「サムダルリへようこそ」キム・ミギョン“母親役ではなく悪役にも挑戦してみたい”
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昨年だけでtvNドラマ「イルタ・スキャンダル」、JTBC土日ドラマ「ポジション ~広告代理店の女王~」「医師チャ・ジョンスク」、genie TVオリジナルドラマ「愛していると言ってくれ」、JTBC「サムダルリへようこそ」、TVINGオリジナルシリーズ「もうすぐ死にます」など、6作品で母親役として活躍したキム・ミギョン。
最近、ソウル瑞草(ソチョ)区にある事務所CL&COMPANYで行われたインタビューで彼女は「実はこれまで、たくさんの母親を演じてきました。長年演じてきたので、今回演じた役割も他の作品と比べて特別なことはありませんでした。『サムダルリへようこそ』と『もうすぐ死にます』は母親の叙事があり、演じるのが面白く、少し悩みながら演じた気がします。母親の叙事があることが自分にとって良かったです」と語った。
彼女は「サムダルリへようこそ」で、彼女は3人の姉妹の母親であり、海女のコ・ミジャ役を熱演した。
劇中、ミジャの末娘チョ・ヘダル(元gugudan ミナ)には9歳の娘チャ・ハユル(キム・ドウン)がいた。キム・ミギョンはSNSでキム・ドウンからもらった手紙を公開したが、そこには「To.コ・ミジャオンニ(韓国語でお姉さんの意味)」と書かれていた。
これについて彼女は「子供が出てくるドラマを撮る時、子供たちが『おばあちゃん』『先生』と呼びますが、子供たちが気楽に近づけるようにしたかったんです」と話した。
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続けて彼女は娘との関係性を明かしてくれた。彼女は「娘に『なぜお母さんが好きなのか』と尋ねると、『お母さんがお笑い芸人みたいで好き』と言われました。やった! と思いました。怖いお母さんは嫌です。娘とは親友のような関係で、すごく仲が良いです。うちの娘は子供たちが両親に相談できず、友達同士で秘密の話をするのが嫌いです。私にすべてを打ち明けてくれます」と伝えた。
続けて“国民のお母さん”になった母親に対する娘の反応を尋ねると「それなりに満足しているようでしたが、『私のお母さんだよ』と言っていました」と話して笑いを誘った。
キム・ミギョン本人も“国民のお母さん”という修飾語に対して「すごく恥ずかしいです。“国民のお母さん”は私の母親です」と笑いながら、「“国民のお母さん”という修飾語はまだぎこちないです。『私のようなものが……』と思う時もあります。最近、ドラマ『田舎街ダイアリーズ』の再放送を見たのですが、キム・ヘジャ先生を見て本当にびっくりしました。それに比べると私はまだまだです……」と語った。
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彼女は「初めて母親役を演じたのは、ドラマ『サンシャイン・オブ・ラブ』でした。俳優のリュ・スンボムの母親役でした。『この歳でもう20代の息子がいる母親を?』と思いました。メイクすれば良いと言われて挑みましたが、その作品が終わってから母親役のオファーをたくさんいただくようになりました。その時から母親になりました」と明かした。
「医師チャ・ジョンスク」では6歳年下であるオム・ジョンファの母親を演じた彼女は「すごく戸惑いましたし、少し悩みました。監督に会って私の気持ちを話したのですが、大丈夫だと言われました。そういえば、20代の時に80歳を超えた役も演じたんですよ。なので『やってみましょう』と話しました」と役を受け入れた理由を明かした。
これまでの作品を見ても、彼女はどんな母親、どんなキャラクターであっても関係なく演じてきた。「私は何の計算もせず、欲もないです。私が演じる母親であっても、他の役であっても、すべて新しいキャラクターです。仕事をいただいた際は、私が定めたある基準に反していなければ全て引き受けるほうです」と話した。続けて「普通は母親の叙事がないドラマが多いんですよ。ある人物の母親であるだけで、いてもいなくてもいい人物もいますが、それにかかわらず調和の中で母親が力を加えることができるなら何でも大丈夫です。そうではなく、ただ消耗的な役だとあまり面白くなさそうです。一つでも意味があれば問題ないです」と基準を伝えた。
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自らを“ワーカホリック(仕事中毒)”だと言うキム・ミギョン。彼女は「昨年は目がまわるほど、本当に忙しかったです。4つの作品を同時に撮影しました。一つは済州島(チェジュド)でのオールロケで、もう一つは時代劇だったので、全国の時代劇のセット場を駆け回りました。どうやって乗り越えたのか自分でも不思議です。しかし、私はそのようなことに特化している体です」とし、一つの作品よりも複数の作品に挑む理由を明かした。
彼女は「初めて演劇をした時、1人13役でした。娘だったり、母親だったり、看護師でした。10秒~15秒で服を脱いだり着たりしました。1人で多数の役を演じていたので、そのようなスキルが身についたような気がします。そのためドラマを撮影する時も、他の役者さんたちは『一つの役に集中すればするほど、うまくいく。没頭できる』と言いますが、私は一つだけに集中すると怠けてしまいます。緊張感がなくなってしまうんです。ギャップのあるキャラクターを同時に演じると、適度な緊張感を維持できます。昨年は緊張感が高まっている状態でした。時間が過ぎると『やり遂げた』と達成感を感じます」と伝えた。
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「視聴率には関心がないです。0%台になっても構わないですし、40%を越えたからといって『わあ!』ともならないです」という彼女は、演技を始めた当時を振り返った。彼女は「同期たちと一緒に演技をして食べていけるなら幸せだろうなと思いました。お金を稼ぎたいという意味ではなく『長い間演技をしたい』ということです。私はありがたいことに今まで演技を続けられていますし、死ぬ直前まで演技をしたいです。本当に幸運だと思いますし、感謝しています」と素直な思いを明かした。
また「今年も頑張って仕事をしたいです。昨年12月に撮影を終えたので、ほんの少しだけ息を整えて、私がしたかったことや、できなかったことをしながら休み、遊ぶことに飽きた頃に素早く仕事に戻りたいです」とワーカホリックらしい計画を伝えた。
記者 : パク・ソヨン