【REPORT】OMEGA X、1年ぶりの日本コンサートで涙「どんな困難があっても挑戦し続ける」

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写真=森 久
2022年8月にミニアルバム「Stand up!」で待望の日本デビューを果たし、2023年7月12日に日本公式オフィシャルサイトと日本公式ファンクラブ「FOR X」を立ち上げたOMEGA Xが、約1年ぶりとなる日本コンサート「2023 OMEGA X CONCERT in JAPAN 」を大阪と東京の2都市で開催。ここでは、愛と感動に満ちた9月23日に東京・Zepp Hanedaにて行われたNight公演の模様をお伝えする。

純白の衣装でステージに現れた11人。待望の1曲目は、グループ名を堂々冠した「OMEGA X(JP ver.)」だ。11人の息がぴったりと合った歌、ダイナミックなダンス、とんでもない圧倒感。再会を待ちかねた11人は、1年前よりもパワーアップしている印象だ。

写真=森 久
続く「WHAT'S GOIN' ON」は、メロウなヒップホップナンバー。合間に「Hello,Tokyo!」「叫べ!」とメンバーが呼びかければ、客席から大歓声が上がる。「みなさんこんばんは!」「僕たち1年ちょっと経ちました。久々にみなさんに会うと気分がいいです」「会いたかったです。愛してる!」と、1年ぶりの日本コンサートが開催できた喜びの言葉を、次々に口にしていくメンバー。「KEEP GOIN'というタイトルは、どんな困難があっても挑戦し続け、OMEGA XとFOR X(OMEGA Xファンの呼称)は共に過ごす、という決意を込めたタイトルです」とライブタイトルに込めた想いも語ってくれたが、さまざまな困難の中でも決して諦めず、こうして日本のステージに立ってくれた11人に心から感謝したい。

写真=森 久
MCタイムでは、「このコンサートのために準備をたくさんしました。そして、いろいろなことがありました。練習帰り、お腹がペコペコだったんですが、テドンさんが美味しい料理を作ってくれました」というエピソードが明かされ、テドンが「みんな美味しそうに食べてくれたので作った僕も気分がよくなりました」とはにかんだ笑顔を見せる場面も。

そんな和やかムードから一転、メンバーの「せーの」から、重厚なビートとラテンテイストが絡む「VAMOS」へ。メンバーの挑発的な表情やかけ声がよく映える。繊細な高音部、しなやかな動きでも魅了する「LOVE ME LIKE」にしても然り、どんなテイストの楽曲もOMEGA X色に染め上げて全力でパフォーマンスし、11人それぞれが輝きを放つのがOMEGA Xだ。

写真=森 久
メンバーを代表してハンギョムがとっておきのセクシーアピールをしたのち、前後2列になって並び、マイクスタンドの前で歌ったのは「i'm sorry」。ていねいにつなぎ、重ねていく歌声の、なんと美しいことか。「DRY FLOWER」では順繰りマイクスタンドからハンドマイクをとり、ステージを動きながら横1列に並んだ11人。「次の曲で嘘をついていいですか? 正直なLIARになります(笑)」と前振りした「LIAR」では、アコースティックギターの温かな音色と11人の柔らかな歌声の融合が心地よくてたまらない。全身全霊を込めたその歌声に、どうしたって心が動く。

「初めて歌手の夢を持つようになったきっかけは?」「デビューの準備をしながら一番大変だったことは?」「初めて立ったステージを憶えていますか?」「あのときの自分と今の自分を比べて変わったところは?」「歌手の夢を後悔したことはありますか?」「大変でもこれまで走ってこられた理由は?」という数々の質問に個人インタビュー形式でメンバーが答えていったのは、幕間VCR。歌とダンス、OMEGA Xというグループとメンバー、ファンを心から愛し、愛するがゆえに苦悩したことも。偽らないありのままの気持ちを言葉にしていったメンバーは、やっぱりとても誠実だ。そんな11人のことが、FOR Xはよりいっそう愛おしくなったに違いない。「10年後もOMEGA Xは夢に向かって走っているのでしょうか?」という問いへの「はい」の即答、「11人全員で」という言葉にも、胸が熱くなった。

写真=森 久
私服風衣装に着替えての「Dream」では、背中合わせになったり、寄り添ったり、肩を組んだり、笑顔を交わしたりしながら歌った11人。これまでもこれからも、夢追うのはこの11人一緒だ。

「みなさんのかけ声を聞きたいな、と思う曲です」とメンバーが前置きしたのは「PLAY DUMB」。弾むリズムに笑顔のメンバー、オーディエンスのHEY! コール。「僕たちに会いたかった? 僕たちは会いたかったよ?」と呼びかけ、軽やかなステップを踏みながらメンバーでジャレ合ったりハイタッチしたりしながら歌い、客席にハートマークを山ほどプレゼントしてくれた「#BRB」。「ドライブしに行きましょう」とオーディエンスを誘った「Drive」。躍動感たっぷり、軽快に駆け抜けた「luv ‘em」。楽しいがどんどん加速していく。本編ラストは、日本デビューアルバムに収録のサマーチューン「Stand up!」。メンバーもFOR Xも最強の笑顔になれる場所、それがOMEGA Xのライブだ。

「最後に自分へひと言」という質問を受け、メンバーそれぞれが自分自身へのメッセージを送った、再びの幕間VCR。常に向上心を失わず、自分自身を肯定できて、メンバーやファンを大事に想うことができる11人は、本当に凜として心清らかな人たちだ。

写真=森 久
客席を見渡しながら「大好きだよ」「愛してる」と伝えた上でのアンコール1曲目は、「FOR BABY」だ。メンバーとファンで一緒に作り上幸せ、これに勝るものはない。辛い時間にも耐えて、ようやく日本のステージに戻ってくることができた11人。ひとりひとりの挨拶では、中には目に涙を浮かべるメンバーも。お互いに「大丈夫」と励まし合い、支え合う姿も印象的だった。

「この道を僕たちと歩んでくれて本当にありがとうございます。僕たちはみなさんの手を離しませんので、みなさんも僕たちの手を離さないでください」

最後に届けてくれたのは、スマホでの撮影がOKとなった「BINARY STAR」。また、会う日まで。ありったけの想いを込めた11人の歌声と表情は、FOR Xたちにとって特別な宝物となったはずだ。今回の公演をきっかけに本格的な日本活動を予定しているというOMEGA X。11人とFOR Xは、これからも手を取り合って進み続ける。

■公演概要
「2023 OMEGA X CONCERT in JAPAN
9月23日(土)Zepp Haneda

1. OMEGA X (JP ver.)
2. WHAT'S GOIN' ON
3. VAMOS
4. LOVE ME LIKE
5. i'm sorry
6. DRY FLOWER
7. Dream
8. LIAR
9. PLAY DUMB
10. #BRB
11. Drive
12. luv ‘em
13. Stand up!
ENCORE
14. FOR BABY
15. BINARY STAR

■関連リンク
OMEGA X日本オフィシャルサイト

記者 : Kstyle編集部