ユ・テオ主演映画「パスト ライブス/再会」米インディペンデントスピリットアワードで作品賞と監督賞を受賞

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写真=CJ ENM
「パスト ライブス/再会」が、アメリカ独立映画界のオスカーと呼ばれる、インディペンデントスピリットアワードで2つの賞を受賞した。

映画「パスト ライブス/再会」(監督:セリーヌ・ソン)が2月25日(現地時間)に行われた「第39回インディペンデントスピリットアワード」で作品賞と監督賞の2つの部門で受賞する快挙を成し遂げた。

授賞式に参加したセリーヌ・ソン監督は「たくさんの縁、愛、そして精を込めて作った映画で、この賞をもらうようになり、本当に光栄だ。毎日私にインスピレーションをくれて、映画デビューさせてくれた独立映画にも感謝している」とし、「私が今、ここでこうして話せるのは、私たちの映画の中に登場する“縁”という概念のように、この映画がつくられた今回の生の前にあったたくさんの人生の中で、私たちがお互いを知っていることを意味すると思う。この舞台に立つすべての制作陣と俳優も同じように感じているだろう」と感動した様子で受賞の感想を述べた。

アメリカ独立映画界のアカデミー賞と呼ばれるインディペンデントスピリッツアワードは1984年から始まり、今年39回目を迎える非営利団体「フィルムインディペンダント」主催の授賞式だ。制作費3000万ドル以下の作品のうち、2023年1月1日から12月31日まで、アメリカの劇場で一週間以上上映されたか、2023年に開催された特定映画祭の上映作を対象に受賞作を選ぶ。

今回、「パスト ライブス/再会」の受賞は2020年最優秀国際映画賞を受賞した「パラサイト~半地下の家族~」、2021年にユン・ヨジョンに助演女優賞を与えた「ミナリ」、2022年にイ・ジョンジェがテレビ部門主演男優賞を受賞した「イカゲーム」、そして最高のアンサンブルキャスト賞を受賞した「パチンコ」に続いて、韓国系監督の作品としては「怒った人たち」と共に5回目の受賞記録だ。

これと共に、4月に開催されるアメリカ作家組合賞(WGA Awards)の映画部門脚本賞でも候補に指名され、ハリウッド4大組合賞に属する2つの授賞式にノミネートされる栄誉を手にした。

「パスト ライブス/再会」は、ソウルで幼い時代を過ごした初恋の人ナヨンとヘソンが、24年ぶりにニューヨークで再会し、途切れそうで続いてきた彼らの縁を振り返る二日間の運命的な物語を描いた作品で、韓国で3月6日公開予定だ。

記者 : ペ・ヒョジュ