“梨泰院の事故で死去”イ・ジハンさんの母親、息子の誕生日に恋しさを吐露「去年に戻りたい」

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写真=935エンターテインメント
「PRODUCE101」シーズン2に出演した俳優の故イ・ジハンさんの母親が、息子の誕生日に恋しさを表した。

イ・ジハンさんの母親は3日、息子のInstagramに長文を掲載し、切ない心境を吐露した。

母親は「8月3日、あなたが生まれた日だよ。お母さんはこの日が来るのが怖かった。もう喜べない日だから、どうか来ないことを願った」とし「今もあなたがいないことが信じられない。白くてかわいい赤ちゃん虎の夢を見てあなたを産んだのに、私たちのそばに25年しか一緒にいられないなんて、想像もしたことがなかった」と虚しさを表した。

続けて「お母さんももうこの世に未練がない。早くあなたのそばに行けることが私の人生の最後の願い。もう1つの願いがあるとしたら、去年の10月28日に戻ること。そして、私の命が必要なら、喜んで代わってあげる」とし「長く待たせないよ。会いたい」と付け加えた。

イ・ジハンさんは昨年10月に発生した梨泰院(イテウォン)での雑踏事故により、25歳の若さでこの世を去った。

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【イ・ジハンさんの母親 Instagram全文】

ジハン、お母さんよ。今日は2023年8月3日、あなたが生まれた日だよ。

お母さんはこの日が来るのが怖かった。あまりにも怖くて、必ず来てしまうのなら、お願いだから、できるだけ遅くやって来ることを切実に願った。いや、もう喜べない日だから、どうか来ないことを願った。

ジハン、お母さんはとても泣いている。涙が目の前を遮って、胸が張り裂けるような苦しみが押し寄せてくる。今もあなたがいないことが信じられない。すぐにでも「お母さん!」と呼んで帰ってきそうなのに。

あなたに会いたくて、あなたの匂いを嗅ぐと胸が痛くて。あなたの靴下と靴はお父さんが履いている。お母さんは、去年の誕生日にあなたにプレゼントしたバッグを抱きしめている。それしか私たちにできることがなくて、どうにかなりそうなの。

白くてかわいい赤ちゃん虎がお母さんのスカートに向かって走ってきて、私があなたをぎゅっと抱きしめる夢を見てあなたを産んだ。なのに、私たちのそばに25年しか一緒にいられないなんて、想像もしたことがなかった。

今、あなたのスマートフォンにカカオトーク(モバイルチャットアプリ)の通知音が鳴り続けている。パスワードが分からなくて確認はできないけれど、あなたの誕生日を祝っているようで。

俳優という夢を叶えるために本当に苦労したね。太ることを恐れて思いきり食べることもできず、徹夜で台本の練習をしていたあなたのことを思い出して、お母さんは胸を痛めながら悲しんでいる。

お母さんが作るわかめスープをこれからはどうしよう? どうすればあなたに届けられるだろう……。私がわかめスープを持ってあなたのところに行くことができたらいいのに。

ジハン、あなたの誕生日を覚えてくれている方がとても沢山いた。ジハン、あなたの誕生日の0時に合わせて、あなたのInstagramを通じて、歌を投稿してくれた方々がいた。あなたも見ているかな?

この世の中はまだ温かいと思える。私の息子ジハン、お母さんももうこの世に未練がない。早くあなたのそばに行けることが私の人生の最後の願い。もう1つの願いがあるとしたら、去年の10月28日に戻ること。それができるのなら、私の命を喜んで差し上げる。長く待たせないよ。会いたい、ジハン。

記者 : パク・スイン