“詐欺関与の疑い”ナム・ヒョンヒ、元結婚相手との対質尋問に出席…13時間にわたる取り調べで悔しさ訴え

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写真=ナム・ヒョンヒ Instagram
フェンシング元韓国代表のナム・ヒョンヒが、元恋人のチョン・チョンジョと警察署で対面した。

ナム・ヒョンヒは8日午前9時50分頃、ソウル松坡(ソンパ)警察署に出向き、詐欺の疑いで拘束されたチョン・チョンジョとの対質尋問のため、午後11時15分まで約13時間にわたり取り調べを受けた。今回の取り調べには2人を告訴したアカデミーの父兄1人も出席した。

調査室の雰囲気は冷たく、対質尋問が始まると同時に、ナム・ヒョンヒがチョン・チョンジョに向かって「なんなの」と鋭い言葉を投げると、警察が円満な取り調べのために発言の順番を決めたという。

今回の主な争点は、ナム・ヒョンヒがチョン・チョンジョの犯行を認識していたかどうかだった。

この日出席した父兄は、ナム・ヒョンヒがチョン・チョンジョの犯行を全て知っていて、共謀したという趣旨の陳述をし、チョン・チョンジョもナム・ヒョンヒが今年3月からすでに知っていたと主張したと伝えられた。

ナム・ヒョンヒはチョン・チョンジョの詐欺の犯行について全く知らなかったとし、自身も徹底的に騙されたという趣旨の主張を維持したという。

実際の取り調べはこの日の午前10時頃に始まり、午後8時頃に終わったが、その後、ナム・ヒョンヒとチョン・チョンジョが被疑者尋問調書の内容が自身の陳述通りに書かれているかを確認するのに約3時間かかったことがわかった。

取り調べを終えて警察署を出たナム・ヒョンヒは「対質尋問でどのような話を交わしたのか?」「悔しいことがあったら教えてほしい」などの取材陣の質問には沈黙を貫いた。

これに先立って、ナム・ヒョンヒは警察の取り調べを控えて、自身のInstagramに「チョン・チョンジョの嘘」というタイトルで長文を投稿して悔しさを訴えていた。彼女は「名前を除いてはすべてが嘘だったチョン・チョンジョに騙された」とし「被害者たちはお金を失ったけれど、私はお金も名誉も失って、家族とも喧嘩になり、フェンシングアカデミーも運営できない。被疑者の身分で、加害者のように取り調べを受けて、2週間も外出できていない状況。どうして同じ被害者なのに、私だけこのような現実に直面しているのかと思うと悔しい」と訴えた。

ナム・ヒョンヒの再婚相手として知られたが、詐欺の疑いが提起されたチョン・チョンジョは、講演などを通じて知り合った人々から投資金の名目で巨額を騙し取った疑い(特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反)で今月3日に拘束された。現在までに警察が把握している被害者の人数は20人で、被害額は26億ウォン(約2億9,000万円)に至る。

記者 : パク・ユンジン