ラキ、来日インタビューで語ったソロ再始動「1人で立ったステージをファンが満たしてくれた」
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個人事務所を立ち上げ、昨年11月に1stミニアルバム「ROCKYST」でソロデビューを果たし、新たなスタートを切ったラキ。今年2月には日本ファンコミュニティ会員限定イベントとファンコンサートを行い、ファンと近い距離でコミュニケーションをとった。そんな彼に、個人事務所設立の背景やソロデビューの感想、今後の目標まで、幅広い話を聞いた。
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ラキ:すごく距離が近くて、気楽な雰囲気で話ができたので、デートしているような、特別なイベントだったと思います。Hamo(ラキのファン)の皆さんも「デートしているみたい」と言ってくれていました。
――そして2月12日には横浜でファンコンサートがありました。今回、韓国では旧正月の連休でしたが、お休みもなく日本イベントの準備をされていたのでしょうか?
ラキ:そうですね、旧正月を返上して(笑)ずっと準備していました。Hamoに会えると考えたら、むしろ嬉しかったです。
――横浜のファンコンサートで特に記憶に残っているステージを教えてください。
ラキ:最後の曲「Find Me」を3回くらい繰り返して歌ったことが記憶に残っています。それからHamoの皆さんがサプライズで誕生日をお祝いするイベントを準備してくれたのですが、すごく感動的でした。
――ステージから降りてラキさんが飴を手渡ししてくれたことも、ファンの皆さんはとても喜んでいるようでした。
ラキ:やはりファンコンサートですので、少しでも近くに行きたいという思いで企画しました。飴を渡すということを理由にHamoの皆さんの近くに行けますから(笑)。
――日本のアーティストの楽曲をカバーされていましたが、キーの高い曲を見事に歌われていて話題になっていましたね。
ラキ:Mrs. GREEN APPLEさんの「青と夏」を歌いました。ファンの皆さんと会場で飛び跳ねて遊ぶことができて、清々しい感じの曲がいいなと思い、いろいろと調べた結果、この曲がいいなと思ったんですけど、確かに難しかったです(笑)。日本のアーティストではMrs. GREEN APPLEさん、優里さんが好きですが、特に最近になって日本の歌に関心が高まっていて、二組以外にもいろいろな曲を聴いています。「青と夏」を歌った後から日本の歌の魅力にさらにハマりました。
新しいスタート「1つずつやっていこうという気持ち」
――ラキさんのファンを表現する「Hamo(ハモ)」という名前ですが、どのような意味が込められているのでしょうか?ラキ:韓国語を短くした言葉なんです。ラキのファンが一つ(하나:ハナ)に集まる(모이다:モイダ)を短くして、Hamoになりました。柔らかい感じの言葉でファンのことを呼びたいと思っていたので、Hamoは発音も可愛いですし、柔らかい雰囲気の言葉なのでこれに決めました。
――昨年は個人事務所の設立からソロデビューまで、ラキさんにとって様々な変化があった年だったと思います。昨年1年を振り返っていかがですか?
ラキ:新しく始めること、初めてやることがすごく多くて、大変な思いをすることも多く、すごく忙しかったです。でも、昨年があったので今こうしてポジティブな考え、希望を持って活動ができていると思います。Hamoの応援のおかげでこうしてやってこれたと思うので、感謝しています。
――もともと個人事務所を設立する予定はなく、知識もなかったとのことですが、どのようにして個人事務所を設立することになったのでしょうか? アドバイスなどをしてくれた人はいましたか?
ラキ:Hamoに活動する姿を早く見せたかったからです。そうすると、方法がこれしかなかったと言いましょうか。会社を作りたくてスタートしたのではなく、「自分の力でアルバムを作りたい」という思いがあったからです。そのために何をすればよいかと考えていったところ、結果的に会社を作ることになりました。歌手仲間は自分で会社を作ったことはないですし、そのような知識を持っている人もいなかったので、自分より年上の方々にたくさん質問し、相談しました。スタートさせる時は1人でやってみたいという気持ちがあって、家族にはほとんど話はしませんでした。
――会社の代表ですので、歌手としての準備だけでなく、代表としての業務もたくさんあると思います。それらを1人でやってみていかがでしたか?
ラキ:最初のアルバムを出した時は、これからどんなことが自分に宿題としてやって来るのか想像もできなくて不安でしたし、新しいことばかりなので余裕がなかったと思います。でも今は、一度経験したので、それほどプレッシャーはないですし、自分の活動について自分が中心となって決められるという点が良いと思っています。一つずつやっていこうという気持ちでやっています。
1人で立ったステージ「ファンが満たしてくれた」
――1stミニアルバム「ROCKYST」について、どのような作品なのか教えてください。ラキ:初のソロアルバムであるだけに、心血を注いだ作品になっています。悩みに悩んだ末に選んだ曲が多いです。様々なコンセプトのイージーリスニングできる曲、簡単に理解できる曲で構成されました。気楽に聞けて、僕の多様な姿が見れますので、必ず聞いてほしいです。
―― 1人でステージを披露してみていかがでしたか?
ラキ:最初は1人でステージを埋め尽くさなければならないというプレッシャーがありました。でも、ダンサーの皆さんも一緒にステージで飛び跳ねてくださいますので、1人でやるとは考えなくていいんだと思えて、力をもらいました。自分で埋めようとしなくても、ダンサーの皆さんもいますし、Hamoの歓声で満たしてくれたので、プレッシャーがなくなりました。
――グループ活動をしてからソロ歌手としてデビューされましたが、活動する時の良い点と難しい点は何ですか?
ラキ:グループ活動の時は、どうしても自分に与えられたパートというのがあります。そのため表現できる時間が短かったとしたら、今は多様に表現できる時間が増えたと思います。当初は最初から最後まで1人で歌を歌うということにプレッシャーを感じていましたが、今はそれもなくなって、特に難しいと感じることはないです。
――ソロ曲に対してメンバーたちから何かフィードバックはありましたか?
ラキ:個人事務所の開業式の告祀(コサ:幸運をもたらすように祭壇を設け、供え物を供えて祈ること)をやった時、メンバーたちにアルバムを聴かせました。そしたら「タイトル曲を選べないほど全部いいね」「お前らしいアルバムだ」と言ってくれました。またメンバー同士で「これがタイトル曲?」「これだと思う」と言ってくれて嬉しかったです。
「ラキだけの新しいジャンルを作りたい」
――アルバム制作をすべてご自身でやられていますし、振付にも参加しています。ラキさんと言えばダンスの実力を一番に思い浮かべる方も多いと思いますが、振付を制作する時に力を入れる点はどんなところですか?ラキ:流れですね。その楽曲の雰囲気に合わないと表現にならないので、流れと、最初に聴いた時に感じたもの、イメージを表現しようと努力しています。
――自分のダンスの強みは何だと思いますか?
ラキ:難しいですね(笑)。僕はただ一生懸命にやっているだけなんですけど……(笑)。どのように言えばいいですかね。最大限、自然な表現をしようと努力しています。最大限、柔らかくも強いイメージを与えようと努力していると思います。
――今後挑戦してみたい音楽ジャンルはありますか?
ラキ:ソロアルバムはファンクが入っている楽曲をやりましたが、正直に言うと、ほぼ全部をやったことがあるんですよね。だから、ラキだけの新しいジャンルが作れればいいなと思っています。
――現在は個人事務所でラキさんのみが所属していますが、将来的にアイドルグループをプロデュ―スしたいという気持ちもありますか?
ラキ:ありますね。具体的な計画はあるわけではないですが、自分ができることをいろいろなことをやってみたいという気持ちがありますので。ただ、それをやることによって自分の活動に支障が出るのあればできないので、自分の活動もきちんとやった上で、そこに影響がないのであればやってみたいと思います。
――2024年、歌手として、またプライベートで挑戦してみたいことがあれば教えてください。
ラキ:ずっと健康であることです。風邪もひいたり、コンディションが乱れていたりしていたのですが、今は自分が身体を壊したら仕事が止まってしまうこともあるので、今年はずっと健康を維持するようにしたいです。ビタミンや薬はきちんと飲み、以前はお腹がすいていなければ昼食、夕食を食べないこともあったのですが、今は規則的に食べて、運動も以前はしていませんでしたが、今はやっています。
――普段、家で料理はしていますか?
ラキ:全くしません(笑)。以前は時間がある時はやっていたのですが、今はその余裕がなくて(笑)。
日本活動に期待「必ずまた来ます(笑)」
――ソロデビュー後、いち早く日本で公演を開催してくださいましたが、今年もたくさんの日本活動を期待しても大丈夫でしょうか?ネタバレできることがあれば教えてください(笑)。ラキ:今年も日本でHamoに会うため様々な計画をしています。最大限、交流の場を準備したいと思っていますので、楽しみにしていてください。ネタバレは……必ず来ますということです(笑)!
――日本で行ってみたい場所ややりたいことはありますか?
ラキ:有名な温泉に行ってみたくて、あとは札幌にも行きたいです。
――今回はちゃんこ鍋を食べたとおっしゃっていましたね。
ラキ:はい、インターネットで検索したんです。美味しいお店を探したわけではなくて、今回行くところで有名な場所を探した結果、お寿司やうなぎは食べたことがあったので、ちゃんこ鍋を食べてみたんですけど、すごく美味しかったです。唐辛子をたくさん入れて辛くして食べたのですが、力が出る感じがしました。他にも焼肉、とんこつ、味噌ラーメンも好きですし、あとジャパゲティ(インスタントラーメン)を日本で食べるとなんかまた違う感じがして美味しいです。
――最後に、Kstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。
ラキ:Kstyleの読者の皆さん、1stミニアルバム「ROCKYST」でソロ歌手としてデビューした僕に、これからも期待し、見守ってください。そしてHamo、いつも待っていてくれてありがとう。そしていつも力をもらっていると話しているけれど、応援、支持してくれてありがとう。これからも最大限努力して、ポジティブなメッセージと希望をあげられるアーティストになるので、期待してほしいです。
(撮影:前手秀紀)
記者 : Kstyle編集部