コ・ウナからイ・セヨンまで、韓国芸能人が整形手術の過程を公開…コンテンツ化に懸念の声も(動画あり)

OSEN |

写真=イ・セヨン Instagram
今や芸能人たちの整形告白も、珍しくない時代になった。整形したことを必死に隠していた過去とは違って、クールに整形したことを明らかにする芸能人が増え、今では番組など公の場所で堂々と整形を告白することも普通になっている雰囲気だ。

しかし、単に整形したことを告白するだけでなく、整形の過程や経過を細かくシェアするケースも増えている。これはSNSやYouTubeなどの発展により、個人が不特定多数の人たちに対して簡単に日常の些細なことまで公開できるようになったためだと考えられる。多くのスターたちがVlog(ブイログ: Video+Blog)という形で日常をシェアしている中、整形に関する話も1つのコンテンツとしての役割を果たすようになった。

最近、女優のコ・ウナは治療目的で鼻の整形をしたことを明かした。先立ってコンプレックスを解消するために毛髪移植をする過程を撮ってYouTubeにアップしたコ・ウナは、かつて怪我のために鼻を手術したが、医療事故の副作用により再手術を選択したと明かした。そして整形外科を訪れて手術の相談をした内容を包み隠さず公開した。

特に彼女は鼻の手術を決心した理由を説明し、「整形を勧めるわけではない」と繰り返し強調した。弟であるMBLAQのミルも「整形を勧めるものではない。コ・ウナも今、昔の鼻だったら整形を考えなかったと思う」とし、やむを得ない事情を説明した。

コ・ウナの場合、美容がメインの目的ではなく治療のため鼻の整形を選択したが、これをめぐって「整形を勧めている」という懸念の声が一部からあるのは、すでに整形がコンテンツ化しているためだ。YouTubeで整形と検索するだけでも、整形の体験談から手術直後のむくみが取れる過程まで、Vlog形式で撮影した動画は多い。

芸能人の中でも整形の過程を包み隠さず公開した事例がある。二重まぶたの手術に続き、鼻の手術までしたお笑い芸人のイ・セヨンは昨年、自身のYouTubeチャンネルを通じて鼻の手術後の1週間の変化を収めた映像を公開した。

写真=コ・ウナ、イ・セヨン YouTubeチャンネルキャプチャー
当時、彼女は「絶対に整形を勧めているわけではない」と話したが、「1度だけの人生だから、機会があって、お金があれば手術を受けるのもいいんじゃないかと思って、二重まぶたにしてからちょうど1年で鼻の再手術を決めた」と、整形に対する肯定的な意見を述べた。また手術後に変わった外見に対して、満足感を示した。

タレントのキム・ギスも過去、YouTubeを通じて鼻の手術と輪郭手術の過程をシェアした。その他にも故チェ・ジンシルさんの娘チェ・ジュンヒ、ユ・ケンニプのように、芸能人並みの知名度を持つインフルエンサーも整形に関するコンテンツで話題を集め、お笑い芸人のチェ・ヤンラクはテレビ番組を通じて二重まぶたの手術の過程を公開して注目を集めた。

もちろん整形は個人の選択であり、自分が整形手術を受けた体験談をシェアすることは、整形を計画している人にとっては有益な情報を得る窓口になることもある。また一部ではこのような口コミが、むしろ整形に対する恐怖と警戒心を呼び起こすという反応もあった。

しかし、このようなコンテンツが一般大衆と整形手術の距離感を縮める役割を果たしていることも否定できない。周りに整形手術をしたという人が増えれば、整形を軽く受け止め、「自分も?」と気軽に考えることになるかもしれない。整形失敗の事例をシェアして「整形するな」と警告する場合ももちろんあるが、先立って言及された芸能人をはじめ、ほとんどが整形によってコンプレックスを克服し、より美しくなった姿を見せる。

本人たちも「満足している」と話し、コメントにも「もっときれいになった」という反応が続く。しかし、実際は二重まぶたの手術だけで日常生活が不可能になるほどの副作用で苦しむ人も多く、決して軽く考えることではない。絶大な影響力を持つ芸能人であれば、コンテンツとして取り扱う場合、さらに注意を払う必要がある。



記者 : キム・ナヨン