「恋人」でナムグン・ミンとアン・ウンジンの切ない恋物語が描かれる。

18日、MBC新金土ドラマ「恋人」（脚本：ファン・ジニョン、演出：キム・ソンヨン、チョン・スジン）は予告映像第2弾を公開した。

「恋人」は、丙子の乱の兵火の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、人々の生命力を描いたヒューマン歴史ロマンス物だ。MBC「帝王の娘 スベクヒャン」「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」などの時代劇を執筆した脚本家のファン・ジニョンと、「黒い太陽」でパワフルな演出力を証明したキム・ソンヨン監督がタッグを組み、名作時代劇の誕生を予告している。

「恋人」が高い関心と期待を集めているのは、10年ぶりに時代劇に復帰する韓国最高の俳優ナムグン・ミン（イ・ジャンヒョン役）と、代替不可能な魅力と演技力を兼ね備えた人気女優アン・ウンジン（ユ・ギルチェ役）の恋愛時代劇であるためだ。先立って公開された予告ポスター、予告映像第1弾、ツーショットは、2人の男女の切ない感性を詰め込み、視聴者の期待を高めた。

そのような中、予告映像第2弾が公開された。映像は血まみれになって海辺に一人でひざまずいているイ・ジャンヒョンの姿から始まる。この時、「私を初めて見た日を覚えていますか？」というユ・ギルチェの声が聞こえてきて、イ・ジャンヒョンはそっと目を閉じる。続く画面にはイ・ジャンヒョンと、彼の心をつかんだたった1人の女性ユ・ギルチェの絵に描いたような思い出が蘇ってくる。

幸せな思い出も束の間、悲惨な戦争の渦に巻き込まれたイ・ジャンヒョンとユ・ギルチェの姿が交錯し、2人の恋が、どれほど長い道を歩まなければならなかったかを暗示する。「あの山の上に煙が立ったら、必ず避難してください」というイ・ジャンヒョンの頼みに、昼夜を問わず山道を走るユ・ギルチェ。涙を流しながらも揺るぎない眼差しで「今日、私たちには何も起こっていない」と言う。イ・ジャンヒョンも、血まみれになって戦争のど真ん中に放り出されて、戦い続ける。

この時、「危ういほど深くなる、たった一つの愛が始まる」という字幕が登場し、2人の男女の恋を切なく感じさせる。そして再び対面したイ・ジャンヒョンとユ・ギルチェ。雪道を走ってきたユ・ギルチェの顔を撫でるイ・ジャンヒョンの目には、愛おしさが溢れる。そしてイ・ジャンヒョンは「今日、僕と共に過ごしたこの瞬間を絶対に忘れてはいけない」という言葉を残し、ユ・ギルチェに徐々に近づいていく。届きそうで届かない2人の姿に視線が集まった。

「恋人」の予告映像第2弾は、悲惨な戦争も引き離せない男女の恋を、ドラマチックでインパクトあふれる映像で収め、視聴者を魅了した。ナムグン・ミンは、心臓が止まりそうな切ない眼差しと強烈な男らしさを同時に見せて、女心を鷲掴みにした。アン・ウンジンは、花のように清楚で可憐な姿から、戦争を経験して強靭で成熟した姿になるまで、劇的な変化を深く描き、没入感を高めた。

何よりも、2人の俳優の切ない恋愛模様が感嘆を誘う。眼差し、表情、話し方、声の小さな震えまで完璧に呼吸し、一幅の絵のようなシーンを完成させたナムグン・ミンとアン・ウンジン。2人の俳優の恋愛の演技がドラマでどのように繰り広げられるか、期待が高まっている。韓国で8月4日金曜日夜9時50分に放送がスタートする。