BTS（防弾少年団）のジョングクとTOMORROW X TOGETHERが、ヨーロッパ最大の音楽授賞式「2023 MTV EMA（Europe Music Awards）」（以下「2023 MTV EMA」）で栄光を手にした。

11月6日（以下、韓国時間）、「2023 MTV EMA」が公式サイトを通じて発表した今年の受賞者リストによると、ジョングクは「Best Song」と「Best K-POP」部門のトロフィーを獲得。TOMORROW X TOGETHERは「Best Push」部門で受賞した。

これに先立って「2023 MTV EMA」で韓国のソロアーティストとしては最多ノミネートの記録を打ち立てたジョングクは、2つの部門での受賞に成功し、グローバルな人気を証明した。この授賞式で、韓国のソロアーティストが2冠を獲得したのはジョングクが初めてだ。

彼は、ドージャ・キャット（Doja Cat）、マイリー・サイラス（Miley Cyrus）、オリヴィア・ロドリゴ（Olivia Rodrigo）、テイラー・スウィフト（Taylor Swift）など、錚々たる候補を抑えてソロシングル「Seven（feat.Latto）」で「Best Song」のトロフィーを獲得。K-POPソロアーティストがこの部門を受賞したのは、ジョングクが初めてだ。K-POPグループとしては唯一、2020年にBTSが「Dynamite」でこの賞を受賞した。

ジョングクは、今年最高のK-POPアーティストに授与される「Best K-POP」のトロフィーも獲得。2019年に新設された「Best K-POP」部門は、2021年までにBTSが3回受賞し、最多受賞アーティストとなった。

今年7月に発売し、世界的にヒットした「Seven」は、ビルボード「HOT100」のトップを記録し、世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyで最短期間で10億ストリーミングを突破し、「デイリー・トップソング・グローバル」チャートで70日間も1位をキープするなど、人気を博している。

TOMORROW X TOGETHERも昨年の「Best Asia Act」に続き、2年連続での受賞を果たした。今回の「Best Push」は、「MTV PUSH」キャンペーンに選ばれ、現在、グローバル音楽市場で最も注目すべきアーティストの中で優劣を決める部門だ。今年はポップス、R＆B、ヒップホップ、Drillなど多様なジャンルで差別化を図りながら、新たなトレンドを作った12組のアーティストが候補に挙がり、最終的にTOMORROW X TOGETHERが選ばれた。

また日本からはBE:FIRSTが「Best Asia Act」を受賞し、注目を集めている。

ジョングクは11月3日の午後1時、ソロアルバム「GOLDEN」を発売し、旺盛な活動を予告した。7日には人気トークショー「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン（The Tonight Show Starring Jimmy Fallon）」、8日には「TODAY SHOW」の「シティ・コンサート・シリーズ」など、アメリカNBCの朝と夜を代表する番組に相次いで出演する。

TOMORROW X TOGETHERは先月、3rdフルアルバム「名前の章：FREE FALL」をリリース。韓国はもちろん、日本の番組にも出演して多彩な活動を繰り広げている。12月2日と3日には、高尺（コチョク）スカイドームで「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : SWEET MIRAGE> FINALE」を開催し、ファンとの時間を過ごす予定だ。

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