DAY6のYoung K、タイトル曲「これしかない」MVを公開…TWICE ダヒョンと共に演技に挑戦

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写真=JYP ENTERTAINMENT
DAY6のYoung Kが、秋にふさわしい切ないセレナーデでカムバックした。

Young Kは9月4日の午後6時に、音楽配信サイトを通じてニューアルバム「Letters with notes」をリリースした。

今回のアルバムは2021年9月の1stミニアルバム「Eternal」以来、約2年ぶりだ。今年4月にKATUSA(Korean Augmentation Troops to the United States Army/在韓米軍管轄下に置かれた韓国陸軍兵士)を除隊したYoung Kは、6月15日にウェブバラエティー番組「歩いてチャートの中へ」プロジェクトの一環としてデジタルシングル「たぶん愛みたい」を披露した。6月23日にはJYPエンターテインメントが音楽で世の中に善良な影響力を与えるため展開するミュージックコンテスト「SONGS THAT CARE」の一環として完成した新曲「Better Day」を、6月28日にはフィーチャリングとして参加したジェイミー・ミラーのニューシングル「Maybe Next Time」を発売して、カムバックへの雰囲気を盛り上げた。

Young Kは2015年9月、バンドDAY6のボーカル兼ベース担当メンバーとしてデビューし、8年間で自作曲150曲以上(韓国音楽著作権協会登録基準)をリリース。「1ページになれるように」「You Were Beautiful」「I Like You」「Zombie」「Love me or Leave me」など、多くのK-POPファンの間で名曲として挙げられるDAY6の代表曲を作詞・作曲した。DAY6がK-POPを代表する人気バンドとして成長するのに大きく寄与した。

これにとどまらず、DAY6のユニットDAY6(Even of Day)、ソロ歌手デビューも成功裏に行い、幅広い音楽的スペクトルを構築した。1stフルアルバム「Letters with notes」には8年間着実に築いてきた実力はもちろん、空白期の間に一層深まった感性と率直な話を集約した。今日に至るまで絶えず続いてきた悩みと変化、成長の痕跡が歴然だ。

アルバム名「Letters with notes」は、「音符で書いた手紙」「音を付けた手紙」を意味する。「Letters with notes」の著者であり作家(From. Young K)としてYoung Kは、夏の終わりを過ぎて秋の入り口で自分を待ってくれた音楽ファンに計11通で構成された甘い手紙を伝えようとした。タイトル曲「これしかない」をはじめ、「今日だけを君だけをこの日を」「let it be summer」「Dreamer」「Bungee Jumping」「natural」「STRANGE」「SOUL (Feat. チェ・エルビ)」「playground」「babo」「what is..」まで全曲の作詞・作曲に参加して、11通の手紙を披露する。

タイトル曲「これしかない」は、1960年代末のブリティッシュサウンドのクラシックな要素と、1980年代のアメリカンハードロックバラードのストレートながら訴えかけるような雰囲気が魅力的な楽曲だ。DAY6と長い間息を合わせてきた作曲家のホン・ジサンが参加して、もう一つの名曲の誕生を期待させる。ホン・ジサンと会話をしていたところ、「君は何かを手放さなければならない時に、うまく放せないようだ」と言われたことにインスピレーションを受け、様々な形の関係、愛において、リスナーから幅広く共感を引き出すことができる歌詞で満たされた「これしかない」を完成させたという。

「これしかない」は、限りなく応援と愛を送ってくれる音楽ファンのために永遠に歌いたいという真心を込めた前作「Eternal」のタイトル曲名「最後まで抱きしめてあげる」の叙事とつながっている楽曲でもある。すべてが壊れることがあっても愛する人を守ると誓った「最後まで抱きしめてあげる」の話者は、最後まで抱いてあげるという約束が無意味になり、ますます消えていく愛を手放せない状況に置かれた。

自ら作詞に参加したYoung Kは「粉になって抜け出る愛を / 両腕で抱いているしかない / 全部無駄でも / 何の意味もなくても / だんだん胸から小さくなっていても / 結局一つも残らなくても / 僕にはこれしかない / 消えていくこの愛しかない」という歌詞を書き下ろし、無力になった愛の痛みを表現した。サビで爆発的に溢れ出るYoung Kの堅固な高音と、訴えるような強い声色が、楽曲に対するリスナーの没入度を高める。

Young Kは新報のThanks toを通じてファンに「今回のアルバムが世の中に出られたのも、この文を読んでいる皆さんのおかげだと思う。いつも悩んでいる。どうやってこの過分な関心と愛に報いることができるだろうか。結局『これしかない』という結論が出た。いつまでも歌おう。体も心も元気に。楽しく」と真心を伝えた。

続けて「もちろん何事にも幸せだけがあるわけではないが、その頻度と大きさができるだけ頻繁で大きく、最大限ステージで、音楽を通じてその幸せを伝えるために努力する。幸せは分けたからといって小さくならないから。そして愛もそうだ。だから愛している」と付け加えた。

音源と共に公開されたミュージックビデオには、TWICEのダヒョンが出演して話題を呼んだ。ミュージックビデオの感情線は愛する人との思い出、約束、相手そのものを象徴するメタファーである指輪を取り戻そうと孤軍奮闘する一人の男の姿についていく。極限の状況でも指輪を手に入れようと敢行する無謀な行動は、喜んで命をかけるほど大切な存在に向けた純粋さと凄絶さを感じさせる。

Young Kはニューアルバム発売に先立ち、9月1日から3日までの3日間開催した単独コンサート「Letters with notes」を盛況裏に開催した。3回の公演のチケットは全席完売となり、ソロ歌手としても絶大なチケットパワーを証明した。アルバムの正式発売前にもかかわらず、11曲の新曲の全曲をライブで披露し、MY DAY(DAY6のファン)だけのための特別な新譜聴音会を行った。すべての瞬間を歌うバンドを夢見る“信じて聞くDAY6”のYoung Kが新しいアルバムを土台にファンとどんな青春のページを書いていくか、期待が集まる。

記者 : ファン・ヘジン