“がん闘病”パク・ソダム、台本を読んで号泣…新ドラマ「もうすぐ死にます」ソ・イングクら豪華俳優が夢の共演

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写真=Newsen DB
女優のパク・ソダムが甲状腺乳頭がん闘病後、“死”を演じる。

本日(13日)、ソウル龍山(ヨンサン)CGVにてTVINGオリジナルシリーズ「もうすぐ死にます」の制作発表会が開かれ、監督のハ・ビョンフン、俳優のソ・イングク、パク・ソダム、キム・ミギョン、キム・ジェウク、キム・ジフン、SUPER JUNIORのシウォン、ソンフン、キム・ガンフン、チャン・スンジョ、イ・ジェウク、コ・ユンジョンが出席した。

同作は、チェ・イジェ(ソ・イングク)が地獄に落ちる直前、死(パク・ソダム)が下した審判によって12回の生と死を経験する過程を描く作品で、パート1(第1話~4話)は12月15日、パート2は2024年1月5日に公開される。

ハ・ビョンフン監督はキャストについて「俳優一人一人をキャスティングする度に、台本の作業をしながら誰がこの役をうまくできるか、イメージチェンジになるのではないか、面白いんじゃないかと思った。ソ・イングクは普段から僕がとてもファンだった。いつか一緒に悪役を作ってみたいと思っていた。資料を探している途中で、人間的な姿、意気地なしに見えるところを見た。生活力のある役をさせたら視聴者も喜ぶだろうと思い、キャスティングした」と語った。

それから「眼鏡をかけるつもりはなかったけれど、眼鏡がとても似合っていたのでかけたら劇中人物と似てきた。原作のキャラクターの(顔の)右側にほくろがあるけれど、彼にもほくろがあった。運命だと思う」と付け加えた。

原作のウェブ漫画と異なる部分があるかという質問には「今回の作品を撮影しながら2つのことを考えてみた。一応ドラマに変える過程で、視覚的な面白さを与えるために努力した。そのため、アナログ風のアクションシーンをたくさん入れた。代役なしに本当のアクションをする姿を見せた」と答えた。

ハ・ビョンフン監督は「チャン・スンジョはヘルメットなしでバイクに乗った。ソンフンの場合、台詞を言いながら空から飛び降りた。ご覧になった方々は『あれは全部CGじゃないか』と思われるかもしれないけれど、ソンフンの場合、後ろのパラシュートを消すCGで、実際には全部撮ったものだ。チャン・スンジョもそうだし、イ・ジェウクのアクションも実際にリアルに撮ろうとした。視覚的な楽しさを与えるためにたくさん努力した」と説明した。

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続けて「2番目にウェブ漫画と違って補強しようとしたのは関連性だ。ドラマは毎回ストーリーが繋がっているし、次にあの俳優がどのようにするのか気になるように(作品を)作るため、新たな人物を追加した。脚色の過程でそのように追加された」と付け加えた。

12回の生と死を描くドラマであるだけに、出演者のラインナップも華やかだ。主演のソ・イングクとパク・ソダムはそれぞれ31歳の就活生“チェ・イジェ”、審判である“死”に扮した。

劇中、チェ・イジェは死を侮辱した罪で誰かに追われて殴られ、刃物で刺されるなど苛酷な刑罰を受ける。「死んだら終わりだと思う? これからが始まりだ」という死の言葉通り、チェ・イジェは年齢も性別も状況も異なる12人の体の中に入り、新しい人生を始める。死を控えた12人の体の中に入って、一度でも死を避けて生き残れば、以前とは違うラストを迎えることになる。

ソ・イングクは「どんな作品でも毎回プレッシャーはあるけれど、他の俳優の方の演技に僕がナレーションしなければならない状況だった。一人のキャラクターを数人が一緒に作業する過程だった。視聴者が正確にチェ・イジェとして受け入れてくれるだろうかと心配した。幸い、後半に多くの方々が頑張ってくださって、僕がただ付いて行くような感覚になるほど協力してもらった。チェ・イジェは12回の生と死を経験する前、自分の人生を諦める役だ。とても立体的な感情を表現しなければならなかったので撮影中ずっと大変だったけれど、とても楽しく演技した」と話した。

パク・ソダムは甲状腺乳頭がんで闘病し、手術した後に「もうすぐ死にます」の撮影に臨みながら感じた感想を語った。彼女は2021年にがん闘病を告白し、ファンから応援された。

彼女は「本当に多くの方に心配をかけたと思う。自分でも今は言える。正直に回復する過程で大変な部分もあった。私のような痛みを経験されている方々はご存知だと思う。感情の流れや体力など、色々なことが大丈夫だったけれど、ある瞬間、突然バッテリーが放電されたように起伏が大きくなる」と話した。

また「この作品を提案された時、今の私の声も全て戻っていない時だった。監督が『撮影するまで時間があるから十分できる。撮影しながらヒーリングできるようにしてあげる』と言ってくださって、私も勇気を出すことができた。なのでもっと上手くやり遂げたいと思った」と話した。

続けて「たくさんの起伏を自分でコントロールできないけれど、撮影していると本当に超人的な力が湧いてくる。カメラの前に立ったり、舞台に上がった時、本当にやりたいことだからそのような力が湧いてくるんだと思う。本当に多くの方に支えてもらった。一緒に演じたソ・イングクさん、監督からも本当に色々と配慮してもらった。だからこの作品に出演することができたと思う。最高のコンディションをご覧になれると思う」と付け加えた。

また彼女は、「こういうことを申し上げるのは少し慎重になるけれど、私は麻酔から覚めて、本当にそのようなこと(死)をたくさん考えた。『一日一日、一生懸命に生きていかなければならない。私に与えられた一日一日の日常は、とても大切で貴重なものなんだ』と感じた。最初に手術したときは、父が助けてくれないとベッドから一人で起きることさえできなかった。そのため、私の体一つ一つが動く感覚、小さなことにも感謝した」とし「作品をしながら生と死についてたくさん考えるようになり、台本の読み合わせをしながらたくさん泣いたりした。多くの方に人生の大切さを改めて感じさせる作品になると思う」と語った。

この他にもキム・ジフン(パク・テウ役)、シウォン(パク・ジンテ役)、ソンフン(ソン・ジェソプ役)、キム・ガンフン(クォン・ヒョクス役)、チャン・スンジョ(イ・ジュフン役)、イ・ジェウク(チョ・テサン役)、イ・ドヒョン(チャン・ゴヌ役)、コ・ユンジョン(イ・ジス役)、キム・ジェウク(チョン・ギュチョル役)、オ・ジョンセ(アン・ジヒョン役)など、名前を聞いただけで心強い俳優たちが大勢出演し、ドラマをより一層豊かにした。

キム・ジェウクは「それぞれの人物をつくって表現することも重要だが、結局、イジェとして生まれ変わった時、イジェとしてのキャラクターについての悩みが僕にも、他の俳優の方々にも多かったと思う。僕もとても悩みながら演技した」と話した。

シウォンは「前の人、後の人を演じる俳優の方々についても悩みながら演技しなければならなかったので、それが多彩で、新しい経験だった。監督がとても細かくディレクションしてくださって、うまく乗り切ったと思う」と語った。

前作「酒飲みな都会の女たち」「ブラッドハウンド」で強烈な存在感を見せた彼は、今回の作品でテガングループの次男で財閥の御曹司であるパク・ジンテ役に扮する。キム・ジフンは、パク・ジンテの2歳上の兄でテガングループの代表取締役パク・テウに扮する。2人はテガングループを手に入れるために激しい神経戦を繰り広げ、ドラマに活力を吹き込む予定だ。

シウォンは「僕は途中からの参加で、ジフンさんは少し撮影された状況だったけれど、すでに(役に)没頭していた。僕は久しぶりにお会いできて嬉しかったけれど、温かい挨拶もできなかった状況で牽制なのか統制なのか分からないほどだった」と、当時を振り返った。
これに対し、キム・ジフンは「対立するシーンにあまりにも没入し、仲が悪い兄弟だったので僕が没入しすぎた。謝る」と微笑み、笑いを誘った。

シウォンは「弟として兄に勝ちたい部分があった。あまりにもセットや周辺の環境が整っていて、僕がそれほど気を遣わなくてもパッと見ただけでもすべてを圧倒するほどのセットだった。すべてが整っていた」と話した。それから「(キム・ジフンの)牽制に少し驚いただけだ」と冗談を言い、笑った。

「財閥家の末息子」でその演技力が認められたキム・ガンフンは、今回のドラマでデビュー後、初めていじめを受ける演技にチャレンジする。彼は劇中、17歳の高校生クォン・ヒョクスに扮する。

キム・ガンフンは「僕は実際に学校に通っているので学園物に心配はなかったけれど、いじめの被害者なのでそれをどのように表現すれば良いのか心配した。だけど、加害者役の方のおかげで自然な演技ができた。兄さんがたくさん助けてくれた」と話した。

チャン・スンジョは今作のために、免許まで取得するなど情熱を燃やした。彼は「他の安全装置やトリックなしで撮影していたら、僕は撮影しながらふと死が見えた。その感じは表現することもできない。これは経験してみないと分からないものだから。一生懸命に撮ったし、死についてもう一度考えることになった作品だった」と話した。

続けて「バイクに乗るシーンがあり、免許を取った。武術チームと長時間撮影し、たくさん協力してもらった。アクションシーンに必要なことを集中的に助けてもらい、撮影するときは難なくお見せできたと思う。何より車を運転するので安全が最優先だが、監督が安全を最優先にしてくれて楽に撮影することができた。死を控えた人物たちが見どころになると思う。どのように死ぬのか気になると思うので、僕もそれに合わせて演技するため、努力した」と話した。

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記者 : ファン・ヘジン