「偶然出会った、あなた」イ・ウォンジョン、過酷な拷問シーンのため5kg減量“過呼吸にもなった”【ネタバレあり】

Newsen |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=Newsen DB
「偶然出会った、あなた」を通じて初めて拷問シーンを演じたイ・ウォンジョンが、過呼吸が来るほど演技に没入した瞬間を振り返った。

韓国で最近放送が終了したKBS 2TVドラマ「偶然出会った、あなた」は、1987年に閉じ込められた2人の男女のおかしくも美しい時間旅行記で、過去の連続殺人事件の真実を探しに出たヘジュン(キム・ドンウク)とユニョン(チン・ギジュ)がお互いの目標がつながっていることに気づいて事件を解決していく物語を描いた作品だ。

イ・ウォンジョンは明るく単純な性格の持ち主で、ユニョンの父親の過去である1987年のヒソプ役を演じた。純粋で夢をたくさん持っていたヒソプは、ポジティブな外見とは異なり、叔父の家に居候する状況で、家族に対する懐かしさを持って育った人物だ。ソ・ジヘが演じた後のユニョンの母親スネと初々しいラブラインを披露した。

放送終了後、Newsenとのインタビューでイ・ウォンジョンは、最も記憶に残る回として、1980年の民主化運動で家族を失った遺族で、学生運動中のユソプ(ホン・スンアン)を隠すためにヒソプが極限の拷問まで受け入れる姿が盛り込まれた第9話を挙げた。

イ・ウォンジョンは「一度もやったことのない演技でした」と切り出し「ドラマ撮影前にすでに11kgぐらい減量した状況でしたが、疲弊している姿を見せるために追加で5kg減量しました。水分摂取を制限し、撮影前日はサウナに行って身体の中の水分を飛ばしました」と明かした。

このように万全の準備をしたが「それでも心配とプレッシャーが大きかったです」と話したイ・ウォンジョンは「やったことのない演技でしたが、レファランスに参考しようとは思いませんでした。ただ、撮影の1時間前にあらかじめ拷問室に入って座り、ヒソプの感情を理解しようと思いました」と振り返った。

続いて「放送はされていませんが、水に濡れたタオルを実際に顔に乗せて拷問されるシーンを撮影したりもしました。息が詰まるような経験でした。そのシーンを撮影してからは過呼吸になったりもしました」と打ち明けた。

拷問シーンを撮影して生まれて初めてスタンディングオベーションを受けたというイ・ウォンジョン。彼は「朝から晩まで拷問シーンをずっと撮っていたのですが、監督が手をぎゅっと握ってくれて『本当に苦労したね』『よくやった』と励ましてくれました。スタッフの方々も全員立ち上がって拍手をしてくれました。本当に感動しました」と語った。

顔中に血だらけの特殊メイクをしたのも今回が初めてだそうだ。イ・ウォンジョンは「特殊メイクに使う薬品の刺激が非常に強いというのもその時に知りました。アルコールですべて消すと、顔にトラブルが起きました」としながらも「それでもかまわなかったです。“シーンさえ良ければそれでいい”と思いました。トラブルは皮膚科に行って治療してもらえばいいと」と格別な情熱を明かした。

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記者 : ペ・ヒョジュ