【MAMA 2日目レポート】SEVENTEEN、デビュー8年にして初の大賞を獲得!「すべてのK-POPアーティストをリスペクト」

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SEVENTEEN / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
11月28日、29日の2日間、東京ドームで「2023 MAMA AWARDS」が開催。「MAMA」史上に残るコラボステージや人気アイドルたちの華やかなパフォーマンスで盛り上がった1日目に続いて、2日目もスペシャルなステージが次から次へと繰り広げられる、目の離せない3時間となった。

開演10分前、この日の出演アーティストが入場すると黄色い歓声があがり、会場の熱気が一段と高まった。東京ドームがピンクのペンライトの海で埋め尽くされ、MCである俳優のパク・ボゴムが登場。

パク・ボゴム / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
「日本のファンの皆さん、こんばんは! パク・ボゴムです」と日本語で挨拶し、「ここに集まった私たちが、音楽を通じて互いの考えや感情、エネルギーを共有し、さらに大きな世界を作っています。私と音楽が出会って、ポジティブなエネルギーを通じて完璧な“一つ”になること。それがまさに、今日『MAMA』が伝えようとしている価値である『ONE I BORN』です」と今年の「MAMA」の趣旨を説明。「皆さん、一つになる準備はできましたか?」と再び日本語で観客に呼びかけ、「多彩な“I”が作る夢のステージ『2023 MAMA AWARDS』が今始まります!」という言葉で、2日目の幕を開けた。
 

ATEEZ×リュ・スンリョン 異色のコラボで2日目が開幕

ATEEZ / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
この日の最初のステージは、異色のコラボが予告されていたATEEZ×リュ・スンリョン。VCRでWOO YOUNGはSAN、HONG JOONGのもとに「本当に面白いターゲットを持ってきたよ」とし、リュ・スンリョンの情報を見せる。彼について調べると、1日中仕事をしていて、無気力になっているとのこと。そこで3人は、アタッシュケースを持って車に乗り込んだ。映像がここで終わると、ステージにはヘッドフォンをして目を閉じ、ベッドに寄りかかっているリュ・スンリョンの姿が。さらに先ほどの映像に登場した3人が乗った車もドームに登場。中から3人が下りてきてステージにあがると、「BONCY」特徴的なサビからパフォーマンスがスタート。

リュ・スンリョン / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
歓声が高まる中、たたみかけるラップ、天井を突き抜けるような高音など、グループの持ち味を見せたメンバーたちは、さらにダンサーと一列になってステージを練り歩いた。その後SANが一人残り歩き出すと、ステージ中央には白い箱が。黒づくめの謎の人物たちに囲まれる中、SANが箱を開けると、その中身は青陽唐辛子。すると、箱を囲んでいる1人が帽子を脱いだが、その正体はリュ・スンリョンだった。

彼は「やっと本当の自分を見つけた」とし、青陽唐辛子を手にとってかじり、「これからは“Crazy Form”で生きていこうか!!」と叫んだ。これを聞いたSANは笑顔を見せ、衣装を脱いでがっちりとした背中を大胆露出。会場が悲鳴でいっぱいになると、彼らの2ndフルアルバムのタイトル曲「Crazy Form」のステージが続いた。ATEEZはベテラン俳優とのシネマティックステージという形で、12月1日のカムバックに先駆け新曲まで初公開し、ショーの幕開けにふさわしい強烈なパフォーマンスを刻印させた。

ビョン・ウソク&ノ・ユンソ / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
最初のステージが終わった後、ビョン・ウソクとノ・ユンソが、新人賞にあたる「Best New Male Artist」の受賞者を発表。BOYNEXTDOOR、EVNNE、RIIZE、xikers、ZEROBASEONEが候補にあがった中、新人賞を手にしたのはZEROBASEONEだった。パク・ゴヌクは「人生で一度しかもらうことのできない男性新人賞をいただくことができてとても嬉しいです。賞を与えてくれたZEROSE(ZEROBASEONEのファン)の皆さんに感謝を伝えたいです。またメンバーにも愛していると伝えたいですし、メンバーを立派に育ててくれた両親にも感謝し、愛していると伝えたいです」と話した。

ZEROBASEONE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
これでZEROBASEONEは「MAMA」初出演にして3冠を達成した。また、「Best New Female Artist」はtripleSが獲得。映像を通じて4ヶ国語でファンにメッセージを送った。
 

期待の新人・BOYNEXTDOORに大歓声

EL7Z UP / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
続いて登場したのは、Mnet「QUEENDOM PUZZLE」から誕生したEL7Z UP。同番組は、すでにデビューし、活動経験のあるガールズグループをパズルのように組み合わせ、最強のガールズグループを作るという趣旨で行われたサバイバル番組で、メンバーはH1-KEYのフィソ、woo!ah!のナナ、PURPLE KISSのユキ、LOVELYZのKei、宇宙少女のヨルム、Rocket Punchのヨンヒ、CLC出身のチャン・イェウンの7人。デビュー曲「CHEEKY」のサビを披露したと思えば、一気に雰囲気を変えて、番組のシグナルソング「SNAP」へ。

EL7Z UP / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
フィソの高音からヨルム、ナナのダンスパートへと続き、2人がジャケットを脱ぎ捨てると、全員で椅子を使ったクールなパフォーマンスを披露。数十人のダンサーと一つの大きな塊のようになって調和した姿も見どころだった。結成からまだ2ヶ月ほどのグループであるが、すでに番組で実力は認められており、さらにアイドルとしての経験が豊富なメンバーも多数所属しているだけに、新グループとは思えない、安定感と貫禄を感じさせるステージで目を引いた。

パク・ギュヨン / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
女優のパク・ギュヨンは、「Best Dance Performance Male Group」の授賞者として登場。NCT 127、NCT DREAM、SEVENTEEN、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHERという錚々たるグループが候補にあげられた中、トロフィーを手にしたのはSEVENTEENだった。

スングァンは「この賞をいただくのはすごく久しぶりです。パフォーマンスを準備する時、本当に一生懸命にやりますし、そして圧倒するんだという覚悟を持ってやっています。そのような僕たちの情熱を理解してくださって嬉しいです。今日も圧倒するステージをお見せします。皆さん、一緒に楽しむ準備はできましたか?」と呼びかけ、この日披露するステージに対する期待を高めた。また、「Best Dance Performance Female Solo」は会場には来られなかったBLACKPINKのジスが受賞した。

BOYNEXTDOOR / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
今年5月にデビューしたBOYNEXTDOORは、Block Bのジコがプロデュースする期待の新人ボーイズグループだ。スクリーンに家が描かれ、屋根に「BOYNEXTDOOR」の文字が登場すると、ファンの歓声が響いた。テサンはドアをノックして中に入り、家の中で歌い始めた。

BOYNEXTDOOR / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
色とりどりの衣装や鏡、ぬいぐるみ、ギターなどが置いてあるカラフルな空間の中で、メンバーたちはまるで遊びまわるかのように「One and Only」を披露。イハンに導かれ、家から出てステージに飛び出したメンバーたちは、軽快なダンスで雰囲気を盛り上げると、ロック調にアレンジされた「MAMA」バージョンの「But Sometimes」を歌唱。炎が立ち上がり、真っ赤に燃えるようなステージで、感情を露わにして歌う姿からは爆発するようなエネルギーが感じられ、会場の温度をさらにアップさせた。
 

少女時代 スヨンの熱い思い「日本は初挑戦の場所」

チョン・ギョンホ / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
熱いステージの後、チョン・ギョンホから「Favorite Dance Performance Male Group」の受賞者としてトロフィーを受け取ったのはTREASURE。「今日も意味深い賞をいただいて光栄です」と話し始めたチェ・ヒョンソクだったが、「ちょっとマイクが高いですね?」と困惑した様子。するとハルトはマイクを下げるのではなく、彼を持ち上げて笑いを誘った。

チェ・ヒョンソクは抱えられたままYG、TREASURE MAKER(TREASUREのファン)に「愛しています」と伝え、アサヒも「TREASURE MAKERの皆さん、いつもありがとうございます。これからも応援の方、よろしくお願いします」と感謝を語った。

TREASURE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
続いて少女時代のスヨンが、ステージの中央に登場。ミントカラーの鮮やかなドレスを身にまとった彼女は、「私にとって日本は特別な意味がある場所です。自分の人生で初の挑戦が始まったからです。12歳、幼い女の子だった私は、歌手としてここ日本でデビューをしたんです。その3年間の日本活動は、私にとって何にも変えられない学びになりました。その挑戦が集まって、今の私を作ってくれたと思います」と自身の日本に関する思い出を語った。

少女時代 スヨン / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
会場から大きな拍手が送られると「2002年の挑戦は歌手という夢を育ててくれて、2007年、少女時代としての挑戦は、私の人生において忘れられない瞬間を与えてくれました。そして今は女優としてまた違う挑戦をしています。新たな挑戦をする時、乗り越えなければならない偏見がある場合があります。そういった障害物を乗り越え、本当の私を証明する瞬間、私たちは変化し、大きく成長すると信じています。ここに、偏見を乗り越え、新しく生まれ変わろうとしている者たちがいます」と次のステージを紹介した。
 

「女神に生まれ変わる」女性たちによる魅惑的なステージ

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女性たちによる「Goddess Awakened」では、モンスターと呼ばれた者たちが「私たちは力を持って生まれてきた存在だ。私たちは女神に生まれ変わる」という、メッセージを盛り込んだ壮大なコラボステージだ。最初に姿を見せたのはLE SSERAFIMのホ・ユンジン。美しい声で人を惑わし、海の怪物と呼ばれるセイレーンに変身した彼女は、青い海の世界に観客をひきこむような、魅惑的なパフォーマンスで圧倒した。

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続いてグリーンのステージに登場したのはメデューサになったKep1erのシェン・シャオティン。コブラがうごめく空間で、彼女はダンサーと共に多数の蛇の頭を表現したようなパフォーマンスで一体感を生み出した。さらに彼女が触れたダンサーの顔はグリーンに変わり、地面を這う蛇を完璧に表現した動きで、恐ささえ感じさせるステージで会場の空気を変えた。そしてダンサーのMonikaとBADAは、ライオン、ヤギ、ヘビと3つの顔を持つキメラを表現。赤く染められたステージで静かに燃えるようなパフォーマンスが展開された。

最後に登場したのは(G)I-DLEのミンニ。「今日、私はもうモンスターではない。私はパワフルな神として生まれ変わる」というナレーションの後、黄色い世界が広がり、ミンニ特有の歌声に会場が包まれる。力強い高音パ―トがドームに響き渡り、女神へと生まれ変わった彼女がゆっくりとステージ奥へと歩く姿に、観客は息を呑んだ。そうして再誕生した5人は白い光を放ち、輝いた。
 

怪物新人・RIIZEの圧倒的なパフォーマンスに大歓声

RIIZE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
再びパク・ボゴムが登場し、まだまだ注目のステージが繰り広げられることが予告された中、最初に登場したのはRIIZE。オレンジ色に染まったスクリーンに大きくRIIZEの文字が映し出されると、ドームは歓声でいっぱいに。話題の新曲「Talk Sexy」のパワフルなダンスを繰り広げると、ソンチャンのソロ、ショウタロウ、ウォンビン、ウンソクの3人、そして6人と、次々とパフォーマンスがつながっていく。

RIIZE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
VCRを挟んで一度暗転した後、再び照らされた時にはステージ上には誰もいなかった。サイレンの音が鳴り響く中、ファンのいる客席のフェンスに手をかけているウォンビンにスポットライトがあたると、再び歓声が沸き起こった。

そのままステージ下でショウタロウとペアパフォーマンスを披露した後、デビュー前から怪物新人の誕生を予感させた「Siren」のステージへ。体を大きく使ったダイナミックなダンスに続き、ショウタロウはフロアも使ったソロパフォーマンスでファンを驚かせ、メンバーたちも「Make some noise!」と盛り上げた。ソンチャンがショウタロウ、ウンソクの手を借りて寝ている状態からジャンプして起き上がるシーンもばっちり決まり、2曲のステージを終えた。ステージ下まで縦横無尽に駆け回り、グループの色をしっかりと見せたパフォーマンスで観客の心を掴んだ。

ユ・ヨンソク / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ここで登場したユ・ヨンソクは、久しぶりに会ったSEVENTEENのホシ、ジョシュアに挨拶。ワールドツアーを通じて世界中のファンとコミュニケーションした「Favorite Global Performer Female」を(G)I-DLEに授賞した。ソヨンは「NEVERLAND((G)I-DLEのファン)のおかげで賞をもらえて感謝しています。『Queencard』を世界中の皆さんが歌ってくれたので、この賞をもらえたと思います」とし、ウギはCUBEの仲間、メンバーにも感謝を伝えた。続いて発表した「Best Vocal Performance Group」はAKMUへ贈られた。

(G)I-DLE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
スクリーンにキュートなテトリスが映し出されると、パステルトーンの衣装を身に着けたNiziUが登場。さらに公式キャラクターのNIZOOたちも合流し、観客に挨拶した。この日披露されたのは、NiziUが先月リリースした韓国デビュー曲「HEARTRIS」。ハングルの形をテトリスになぞらえたユニークな歌詞と、それを再現した振り付けがラブリーな楽曲で、韓国の音楽番組では1位を獲得して注目を集めた。

NiziU / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
今回はこれまで披露してきた雰囲気とはギャップのあるダンスブレイクが追加されたスペシャルバージョンで披露。後半に登場したNIZOOは、メンバーと同じフォーメーションを組んで、可愛いがぎっしり詰め込まれたステージに。さらに今後のNiziUの韓国活動に期待が高まるステージでもあった。

NiziU / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ここでイ・ジェフンが、「Best Male Group」の発表のためステージへ。EXO、NCT DREAM、SEVENTEEN、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHER、TREASUREという人気グループが候補にあがった中、トロフィーを手にしたのはSEVENTEENだった。

イ・ジェフン / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ミンギュは「『Best Male Group』という賞の名前がすごくかっこいいですが、すべてはCARAT(SEVENTEENのファン)の皆さんのおかげだと思います。これからかっこいいステージでお返しします。クプス兄さんがいたらよかったのに、残念です。次は一緒に来ます」と話した。そして続けて発表された「Best Vocal Performance Solo」はパク・ジェジョンが受賞した。
 

ZEROBASEONEが誓うファンへの愛

ZEROBASEONE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
続いてスクリーンにはMnet「BOYS PLANET」で夢に対する思いを語った、まだデビュー前のZEROBASEONEのメンバーたちの姿が映し出された。番組で仲間に出会って、ファイナルでデビューメンバーとして名前を呼ばれる瞬間までを収めた映像は、ここまでの道のりを一緒に歩んできたファンに当時の記憶を蘇らせた。

ZEROBASEONE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
そして「僕たちを完成させる最後の一つ。あなたがいるから僕たちの季節は花咲く」というメッセージと共に、青いバラを持ったソン・ハンビンが登場。彼は青と白の鮮やかなバラに囲まれて自身が得意とするタッティングを披露し、オルゴールと相まって幻想的なステージを完成させた。すると最後、彼は後ろ向きでステージ下へ落下。ファンを驚かせたと思えば、すぐにメンバーと後ろから登場し、会場を沸かせた。東京ドームで初披露された「Take My Hand」では、KグループとGグループの実力者として番組を牽引したソン・ハンビンとジャン・ハオの息ぴったりのペアダンスが公開されただけでなく、千手観音のような美しい手で魅せるパフォーマンスもあり、見ごたえのあるステージを届けた。そして番組で1位を獲得したジャン・ハオが一人残ると、スクリーンにはMVにも登場する片手に鎧をつけた彼の姿が。

まるで画面からその手が飛び出してきたような演出で、檻の中に入った花を包み込むと、ジャン・ハオが「これからは僕が守る」と強い覚悟を示した。すると檻は壊れ、花は大きく咲き誇った。ここで全員が揃うと、ZEROSEを守るという思いを込められた「CRUSH」を披露。パク・ゴヌクの迫力溢れるジャンプ、それに続く軽やかなパフォーマンスでファンへの愛を誓った。

再びステージにあがった少女時代のスヨンは、「9年ぶりに東京ドームに来ましたが、少女時代のコンサートでファンの皆さんが作ってくれたピンク色のウェーブが浮かびます。メンバーとファンの皆さんと過ごした時間が大切に感じられます」と話した。すると会場のペンライトがピンクに変わり、スヨンは感激した様子。「いつ見てもきれいですね、ありがとうございます! 今日皆さんが作ってくれたピンクウェーブも胸に大切にしまっておきます」と伝え、「Favorite Global Performer Male Group」の授賞へ。

ATEEZ / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
この部門で受賞したのはATEEZ。ソンファは「ATINY(ATEEZのファン)、ありがとうございます。当たり前だと思わず、感謝し、お応えできるようにします」とし、ウヨンは「大きな愛をもらっただけに、良いパフォーマンスを見せられるように努力します」、ヨサンは「メンバーを育ててくれた両親も愛しています」と伝えた。さらに、「Best Female Artist」はBLACKPINKのジスが受賞した。
 

グローバルで一番愛された曲は「NewJeans」

LE SSERAFIM / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ここでホ・ユンジンが登場し、スプレーでLE SSERAFIMのグループロゴを描いていく。これが完成すると、キム・チェウォン、カズハ&ホン・ウンチェとダンスが続いた。カズハ&ホン・ウンチェはダンサーと背中を合わせて足を高くあげるパフォーマンスもしっかりきめた。その後、観客の声援に笑顔を見せる宮脇咲良がソロで堂々と踊ると、彼女をセンターに5人が集結。

LE SSERAFIM / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
「MAMA」バージョンの「Eve, Psyche & The Bluebeard's wife」は、よりクールでセクシーな魅力が際立った。特にスペシャルだったのは、ダンスクルーMANNEQUEENとのコラボだった。ホ・ユンジンが率いてメンバーたちと合流すると、どこから見ても美しい、息の合った完璧なパフォーマンスをこなした。宮脇咲良はMANNEQUEENがかぶっていた帽子を投げるとかっこよくキャッチし、カズハは持ち前の身体能力を思う存分発揮し、MANNEQUEENのメンバーと側転をしたり、足をぐるりとまわしながらあげていく姿でドームの熱気を高めた。

TREASURE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
TREASUREは、ソ・ジョンファン、ジュンギュ、ジフン、ユン・ジェヒョク、ドヨンによるユニットT5からステージを披露。YOUR HEART WILL BE STOLENという文字が浮かぶスクリーンを背景に、楽曲のテンポが大胆に変化する「MOVE」で文字通り見る人の心を揺さぶると、続いて「BONA BONA」のパフォーマンスへ。東京ドームはTREASURE MAKERの大きな掛け声でいっぱいになった。チェ・ヒョンソクの「Scream!」という呼びかけに応え、会場はノリノリになってペンライトを振り、ラストはTREASUREの旗もなびいて壮大なステージを飾った。

TREASURE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
残されたステージもあとわずかとなった中、ステージ中央に登場したパク・ウンビンは「皆さん、楽しんでますか~?」と日本語で呼びかけ、明るい挨拶をした。彼女は「私は最近、ドラマ『無人島のディーバ』で歌手を夢見るソ・モクハを演じています。今週が最後のドラマ、たくさん視聴していただけると嬉しいです。ここに立つと、モクハがずっと夢見てきたステージの上で歌を歌った瞬間が思い出されます。歌は特別な力を持っています。誰かにとっては凍りついた心を溶かしてくれたり、友達になって励ましと勇気を伝えてくれることもあります。私が授賞する部門は、今年グローバルで一番愛された曲に与える大賞です」と「Song Of The Year」を紹介。

パク・ウンビン / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
候補は(G)I-DLEの「Queencard」、IVEの「I AM」、BLACKPINKのジスの「FLOWER」、BTSのジョングクの「Seven (feat. Latto)」、NewJeansの「Ditto」とどれも世界的に愛された楽曲ばかり。その中で、大賞となったのはNewJeansの「Ditto」だった。
 

SEVENTEEN ファンと1つになる貫禄のステージ

第3部のスタートを知らせるために登場したパク・ボゴムは、「皆さんどうですか? 幸せな時間を過ごしていますか?」「それでは皆さんの声を聞きましょうか? 聞こえません聞こえません」など、流暢な日本語で観客を盛り上げながらコミュニケーションをとった。彼は「今日の『MAMA』が忘れられない思い出になりますように、願っております。これからステージをするアーティストの皆さんにも、このポジティブなエネルギーをたっぷり伝えてみましょうか?」と再び応援をお願いし、最後の2つの賞が残っていることも伝えた。

(G)I-DLE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
この日、授賞式の途中で、(G)I-DLEのステージはスマートフォンで撮影OKであることがアナウンスされた。スマートフォンの光で照らされながらメンバーたちが歩き出すと、ミヨンが高音を響かせ、期待を一気に高めた。シルバーの衣装で今年大ヒットした「Queencard」を踊る姿は、まるで女戦士のよう。

(G)I-DLE / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ステージの中央でミンニは「一緒に歌ってくれますか?」と観客に呼びかけ、ウギももう一度「一緒に」と歌唱をうながし、最後は大合唱の中ダンスを披露。スクリーンには「THIS IS (G)I-DLE」という文字が浮かび上がり、「これが私たちのパフォーマンス」という強いメッセージが感じられる。ステージを終えるとメンバーたちはファンと一緒に記念撮影をして思い出を作った。

チョン・ギョンホ&ユ・ヨンソク / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ここでチョン・ギョンホとユ・ヨンソクが再び登場。「Favorite Dance Performance Female Group」を受賞したLE SSERAFIMのキム・チェウォンは「素敵な賞をいただけて感謝しています。いつも私たちのために苦労してくださるSOURCE MUSICの皆さん、本当にありがとうございます。FEARNOT(LE SSERAFIMのファン)、本当にありがとうございます!」と笑顔を見せた。

LE SSERAFIM / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
宮脇咲良は「いつも応援してくださっているFEARNOTの皆さんありがとうございます! これからも素敵なパフォーマンスをお見せできるように頑張ります、応援よろしくお願いします!」と伝え、ホ・ユンジンは投げキスで愛を伝えた。さらにここで「Best Male Artist」としてBTSのジミンが発表されると、会場は割れんばかりの歓声があがった。

SEVENTEEN / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
「MAMA」2日目の最後のステージ披露は、SEVENTEENだった。最新アルバムから「God of Music」のステージを披露しようとすると、DJのようにセンターにいたホシが「ちょっと待って!」とストップさせ、「皆さん、楽しむ準備はできましたか? 歌手の皆さん、ファンの皆さん、みんな立ってください!」とし、一緒に手をたたくよう呼びかけ、楽しいお祭りの始まりを知らせた。

メンバーたちが次々とダンスすると、ホシもソロで美しいラインが目を引くパフォーマンスを披露し、「Make Some Noise!」と叫んで盛り上げた。ペンライトの光でレインボーカラーに染まった「God of Music」のステージは、誰もが体を揺らしたくなるような明るく力を与えてくれる、まさに“神ステージ”。会場に集まったK-POPファンとアーティストが一つになって楽しんだ。そして雰囲気は一転。この日のラストパフォーマンスとなる「孫悟空」では、会場にはまるで単独コンサートであるかのような掛け声が響き、トップアーティストとしての気迫の感じられるステージで圧倒した。

SEVENTEEN / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
またミュージックビデオでは負傷のため片腕を動かせなかったディエイトがまるで周りのダンサーを操っているかのようなソロパフォーマンスも披露。さらにウジは最後の「この歌はこのマンガのエンディングソングだ」という歌詞を、「この歌はこの『MAMA』のエンディングソングだ」とスペシャルバージョンで歌い、今年の「MAMA」のラストステージを飾った。最初から最後まで、SEVENTEENというグループのメンバー一人ひとりのカリスマ性を再確認できる時間だった。
 

大賞はSEVENTEEN「全てのアーティストにリスペクト」

リュ・スンリョン / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
リュ・スンリョンが「Artist Of The Year」の受賞者としてNewJeansを発表すると、ついにこの日、最後の授賞者としてオム・ジョンファが登場。彼女が発表するのは、大賞にあたる「Album Of The Year」だ。彼女は「今日、最高のステージを準備した後輩の皆さん、本当にかっこいいですし、感動しました」と絶賛し、「アーティストへみんな一緒に拍手を送りましょう」と呼びかけ、観客は温かい拍手を送った。そして「緊張する~!」と言いながら、大賞のSEVENTEENを発表した。

オム・ジョンファ / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
なんとここで、負傷によりパフォーマンスには参加していなかったS․COUPSの姿が見え、ドームは大歓声に包まれた。メンバーたちはがっちりと円陣を組み、喜びをかみ締めた。S․COUPSも登場し、今回は13人で挨拶をすることができたSEVENTEEN。S․COUPSは「僕がSEVENTEENという名前でアイドルをやりながら、この賞を一度でも取ることができるだろうかとたくさん考えたことがあります。CARATのおかげで再契約をして、CARATの皆さんが賞をくださいました。本当に幸せです、CARATの皆さん、ありがとう」と伝えた。ホシは「2015年、デビューした年に初めて『MAMA』に出演しましたが、その時はトロフィーをもらうことができませんでした。でも今回アルバムの大賞を取ることができて本当に嬉しいですし、CARATにこの栄光をあげたいです」とコメント。

SEVENTEEN / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ディエイトは中国語で「この賞をもらえたらどんな感じだろうかと夢見ていました。今日ついに、皆さんがいたから夢を叶えることができました」、ジョシュアは英語で「皆さんの信頼をもとに音楽を発表し、パフォーマンスをお見せしてきました。すべてが原動力になってこの賞をもらえたのだと思います」と喜びを表現した。

ジョンハンは日本語で「本当にありがとうございます。毎回授賞式で賞をいただく度に、信じられないです。SEVENTEENが辛かった時、応援してくれた言葉が本当に力になりました。CARATの皆さんと今まで一緒に積み重ねた努力が実ったと思います。全部CARATのおかげです。この賞、CARATの皆さんに捧げたいと思います!」と伝えた。

SEVENTEEN / © CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
ウォヌは「またお母さんに自慢できることが増えましたね」、ドギョムは「生きている中で大賞をもらえるなんて、夢にも思いませんでした。13人はこれまで一生懸命走ってきましたし、これかもそうします。この賞をいただいた分、これからも良い音楽、ステージで良いエネルギーをあげられるグループになります」と感謝の気持ちを明かした。

ミンギュはPledis、HYBE、スタッフへの感謝を伝え、「13人でいつも、長く、変わりなくステージに立ちます。アルバムの賞なので、BUMZU兄さん、ウジ兄さんにありがとうと伝えたいです」と話した。メンバーに背中を押されてマイクの前に来たウジは「ここまですごく時間がかかったような、変な気がします。僕たちはスタートした時から、メンバー数が多いからうまくいかないと言われていました。SEVENTEENの音楽を作って10年以上たちました。さらに良い音楽を届ける素敵なチームになるため努力することを約束します」と誓った。

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そしてスングァンは「今日の『MAMA』でリスペクトしたくなるほどかっこいい公演を見せてくれた皆さんに感謝を伝えたいです。今日賞をもらってももらっていなくても、ここにいるアーティストの皆さんは本当にかっこいい、たくさん学ぶところがあると伝えたいです。この職業は簡単ではないけれど、互いに応援しながらこれからも活動していけたらいいと思います。僕がこの言葉を言っていいのか分からないけれど……今年は多事多難だったけれど、僕たちのチームを愛し、応援してくれた僕の友達、ビニにありがとうと伝えたいです」と瞳を潤ませながら、ASTROのムンビンさんへの思いも明かし、観客やアーティストも目頭を熱くした。

最後にS․COUPSは「全世界にいるK-POPファンの皆さんに幸せでいてほしいです。CARATの皆さんもいつも幸せでいてください。かっこいい音楽とアルバムでお尋ねします」と呼びかけた。

こうして音楽に真心を持って向き合っているアーティストが一堂に会した2日間の授賞式が終了。レジェンドたちの活躍、そして第4、5世代とこれからのK-POPを率いていくアイドルたちの限界のない成長にもますます期待が高まる2日間だった。

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■開催概要
「2023 MAMA AWARDS」
会場:東京ドーム
日時:2023年11月28日(火)、11月29日(水)
レッドカーペット 16:00スタート
授賞式 18:00スタート

主催:CJ ENM 企画:Mnet

■オンエア情報
日本語字幕版も続々、オンエア・配信が決定!!
「2023 MAMA AWARDS レッドカーペット 字幕版」
日時:12月30日(土)20:00~ / 12月30日(水)22:00~

「2023 MAMA AWARDS 字幕版」
日時:12月30日(土)22:00~ / 12月30日(水)22:00~
※日本語字幕版はそれぞれ全 2 回でお届け予定です。

■関連サイト
・「2023 MAMA AWARDS」公式ホームページ」
・「2023 MAMA AWARDS」番組サイト

記者 : Kstyle編集部