【REPORT】2PM ジュノ、約5年ぶりの日本アリーナツアーが終了!ファンに感謝「歩んできた10年間をお見せしたかった」

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撮影:田中聖太郎
様々な分野で韓国テレビドラマの歴史を塗り替えた2PMのジュノ主演ドラマ「キング・ザ・ランド」が放送終了を迎え、世界中で“俳優”ジュノロスが収まらない中、“ソロ歌手”ジュノは日本で3都市6公演におよぶ約5年ぶりのアリーナツアー「LEE JUNHO Arena Tour 2023 “また会える日”」を大成功で締めくくった。

7月22日(土)の横浜公演を皮切りに、神戸公演を経て、8月27日(日)に名古屋・日本ガイシホールでファイナル公演を迎えた。約5年ぶり、そして声出し解禁後初となる今回のアリーナツアー。どこよりも誰よりも暑い夏を過ごした、ジュノのファイナル公演のレポートをお届けする。


ファンに感謝「10周年おめでとう。ありがとう」

撮影:田中聖太郎
暗転したステージのLEDスクリーンに映されるのは、ツアータイトルでもある「また会える日」の映像。大歓声の中で登場したジュノは、ファンの前で初披露となる楽曲「また会える日」でライブをスタート。2曲目の「Pressure」では、まるで彼が光を操っているような照明演出でも魅せる。低音が響く「HYPER」ではダンサー総勢16名との一糸乱れぬダンスと、日本語でのラップも難なくこなした。

ここで最初のMC。「名古屋! 今日は“また会える日”の最後の公演だから、今まで以上にもっと、歌って踊って“勝手に”やります! 次の2曲は座って聴いてください。ライブビューイングの皆さんも一緒に楽しんでください!」と話すと、「Nobody Else」「Fire」と2曲を続けて披露。ステージの端から端まで歩き、サイドの客席に座るファンとのコミュニケーションも忘れなかった。

撮影:田中聖太郎
撮影:田中聖太郎
次は雰囲気をガラリと変え、ラップと激しいダンスパフォーマンスの「CRUSH」。続く「WOW」ではサブステージに移動したジュノとダンサーが客席を煽ると、一緒に踊ったりペンライトを大きく振ったりと、ライブ前半で一番の一体感を見せた会場。連続した盛り上がるナンバーの披露でどんどん大きくなっていく歓声に、ジュノも満足そうな笑顔を浮かべた。

ここで、ツアータイトルを「また会える日」にしたことについて「ファンの皆さんに成長した姿で会いに行きたかった。ソロデビュー10周年の節目に、僕が歩んできた10年間を皆さんにお見せしたかったです。僕のそばにいてくださってありがとうございます」と挨拶すると、おもむろに上着を脱ぐ彼に、会場はまさに黄色い悲鳴に包まれた。次の曲で披露したのは浮気した恋人に向けた「INSANE」で、彼の演技が光る曲だ。曲の最後で撃たれたように赤い照明の中に倒れ込むジュノ。すかさず客席からは「イ・ジュノ!」コールが沸き起こった。

撮影:田中聖太郎
MCの後は、サビのコールアンドレスポンスで会場が一気に盛り上がる「SO GOOD」に「FEEL」と続き、「Roller coaster」ではサブステージを全面使って、360度すべての客席に向けてパフォーマンスを繰り広げた。同曲では、なんとステージを降りてさらにファンの近くへ。ここからはラブソングが続いていく。「ここから少し、座ってゆっくり聴いてください。次は皆さんに聴いて欲しい曲です」と歌い始めたのは、サビに「僕と結婚してくれる?」という歌詞のある「Darling」。

さらに日本での初主演映画の主題歌「Nothing But You」に続き「I love you」ではバンドのギターのそばに座り、客席をゆっくり見渡しながら歌い上げた。デビュー当初に作詞・作曲したこの曲には、当時のジュノの等身大のすべてが詰まっている。「今後も、どんな形でも皆さんのそばにいることを覚えておいてください。次にまた会える日には、今よりもっとカッコよくなった素敵な姿で会いに来ます」と約束し、「10周年おめでとう。ありがとう」と感謝を伝えた。


Jun. K&ニックンも応援のため会場へ!

撮影:田中聖太郎
ここで、ジュノからサプライズゲストの紹介。なんと、Jun. Kとニックンが会場に訪れていた。グッズを身に付け、マイクなしでジュノへの応援メッセージを叫び、ジュノへの愛情を示した。

続いてバンドメンバーの紹介へ。紹介されたバンドメンバーは「今の気持ちを楽器で表現してください」というジュノのお願いに、セットリストにない曲を突然演奏し、ジュノがその曲を思い出して歌うという、このツアーでは定番となった、ジュノにとってはプチ試練、ファンにとってはサプライズとなったMCパートだ。続いてソロデビュー曲「キミの声」を、Rockアレンジを加えた新しい形で披露。ライブでお馴染みの「HEY YOU」「SAY YES」でのファンとのコールアンドレスポンスは、呼吸バッチリで盛り上がりを見せた。

撮影:田中聖太郎
撮影:田中聖太郎
衣装替えのあと「SET ME FREE」を披露すると、幕間で公開した8月23日発売の「Can I」のミュージックビデオの話題に触れると、「この曲は1年前くらいに作った曲です。やっとお届けすることが出来ました。聴いてもらえると嬉しいです」と伝えた。続いて、星空を連想させるペンライトと照明に囲まれた「Like a star」。韓国語でしっとりと歌い上げる「Love Song」と、「Zero Point」ではサビの可愛らしい振り付けで愛嬌を見せる。ファンからの「もう1回!」にジュノは何度も答え、愛嬌のたびに歓声が止まらなかった。

ライブもいよいよ終盤。最後のパートに差し掛かる。「最後までいきましょうか!」という言葉とともに、激しいダンスナンバーの「DSMN」と「All Day」が続いた。激しい振り付けにもかかわらず、力強くパワフルな歌声が響き、ダンサー総勢16名を引き連れた圧巻としか言いようがないダンスパフォーマンスでライブ本編は幕を閉じた。

撮影:田中聖太郎
暗転した会場の中、「イ・ジュノ!」コールが鳴り止まない。すると、ピアノの旋律とともに公演グッズを身に付けたジュノが再登場。アンコール1曲目は「一緒に過ごした時間」で、やわらかい照明の中、感慨深い表情で、まるでファンの顔を脳裏に刻むように、客席をゆっくりと見渡しながら歌い上げた。


10年間のソロツアーを振り返り「今まで幸せに…」

撮影:田中聖太郎
「これで“また会える日”ツアー最後です。5年振りに戻ってきたイ・ナツのツアー、終わってしまう実感はまだないです。一緒に過ごした時間を記憶して、そしてまた会える日を願っています」という最後の挨拶のあと、バンドメンバーやダンサーを紹介し終えたところで突然の暗転。10年前の2013年から今までのソロツアーを振り返る映像が流れ始めた。会場中が大きな声を揃えてジュノに伝える「JUNHO 10周年おめでとう!」という言葉とともに、スローガンを掲げた。

そんなファンにジュノは、「このツアーでは、今の僕をどう表現するか、それだけを考えていました。でもこうして過去の映像を振り返ってみると、今までの僕と皆さん、結構幸せに過ごしてきましたね。ずっと僕を応援してくれて、一緒にいてくださってありがとうございます」と改めて感謝を伝え、「最後の曲は楽しい曲です! みんなと一緒に歌って踊って“勝手に”やりましょう!」というコメントとともに「Ice Cream」の可愛らしいダンスで魅了した。

撮影:田中聖太郎
撮影:田中聖太郎
ジュノがステージを後にするとライブのエンドロールが流れた。これで終わりと思いきや、エンドロールが終わると再び暗転し、2つに分かれるLED。その間からなんと、8月23日(水)に発売した新曲「Can I」のミュージックビデオの衣装を着たジュノが登場し、パフォーマンスを披露。同曲は、凍りついていた心を溶かしてくれた1人の女性と出会い、激しく揺れ動く感情を表現した繊細かつ洗練されたダンスが魅力だ。ダンサーに持ち上げられて宙に浮いたり、ダンサーたちが組んだ椅子に座るジュノなど、1曲で彼の様々な魅力を惜しむことなく存分に発揮した最高のパフォーマンスで、「LEE JUNHO Arena Tour 2023 “また会える日”」は幕を閉じた。

ツアーを終えたジュノは、スペシャルシングル「Can I」の発売記念オフライン購入者イベントで10月に再び来日する。封入シリアルナンバーで300名が当たる「スペシャルサイン会」では、ジュノと向かい合って座る形でサインをしてもらえる特別なイベントとなっている。

さらに、10月7日(土)・8日(日)には、約7年振りとなる2PMの完全体コンサートも東京で開催される。

撮影:田中聖太郎

■公演概要
「LEE JUNHO Arena Tour 2023 “また会える日”」
【日程】
2023年7月22日(土) 横浜・ぴあアリーナMM OPEN 17:00 / START 18:00
2023年7月23日(日) 横浜・ぴあアリーナMM OPEN 16:00 / START 17:00

2023年8月5日(土) 神戸・神戸ワールド記念ホール OPEN 17:00 / START 18:00
2023年8月6日(日) 神戸・神戸ワールド記念ホール OPEN 16:00 / START 17:00

2023年8月26日(土) 名古屋・日本ガイシホール OPEN 17:00 / START 18:00
2023年8月27日(日) 名古屋・日本ガイシホール OPEN 16:00 / START 17:00

■関連サイト
・2PM Japan Official Website

記者 : Kstyle編集部