ソン・ジホ「ソンジェ背負って走れ」でビョン・ウソクと再会“優しくて謙虚…ブレイクして嬉しい”

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写真=INYEONエンターテインメント
俳優ソン・ジホが、「ソンジェ背負って走れ」で再会したビョン・ウソクを応援した。

tvN月火ドラマ「ソンジェ背負って走れ」は、生きる意志を諦めた瞬間、自身を生かしてくれた有名アーティストのリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)と、彼の死で絶望した熱狂ファンのイム・ソル(キム・へユン)が、推しを生かすために2008年にタイムスリップするファンタジーロマンスだ。

ソン・ジホは前作のJTBC「医師チャ・ジョンスク」に続き、「ソンジェ背負って走れ」まで、出演作が連続ヒットを記録した。彼は「前作に続き、こうしてヒット作に出演できて光栄です。台本がとても面白かったですし、キャラクターとしても挑戦してみる価値のあるものだと思いました。俳優、スタッフの皆さんと四季を過ごして情も湧きました。有終の美を飾って次の作品を準備することが目標だったのですが、このように連続でヒットするとは想像もできませんでした。未来の福を少し先に引っ張ってきたのではないかと思うほどとても感謝していますし、身に余るものだと思います」と感謝を伝えた。

彼は2話を起点に、急激に高まった話題性を体感した。SNSのフォロワーも3倍ほどに増えた。ソン・ジホは「同年代の俳優たちと10ヶ月間楽しく撮影して、結果を待っている状態だったのですが、視聴率は序盤は落ち着いていました。ところが突然大きな話題になって、ある瞬間から“『ソンジェ背負って走れ』見てる?”というのが挨拶のようになっていたとも聞きました。特に2話のエンディングが話題になったと思います。僕は内容を知っていながらも、『おじさん~』とヘユンが飛び出してくるのがとても可愛かったです」と話した。

今作でイム・ソルの兄イム・グム役を演じたソン・ジホは、体を張った熱演で笑いを誘った。一番満足しているシーンを聞くと、イ・ヒョンジュ(ソ・へウォン)との“スパイダーマンキス”を挙げながらも、「思ったより弱かったかもしれないと思ったのが、スパイダーマンキスの3分後にソルとソンジェがキスをしたので、すぐに埋もれたんですよね」と冗談まじりに笑った。

イム・ソルに付き合っていることがばれないようにするため、イ・ヒョンジュと池に落ちたシーンも忘れられないシーンだった。ソン・ジホは「現場に代役の方がいらっしゃったのですが、ソ・ヘウォンさんさえ良ければ僕がやると言いました。ヘウォンさんも勇気を出してくれて、鯉がいっぱいいる池に落ちました。撮影後にシャワーを浴びても、ずっと池の匂いがしていました。安全対策は万全だったので、俳優としては欲を出すに値するシーンでした」と振り返った。

彼は「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」以来、久しぶりにビョン・ウソクと再会した。6人の主演俳優が初めて会った時、ビョン・ウソクを見たソン・ジホは「久々にウソクに会ってとても嬉しかったです。握手をしたら、いきなりウソクが『僕より一つ年下だったんだね?』と言いました(笑)。年齢を偽ったのではなく、92年の早生まれとして生きてきたので、ウソクとも(同じ年齢の)友達の感覚で(N․Flyingの)スンヒョプとも同じ感覚だったんです。共演するので、最初から6人でため口で話しました。ヘユンさんとため口で話した方が、演技をするには楽でした」と明かした。

続けて「『恋愛ワードを入力してください~Search WWW~』の時、僕はチームの一人で、ウソクは特別出演だったんです。10年前を基準にすると、一緒に仕事をしていた同僚たちが俳優を辞めて、今は別の仕事をしているケースが多いけれど、まだ続けている人がどこかでうまくやっていると、自分のことのように嬉しいです。ウソクも成功して嬉しかったのですが、同じ作品で共演してシンドロームを巻き起こしているのを見て嬉しかったです」とつけ加えた。

写真=tvN
ビョン・ウソクへの賞賛も惜しまなかった。彼は「今はウソクじゃなくて、本当にリュ・ソンジェになってしまいました。とても優しくて謙虚です。20代の時ではなく、もう少し落ち着いた今の年齢で、自分が持っているものをきちんと守っていくだろうと思います。本当に純粋な人です」とし「ウソクは友達だから気楽でしたし、演技について率直に聞くことができてよかったです。あるシーンでは軍隊の話もして面白かったです。背も高いので、毎日見てもカッコよかったです。傘を差してあげるシーンは僕が見てもカッコいいと思いました」と話した。

キム・ヨンス役を演じたホ・ヒョンギュとも長年の付き合いだ。最近、2人はキム・ギリの結婚式で撮った写真を公開し、視聴者たちの間で話題になった。

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ソン・ジホは「ヒョンギュ兄さんとは8年ほど前から知り合いなんです。ずっと連絡を取っていましたし、同じ事務所に所属していたこともありました。僕が台本読み合わせをした時は、兄さんはいませんでした。キム・ヨンスという人物そのものがベールに包まれていました。そしてある飲み会の時、お店に行ったら兄さんがいたんです。僕に『なんでここにいるの?』と言いました。僕も兄さんがヨンスだという話を聞いて驚きました。以前から良い関係だったけれど、今回の作品を撮影しながら頼りにもして、もっと仲良くなりました。毎晩電話して『ジホ、どうだった?』『明日の視聴率はどうなるかな』と話していました。兄さんは実際はとても面白い性格です」と語った。

「ソンジェ背負って走れ」は最終回の団体観覧、ポップアップストアなど、様々なイベントを開いた。俳優としてもこのような瞬間が不思議だというソン・ジホは、今作がより多くの人に自分を知ってもらう作品になったと語った。彼は「以前はお母さん世代が親しみを持って接してくれましたが、今回は20~40代の方たちに僕を知ってもらうことができて嬉しいです。変化した姿を見せたいと思いましたが、前作とはあまりにも違うので、気づかない方々がいらっしゃったということも意味がありました」と満足感を示した。

ソン・ジホは劇中、キム・ヘユンと本当の兄妹のような演技を繰り広げた。彼は「ヘ・ユンは演技がとても上手です。撮影に入ると急変して、ぞんざいにあしらう目で怒らせてくれました。気楽に演技ができるようにヘユンがたくさんサポートしてくれました」とし「僕より若いけれどが経験も多く、大先輩と演技するような感じがしました。そのような経験は初めてでした。偉大な人と演じているようですごく嬉しかったです」と称賛した。

また、「いつも泣かなければならないし、スケジュールもタイトで、体力的にもものすごく大変だったと思いますが、絶対にエネルギーがなくならず、疲れた様子を一度も見せたことがありませんでした。そのような姿を見ながら尊敬しました」とつけ加えた。

さらにソ・ヘウォンとはシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のようなラブラインを描いた。ソ・ヘウォンに言及するとソン・ジホは「相手役がソ・ヘウォンさんだと聞き、すごく気になっていました。業界でも演技が上手で、エネルギーも素晴らしいという話をたくさん聞いていたので、本当に楽しみでした」とし、「相性が良く、本当に気楽にできました。演技が上手な人とできてたくさん学びましたし、性格もよく合うので良い友達として仲良くしています」と話した。

彼は作品の人気に支えられ、YouTubeチャンネルも開設した。彼は「常に考えてはいたのですが、簡単なことではないじゃないですか。僕が上手くやれる分野ではない気がして悩みましたが、挑戦してみました」とし「事務所もたくさんサポートしてくださっています。チャンネルを開設したら、たくさん見にきてくれてとても不思議な気分です。『ソンジェ背負って走れ』の波及効果が恐ろしいほどです。自分の行動にもっと注意しなければならないと思います」と伝えた。

今作を通じて、以前よりコメディに自信が持てたという彼は、「今後もしこのような役のオファーが来たら、さらに補完して努力できるのではないでしょうか。全ての作品が成長になります。反省、後悔もありますが、退歩することはないと思います」と話した。

写真=tvN

記者 : イ・ハナ