「運の悪い日」イ・ジョンウン“役のために4ヶ月で10kg減量した”【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=TVING
「運の悪い日」に出演したイ・ジョンウンが、キャラクターをリアルに表現するために10kg減量したと明かした。

イ・ジョンウンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)の某所で行われたTVINGオリジナルシリーズ「運の悪い日」(演出:ピル・カムソン、脚本:キム・ミンソン、ソン・ハンナ)のラウンドインタビューで、Newsenと様々な話を交わした。

「運の悪い日」は、平凡なタクシー運転手のオ・テク(イ・ソンミン)が、高額を提示する木浦(モクポ)行きの客(ユ・ヨンソク)を乗せていく途中、彼が連続殺人犯であることを知り、恐怖の走行を始める物語を描いており、同名の人気ウェブ漫画が原作だ。

イ・ジョンウンは息子のミステリアスな死の真実と真犯人を追いかける孤独な追跡者ファン・スンギュ役を務め、熱演を披露した。

この日彼女は印象的な反応を聞く質問に「ドラマが放送された直後から反応を調べました。『すっきりしない』『残忍だ』だという反応が多かったです。『他人は地獄だ』に出演した時もそのような反応が多かったので、ヒットするなと思いました。残忍さなどの後からくるカタルシスを期待しました」と明かした。

ファン・スンギュは主要キャラクターのうち、唯一原作にないキャラクターだ。イ・ジョンウンは「出演分量に対する悩みはありませんでした。最初もらった台本では、父親の役だったんです。自分で探して、裏調査をして、お金の取引をするなどの行動やセリフのトーンから、犠牲になった母親という感じではないと思いました。そのような冷静で大胆な反応に惹かれました。分量は考えず、『うまく表現できそうだ』と思いました」とビハインドを伝えた。

そして「私のせいで性別が変わったわけではありません。最初、監督に意見を聞かれました。その過程で私が父親のキャラクターだということに気づいたんです。普通の母親みたいに泣き喚くわけではなく、スピードは遅いものの、直接乗り出していくところが心に響きました。代わりに台詞は殺さないようにしようと思いました。台本に書かれた通りに表現できました。視聴者は性別よりは、家族の姿を見るじゃないですか。なので母親でも父親でも関係ないと思いました」とつけ加えた。

イ・ジョンウンは殺人犯によって息子を亡くしたキャラクターを務めただけに、外的な変化にも力を入れて準備した。彼女は「監督が減量を提案しました。感情の消耗が見た目にも現れなければならないと思いました。映画『スリー・ビルボード』の主人公のように、カサカサに枯れた感じを出すため、4ヶ月で10kg減量しました。劇中で私はイ・ソンミン先輩よりも年上に見えるじゃないですか。照明も当ててくれませんでした。作品を観て監督がものすごく喜びました」と打ち明けた。

イ・ジョンウンは完璧な復讐はできなかったことが残念だという反応に対して「実際に被害者家族たちのインタビューや論文を探してみると、被害を被った人が復讐する確率は低いです。感情的な解消ができないんです。思い切った復讐も考えたけれど、最初から現実的なムードで始まったので、夢のような現実は作るのは難しかったです」と話した。

記者 : チャン・イェソル