イム・ジヨンとチュ・ヨンウが朝鮮時代で会う。

韓国で来年放送されるJTBC新ドラマ「オク氏婦人伝」（脚本：パク・ジスク、演出：チン・ヒョク）は、名前も身分も夫も全てが嘘だった外知部（朝鮮時代の弁護士）のオク・テヨンと、彼女を守るために命までかけた藝人チョン・スンフィの激しい“生存詐欺劇”を描いたドラマだ。

ドラマ「シーシュポス：the myth」「青い海の伝説」「主君の太陽」など感覚的な演出を見せたチン・ヒョク監督と、「アンクル」「私の人生の春の日」で愉快で温かい物語を描いてきた脚本家のパク・ジスクがタッグを組んだ作品だ。さらに、多彩な作品で強烈な印象を残しているイム・ジヨンとチュ・ヨンウの共演が実現し、関心が高まっている。

劇中でイム・ジヨンは、外知部の女性オク・テヨン役を務める。オク・テヨンは生まれながら賢く、要領が良く、運動神経が抜群で、器用さまで兼ね備えている人物だ。困難な状況でも人を助け、皆に愛されているが、実はオク・テヨンという名前と身分、そして夫まですべてが偽物だった。果たして本当の正体は誰なのか、オク・テヨンの複雑な人生を描くイム・ジヨンの演技が期待される。

オク・テヨンを守るため、命をかける藝人チョン・スンフィ役はチュ・ヨンウが演じる。チョン・スンフィは美しい容姿を隠して全国を放浪し、小説を朗読する伝奇叟（チョンギス）で、愛の前では手段を選ばないサランクン（恋人に夢中な人）だ。偶然出くわしたオク・テヨンに一目惚れして、彼女の正体を知りながらも経済的な面と精神的な面、両方から手助けする。チョン・スンフィの純愛を見せるチュ・ヨンウの変身に注目が集まる。

人権より身分が優先されていた時代、新しい世界を夢見る2人の男女の奮闘を描くイム・ジヨンとチュ・ヨンウのケミストリー（相手との相性）に関心が高まる。

「オク氏婦人伝」の制作陣は、「世の中には、ただ善悪で二分することができない様々な物語が存在する。『オク氏婦人伝』はそんな人々の話を描いたドラマだ」とし、「他の人の名前で生きるしかなかったオク・テヨンとチョン・スンフィの人生に一貫性を与えるイム・ジヨンとチュ・ヨンウのシナジー（相乗効果）に期待してほしい」と伝えた。