THE RAMPAGE、韓国進出に意欲「SEVENTEEN&NCTとコラボしたい」

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今日本で最もホットなアーティストは、このグループ抜きでは語れない。8月、20thシングル「Summer Riot ~熱帯夜~ / Everest」を発売し、オリコン週間シングルランキングで自身初の1位を獲得したTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。色々な放送活動にコンサートや下半期の公演まで忙しい日々を過ごしているTHE RAMPAGEは「暴れまわる」というグループ名のように、ブレーキのない疾走を続けている。日本を超え、海外ファンの心まで掴んでいる彼らの上昇はどこまで続くだろうか、これからが期待される。

―― 韓国を訪れてみていかがですか?

陣:ミュージックビデオの撮影やパフォーマンスのため韓国に来たことがあります。現地の文化を理解しながら、僕たちの音楽を知っていただくことが重要だと思います。そのため韓国に来て文化を体験するため、コムタン(牛肉や牛骨を煮込んだスープ)も食べて様々な食文化を経験しながら時間を過ごしています。

―― 韓国にもRAVERS(THE RAMPAGEのファン)が多いです。韓国のファンに会ったことはありますか?

川村壱馬:シングルを発売した時、ファンミーティングをしました。その時、韓国からいらっしゃったファンの方々に会いました。とても嬉しかったです。

――THE RAMPAGEを知らない韓国の方々のため、グループ紹介をお願いします。

陣:THE RAMPAGEはボーカルとパフォーマーが完全に区分されているグループです。13人のダンサーと3人のボーカル、13:3に分かれているのが特徴です。

――ボーカルとパフォーマーが分かれたグループは、韓国にはないシステムです。長所はどんなところでしょうか?

山本彰吾:普通、グループは振付師とプロデューサーが別にいるじゃないですか。でも僕たちはダンスもメンバーたちが作ります。ライブをする時、動線も全て僕たちが決めます。クリエイティブなグループです。

――先日、20thシングル「Summer Riot ~熱帯夜~ / Everest」がオリコン週間シングルランキング1位になりました。初めての1位で感慨深いと思います。

吉野北人:初めての1位でした。ファンの皆様の声援に支えられて1位になったので、本当に感謝しています。これからもっと成長できるという希望が持てました。RAVERSをはじめ、海外のリスナーに僕たちを知ってもらうきっかけになったようなので嬉しいです。

――K-POPを聴いたことはありますか?

与那嶺瑠唯:毎日聴いていますし、今日も聴きました。特にLE SSERAFIMが好きです。「ミュージックステーション」という日本の音楽番組に一緒に出演したこともあります。K-POPはシステムがよくできていると思いますし、音楽も本当に全部良いなと思います。

――SEVENTEENとコラボライブをしたことがありますね。数年前のことですが、K-POPアイドルとコラボした感想が気になります。

川村壱馬:同じステージに立てて嬉しかったですし、今考えても誇らしいと思います。貴重な経験でしたし、今もSEVENTEENの歌をよく聴いています。

陣:あのように2つのグループが一緒にライブをするというのはなかったそうです。そのためより新鮮で、良い経験でした。

吉野北人:SEVENTEENも人数が多いじゃないですか。そういったところが似ているなと思いました。その時ステージに立った人数だけで29人だったことも記憶に残っています(笑)。SEVENTEENのパフォーマンスを初めて見た時、すごく衝撃を受けました。本当に良かったです。

――今後コラボしてみたいK-POPグループはいますか?

与那嶺瑠唯:SEVENTEEN、NCTとコラボしてみたいです。

陣:SEVENTEENとNCTは、どちらも人数がとても多いので、一緒にステージをやったらものすごいパフォーマンスができると思います。

――現在、日本で活動するK-POPグループも多いです。THE RAMPAGEも本格的な韓国進出の計画はありますか?

藤原樹:11月に韓国公演が予定されています。韓国に進出したいという気持ちは大きいです。メンバーたちもK-POPが好きですのでこれからも韓国でステージに立つ機会が今後もあったらいいなと思います。

――韓国でやってみたいコンテンツはありますか?

山本彰吾:「STREET WOMAN FIGHTER2」に日本のチームが出演しましたが、実はその方が僕のダンスの先生です。僕たちもダンスが強みのグループですので、一緒にコラボしてもいいと思います。僕たちもバトルには自信があります(笑)。

――映画「犯罪都市 THE ROUNDUP」の日本版主題歌を歌った感想はいかがですか?

神谷健太:「犯罪都市 THE ROUNDUP」はメンバーたちと皆で観ました。日本でも本当に有名なマ・ドンソクさんの映画に参加できて嬉しかったです。日本だけでなく、海外で何かができること自体がとても光栄なことだと思います。K-ドラマやK-コンテンツに接しているメンバーたちが多いので、韓国とコラボできて良かったです。

――K-POPとJ-POPの魅力の違いは何だと思いますか?

LIKIYA:K-POPがかっこいいパフォーマンスに特化しているとすれば、J-POPは柔らかくて心に感動を与える音楽が多いと思います。このようなJ-POPの魅力が他の文化圏にも良い影響を与えると思います。

RIKU:J-POPは耳に残るメロディーが多いです。SNSで有名な楽曲がたくさんあります。

吉野北人:J-POPはアニメのOST(挿入歌)が多いです。最近、YOASOBIの楽曲が韓国でも人気が高いと聞いていますが、ソウルでもこの歌が聞こえました。その音楽もアニメのOSTです。

陣:日本語だけの特徴的な単語がありますが、そういったものが耳に残ると思います。ひらがなとカタカナがあるし、漢字も使うじゃないですか。多様な文字を一度に使うことができて魅力的だと思います。

――メンバーが16人もいるので、意見を一つにまとめるのは容易ではないと思います。チームワークはいかがですか?

後藤拓磨:末っ子として言えば、メンバーが16人もいますので意見が分かれることはあります。その時はリーダーが2人いますので、リーダーたちが意見をよくまとめてくれます。メンバーたちもリーダーの意見に従います。10年間一緒にいるので、今は雰囲気だけで分かります。どんなことを考えているのか言わなくても感じられます。

――K-POPグループはほとんど宿舎でみんなで生活します。日本もそうですか?

陣:日本にもそのようなシステムがあります。僕たちも5年間一緒に宿舎で生活しました。

龍:一緒に宿舎で生活する時、4つの部屋に4人ずつ分かれて生活しました。部屋ごとに班長がいて、教育などをしてくれました(笑)。僕は末っ子ラインですけど、初めて宿舎生活をした時は15歳だったので階級がかなり下でした(笑)。

陣:宿舎で生活する時、慎と同じ部屋を使いましたが、一つのバスルームを一人で一時間使っていたことを覚えています(笑)。

山本彰吾:2段ベッドを使っていましたが、上の階で年下メンバーがボールで遊んだりしていました。夜に遊んですごくうるさくしていたら、リーダーのお兄さんに怒られたこともあります。マナーについて教育してくれました。

陣:宿舎の話だけで2時間はできます。ハハハ。エピソードがすごく多いです。

――トラブルが起きた時はどのように解決しますか?

陣:僕たちは毎週一回ずつ食堂に集まって会議をします。活動についての話もしますが、注意すべきことには注意しながら、意見を合わせる時間を作ります。

――もう一度宿舎生活をしろと言われたらできますか?(笑)

メンバー一同:それは嫌です(笑)。

岩谷翔吾:実は先日、ある番組で一緒に宿泊をしました。その時、温泉で裸で久しぶりに遊びました。楽しかったです。

――性格が異なるメンバーたちが集まって生活し、学んだことはありますか?

陣:グループ活動で一番重要なことはお互いをリスペクトする気持ちでした。年齢も違いますし、それぞれのポジションも違うのでお互いに意見を交換する時、リスペクトがベースにないと受け入れ難い時もあります。グループのバランスを保つ上で、互いへのリスペクトが最も重要だと思います。

――11月に韓国でファンミーティングを控えていますが、お気持ちはいかがですか?

与那嶺瑠唯:韓国のファンに早く会いたいです。僕たちはパフォーマンスが魅力的なグループじゃないですか。僕たちのかっこいいステージを早くお見せしたいです。ライブもしたいですし、韓国のRAVERSの皆さんに早く会いたいです。

陣:新型コロナウイルスの感染拡大で会えなかった時間が長くなりましたが、もうすぐお会いできます。早く韓国のファンの皆さんに会いたいです。韓国の皆さんがグループのどんな曲が好きなのか気になっています。

川村壱馬:「HIGH&LOW」シリーズにメンバーたちが出演しました。NCTのユウタさんも出演した作品です。映画やドラマにもメンバーたちが出ましたので、韓国の方々にも関心を持って見ていただきたいです。

――韓国の方たちにおすすめしたい楽曲はありますか?

岩谷翔吾:「WELCOME 2 PARADISE」という楽曲のミュージックビデオを仁川(インチョン)パラダイスシティで撮りました。見慣れた場所が出てきますので、ミュージックビデオを見ながら聴いてほしいです。

長谷川慎:グループ名からも感じられるように、THE RAMPAGEは強い雰囲気のヒップホップグループです。僕たちの根本はヒップホップです。「Everest」という曲にそのような魅力が込められています。ミュージックビデオもモノクロで雰囲気がかっこいいです。

川村壱馬:今回のシングルに「VIP」という曲がありますが、歌詞が英語なので、韓国のファンの方たちも聴きやすいのではないかと思います。

――ホットなグループらしく、忙しい日々を過ごされています。体力的に大変ではありませんか?働き続ける原動力は何でしょうか?

鈴木昂秀:スケジュールは全く問題ありません。原動力といえば……ゲームじゃないかな(笑)。メンバーたちと共に任天堂のゲームをしています。特に「スマッシュブラザーズ 」というゲームをよくやっています。ゲームに勝つとテンションが上がります。それがすごく力になっています(笑)。

陣:ゲームで負けた人たちはパフォーマンスでストレスを解消し、勝った人は嬉しくてテンションが上がってより一生懸命にステージを披露します。

――これからどのようなグループに成長したいですか?

陣:LDHという社名そのものが「Love, Dream, Happiness」の略称です。“LDH精神”をアジアを超えて全世界に広めたいです。音楽に国境は関係ないじゃないですか。僕たちだけの音楽を世界に知らせることが目標です。

――最後に韓国のRAVERSたちに一言お願いします。

川村壱馬:今も僕たちを応援してくださっているファンの皆様に感謝します。まだ海外で僕たちのことを知らない方が多いと思います。新人の気持ちで初心を忘れず、一生懸命に活動します。たくさん応援してください。

与那嶺瑠唯:いつお温かく応援してくださりありがとうございます。THE RAMPAGEはパフォーマンスが魅力的なグループです。たくさん愛してください。RAVERS、愛してます!

記者 : ファン・ヨンド