CRUSH、3rdフルアルバム「wonderego」に込めた思いとは?“ファンの心が少しでも温かくなってほしい”

MYDAILY |

写真=P NATION
歌手のCRUSHが、3rdフルアルバム「wonderego」でカムバックした。

2ndフルアルバム「From Midnight To Sunrise」以降、約4年ぶりにリリースしたフルアルバムで、より完全になりたい「wonder」と、不完全で自伝的なCRUSHの「ego」が有機的につながり、さらに拡大した音楽世界を垣間見ることができる。

今回のニューアルバムは彼がデビューして10年で、新しいチャプターの始まりを知らせるという点で意味深い。

――3rdフルアルバム「wonderego」でカムバックする心境はいかがですか?

CRUSH:僕が軍隊に行く前に最後のフルアルバムを発売したので、約4年ぶりにフルアルバムで皆さんに挨拶することになりました。本当に久しぶりのフルアルバムであるだけに、緊張が半分、ときめきが半分です。実はまだ実感できていませんが、とても緊張していてワクワクします。

――ニューアルバムの紹介をお願いします。

CRUSH:「wonderego」は自分自身を探す旅行から始まったアルバムです。僕を動かす原動力は、“欠乏”だと思いました。長い間、その欠乏の中で音楽をして前に進み、これを通じて自分を作ってきました。より完全になりたい「wonder」と、不完全で自伝的な僕の「ego」を音楽的に結び付けたアルバムで、あんな姿こんな姿も結局は“自分”だから、僕たちは明日も“自分”として生きていくというメッセージを伝えたいと思いました。

――ニューアルバムの制作過程で最も心血を注いだ部分はどこですか?

CRUSH:アルバムには計19曲が収録されていますが、各トラックを有機的に配置することに力を入れました。収録曲のバランス、アルバムのストーリー、そして僕が伝えようとするストーリーを「wonderego」というテーマの中で扱いますが、このテーマを構成している19曲が1つの曲のように聞こえるように配置するため、心血を注ぎました。また今回のアルバムは1stフルアルバムと2ndフルアルバムの拡張版であり、僕の音楽の世界観と様々な試みをさらに完全に完成するため努力しました。

――これに先立ってニューアルバムを“レジェンド”と紹介しましたが、前作との違いが気になります。

CRUSH:僕の音楽の世界観をよりしっかりと見せたくて、これまでのディスコグラフィの中で最も多くの曲を収録したという点が一番大きな違いだと思います。そのため、これまであまり見せられなかったミニマルな構成の音楽も収録することができました。もっぱら僕の声と最小限の楽器の構成で完成した音楽もありますので、今作ではより多様な音楽を楽しめるのではないかと思います。

――アルバムの制作過程で面白かったエピソードがあれば教えてください。

CRUSH:収録曲が19曲もあるのでエピソードもたくさんありますが、一つひとつ考えてみると、アルバムを作るこのすべての過程が美しかったと言えます。すべての過程を楽しみながらやりました。同時にアルバム制作というのはいつも苦痛も伴う作業ですので、終わってから考えてみると、この過程自体が僕にとっては面白いというよりは美しかったと言えると思います。

――今月開催される年末コンサート「CRUSH HOUR」の注目ポイントはどこでしょうか。

CRUSH:「CRUSH HOUR」というコンサートブランドで、毎年年末シーズンに合わせて公演を開催していますが、昨年とはまた異なる様々なパフォーマンスを楽しみにしてほしいと思います。そして特に今回は久しぶりのフルアルバムを発表しただけに、アルバムの収録曲で新しいステージを披露する予定です。

――今後成し遂げたい夢や計画はありますか?

CRUSH:これからさらに健康に、長く僕が作った音楽を世界に向けて発表したいです。また、より多くの方々と僕の音楽を共有して、音楽的なコミュニケーションを取ることが夢です。

――応援してくれるCrushBomb(CRUSHのファン)に一言お願いします。

CRUSH:本当に久しぶりにフルアルバムをリリースします。すごく寒くなりましたが、僕のアルバムを聞いてファンの皆さんの心が少しでも温かくなれば嬉しいです。いつも体に気をつけてください。いつもありがとうございます、愛しています!

記者 : イ・スンロク