス・デル・エスタディオ・モニュメンタル競技場)でコンサートを開催した。
チリでのコンサートだったが、JYJのコンサートを見るために、ブラジルやアルゼンチン、ボリビア、ペルー、スペイン、スウェーデンなどからも、時間とお金を惜しみなくかけたファンたちが集まった。
4日前から会場の前に並び、JYJを待っていたファンやJYJを迎えるために3日前から空港で待っていたというファン、22時間もバスに乗ってただJYJを見るためだけに生まれて初めてサンティアゴに来たというファン、コンサートを見るためにアルバイトをしたというファンなど、JYJとK-POPに熱狂するファンに会い、彼らのリアルな声を聞いてみた。
9日午後9時(現地時間)、チリのサンティアゴにあるTEATRO CAUPOLICAN(テアトロ・コンポリカン)で開かれた「JYJ South America Tour 2012 In Santiago, Chile」公演では、約3000人のファンが参加した。
ライブが始まる前から、会場の雰囲気は熱かった。海外からチリに駆けつけた海外ファンの反響も大きかった。
ボリビアから来たMonica Sanchez Olmod(21)、Geivanna Galvez Surculento(26)、Carolina Chalco(19)は「先週の土曜日にサンティアゴへ来た。JYJの音楽や彼らのコンサート映像は、私たち3人に希望を与えている。空き時間には彼らのダンスを真似するのが一番楽しい。インターネットだけで見ていた彼らのライブを、実際に見られるなんて夢みたいだ。一晩中外で待っていても、彼らに会えると思うと疲れなんて吹き飛ぶ。むしろとても楽しみでワクワクしている。南米に来てくれて本当に嬉しい。今日のライブが終わったら、リマでのコンサートを応援するためにペルーへ向かう」と述べた。
アルゼンチン国籍のEliana Tevez(23)、Debora Silva(22)、Karina Biglia(21)は「まだ十分にお金を稼げていないので、何週間もお金を貯めた。それでチケットを買って、交通費もやっと確保できた。でも、チリで私が最も好きなアーティストに会えるなんて想像もしていなかった。アルゼンチンに来てくれたらもっと良かったけど、彼らに会えるだけで嬉しい。JYJのチリコンサートは私たちにとって良い思い出となるだろう」と話し、興奮を抑えきれない様子だった。
スウェーデンから飛行機で飛んできたというAndrea Briceno(19)は「スウェーデンからマドリードまで4~5時間、マドリードからチリまで6時間の、合わせて15時間をかけて今回のコンサートを見に来た。JYJが大好きなのに、彼らのヨーロッパコンサートに参加できず、本当に残念だった。今回チリでコンサートをするという話を聞いて、アルバイトをしてお金を貯めた。私の夢は、死ぬ前に一度JYJと一緒に歌うこと。私はチリ人でもないし、野宿は危ないだろうけど、良い席でコンサートを見るためには仕方がない。とりあえずライブが見れると思うと、わくわくして仕方がない」と話した。
JYJを見るために会場前で4日前から並んでいたというチリ人のMargorie Perez(25)は「月曜からここで野宿をしていた。毎朝来て、夜遅くまで自分の場所を守った。待っていた4日間、辛いと思ったことはない。逆にJYJに近づいている感じがしてとてもいい気分だったし、興奮した。JYJが空港に着いた時に迎えに行ったが、自分の席を取られるかもしれないので、場所取りは従兄弟に任せて空港に行ってきた。生で見た彼らはとても素晴らしかった。遠くからだったが、一目で分かった。明日コンサートがあるというのが信じられない」と興奮した気持ちを伝えた。
JYJのチリファンの中には、男性ファンもたくさんいた。
男性ファンであるMaicol Castillo(19)は「コンサートの日が僕の誕生日だ。JYJのライブは僕の人生最高のプレゼントだ。そんな彼らに感謝の気持ちを伝えようと3日間空港で待った。チリに彼らが来ているということが今も信じられない。来てくれてどうもありがとう。6年間、彼らのファンだった。JYJは僕に力をくれる。これからも南米に来てほしい」と話した。
もう一人の男性ファンであるDiego Vidal Covarrubias(21)は「ビニャ・デル・マールから2時間かけてサンティアゴに来た。JYJのコンサートを見るために火曜からサンティアゴで待った。6年近くのファンだ。メンバーのパフォーマンスが大好き。特にジュンスの歌は最高だ。『In Heaven』を練習して、一緒に歌った。一緒に歌えてとても嬉しかった。JYJのコンサートを見るというのは、漠然とした夢に過ぎなかった。でも、その夢が叶った。この目で見た彼らのライブは期待以上だった。次のワールドツアーもぜひ参加したい」と答えた。
また、友達同士ではなく、姉妹で会場を訪れたファンも注目を集めた。
Tamara Vazquez(25)とRosario Vazquez(18)は昨年10月に開かれたJYJのスペインコンサートにも参加していたという。二人はペルーコンサートのチケットも購入し、再びJYJに会えるということに喜んでいた。
二人は「JYJの公演はバルセロナで初めて見た。言葉は問題にならない。ファンとともに呼吸してコミュニケーションをしようとしている姿がとてもカッコ良かった。JYJは楽しむことのできるアーティストだ。だから、彼らのコンサートはとても美しい。16時間も飛行機に乗って、スペインからチリに来た。昨日(8日)着いて、今日(9日)コンサートを待っているが、バルセロナでのコンサートを待っていた時のようにわくわくする。いや、その時よりもわくわくしてる。スペインのファンとここ南米のファンは似ているところが多い。私たちはJYJの歌や動きにそのまま反応する。自然に大きな声が出るし、ジャンプするし、熱狂する。チリ行きの飛行機代やチリの物価が高くて、そのために数ヶ月節約をした。姉は仕事をしているが、妹はそうではない。そこで妹は2ヶ月間靴に絵を描くアルバイトをした。靴1足に50ユーロをもらって、貯蓄をした」と伝えた。
Johana Lopez(25)はバスに乗って22時間をかけてチリに到着した。
彼女は「北部のアントファガスタから来た。JYJのために初めてサンティアゴに来た。ライブのことを思うと、今から足が震える。落ち着くことはできない」と感想を述べた。
韓国語も勉強しているという親子のAna Maria(54)とItzal Bidegain(16)も、コンサートを見に来ていた。
Ana Mariaは「娘にJYJのことを教えてもらった。そこで、6年前から親子でファンになった。JYJは美声で歌が上手く、ダンスも素敵なファンタスティックグループ。こんなグループはチリにいない。JYJには常に惹かれるものがある。他のアーティストは、見ていると飽きてしまうが、JYJの歌とパフォーマンスは何回見ても飽きることはない。絶対に忘れられない。JYJのことを知る前までは、韓国についてほんの少ししか知らなかった。南と北に分かれている国であるということぐらいだった。だが、JYJを知ってから韓国に関心を持つようになった。彼らがどんな国で生まれ、彼らの文化はどんなものなのか、環境はどうなのか、とても気になった。JYJがいなかったら、韓国についても何も知らなかっただろう。今は韓国語教室にも通っているし、韓国語と韓国の文化が大好きだ」と伝えた。
コンサート終了後もファンは会場周辺に集まっていた。
会場前には、数百人のファンがJYJを見るために道路に立っていた。ライブが終わった後に涙を流していたCamelia Rodriguez(19)は「バスに乗って6時間をかけてサンティアゴに来た。火曜日に着いて、空港にも迎えに行った。7年もずっと待っていたグループのコンサートを実際に見ることができて、とても幸せで涙が出る。チリに来てくれるとは思ってもいなかったので、感動した。『In Heaven』の歌詞とメロディーが大好き。インターネットで歌詞を翻訳してくれる人たちのおかげで歌詞を全部理解することができた。『カシオペア(東方神起のファンクラブ名)チリ』と『JYJチリ』、両方のファンクラブで活動している」と話した。
JYJは9日のチリ公演に続き、11日にはペルー・リマのExplanada Sur del Estadio Monumental(エクスプレナダ・ス・デル・エスタディオ・モニュメンタル競技場)でコンサートを開催した。
記者 : カン・スンフン