Vol․1 ― PURPLE K!SS、念願の日本デビューにメンバーの反応は?「マジか!!って(笑)」

Kstyle |

アルバムを出すごとに独創的な音楽とのパフォーマンスで話題を集める実力派ガールズグループPURPLE K!SSが、3月22日にミニアルバム「DEAR VIOLET」で日本デビュー。Kstyleではプロモーションと日本初ライブのために来日した彼女たちを直撃! 前編では日本デビューへの意気込みや、アルバム制作秘話についてたっぷりと語ってくれた。

・Vol․2 ― PURPLE K!SS、日本ファンの言葉に衝撃&爆笑「結婚しようとプロポーズされた」

【PHOTO】PURPLE K!SS、日本オリジナル曲に“神曲”とファンから絶賛の声「伝えたい気持ちを歌詞に」

【プレゼント】PURPLE K!SS直筆サイン入りポラを2名様に!応募はTwitterをフォロー&リツイート



念願の日本デビュー「両親にもすぐに報告しました」

――ついに日本でのデビュー、おめでとうございます。日本デビューが決まったと聞いたときのメンバーたちの反応を聞かせてください。

ドシ:ユキの母国でデビューできることをメンバーみんなで喜びました。私たちは普段からJ-POPが好きでよく聴いているので、ついに私たちも日本語の曲を出して歌うことができるんだと思うとうれしかったですし、新鮮な経験になるだろうと思いました。

ナ・ゴウン:とても待っていた瞬間だったのでトキメキました。そして、私たちが待っていたように日本のファンの皆さんも待っていてくださったので、一生懸命に準備をしてきました。

イレ:昨日が日本デビューの当日だったのですが、その日がくるのをずっと待っていたのでうれしかったです。

ユキ:最初は実感がまったくわかなかったのですが、日本に来て日本のPLORY(PURPLE K!SSのファンの名称)の皆さんのお顔を見たら、やっと実感がわいてきました。日本デビューすると聞いた時は、本当に「マジか!!」って言ってしまったくらい(笑)すごくうれしかったです。両親にもすぐに電話で連絡しましたが「待ってたよ」って、とても喜んでくれました。

スアン:去年の9月にプロモーションで日本に来た時にとてもいい記憶があったので、早くまた日本に行きたいと思っていたのですが、このようにデビューという目標を達成して日本に来ることができてとてもうれしいです。デビューの日に行ったミニライブでも、日本のPLORYの皆さんからとてもいいエナジーをもらったので、これからの活動も一生懸命にできそうです。

――日本デビューに期待していることは? 出てみたいイベントや番組、会ってみたい人などを教えてください。

ドシ:日本の音楽番組「Venue101」や「ミュージックステーション」に出てみたいです。最近K-POPアイドルの皆さんが日本の音楽番組に出演しているのを見て、私たちにもそんな機会があればいいなと思いました。

ユキ:やっぱり「Mステ(ミュージックステーション)」に出たいですね。タモリさんの隣に座ってみたいという目標があります。多くの方が見る番組なので、もっとたくさんの方々に私たちの音楽を聴いていただきたいです。

ナ・ゴウン:Official髭男dismさん、YOASOBIさん、あいみょんさんとお会いしたいです。音楽番組でお会いできたらとってもうれしいです。

チェイン:私も日本のアーティストの皆さんにお会いしたいです。藤井風さんの音楽がとても好きなので、いつかコンサートにも行ってみたいし、機会があればコラボステージなどもできたらうれしいです。

スアン:私はアニメ「SPY×FAMILY」の大ファンなので、「SPY×FAMILY」の著者の先生にお会いして、メンバーをかわいいキャラクターのように描いていただけたらすごくうれしいです。

チェイン:(日本語で)かわいい~(笑)。

イレ:私は新しいPLORYが増えて、もっと会える機会ができたらいいなと思います。たくさん公演がしたいです。


日本語の上達に驚き!レコーディング裏話を公開

――日本デビューミニアルバム「DEAR VIOLET」には「Sweet Juice」「Nerdy」「memeM」「Zombie」「Ponzona」のJapanese ver.が収録されていますが、レコーディングで印象的だったことを教えてください。

ナ・ゴウン:レコーディングをする時に、日本語の発音やイントネーションをユキや会社のスタッフの方々がディレクションしてくれました。難しいことは難しかったのですが、丁寧に教えてくれたので、楽しくレコーディングできました。特に難しかったのは「お」なのか「を」なのか、その中間の発音が難しくて、そこに気をつかってレコーディングしました。

ドシ:「す」という発音では唇をとがらせなくてはいけないとか、そういう細かい部分にまで気を使ってこそ完成度が高まるので、好きな日本の歌手の曲を聴いて、似た単語が出てくるのを参考にして練習をしました。

イレ:「Zombie」に「アイ カムチャギヤ!」という歌詞があるのですが、日本語にしたら「あぁびっくりした!」になって、それがとてもかわいいので、初めてその歌詞を言った時に、メンバーみんなで笑ったのが印象に残っています(笑)。

チェイン:発音が難しくはありましたが、曲の雰囲気が日本語にすると変わってくるので楽しくレコーディングできました。今回、レコーディングをしながら、正しく日本語を発音するという楽しさを知った気がしました。

スアン:日本語の中で、例えば「おとうさん」なのか「おとーさん」とか、区別がつきにくい発音があって、メロディと合わせた時にうまく発音できないことがありました。でも、今回のレコーディングでは自然にできたような気がして、個人的にうれしくて胸がいっぱいでした。ユキお姉さんが私たちの日本語をチェックしてくれて、長い時間苦労してくれたのでありがとうと言いたいです。

ユキ:メンバーたちの日本語がすごく上達して、私が指摘することがなくて「日本人なの!?」って思うくらい(笑)、発音がとても上手だったので驚きました。


日本オリジナル曲はユキが作詞「神曲じゃん!!と…」

――アルバムに収録された日本オリジナル曲「トナリ」はユキさんが作詞をされていますが、曲の誕生秘話を聞かせてください。

ユキ:すべての日本PLORYの皆さんが日本デビューを待ってくださっていたと思いますし、私たちもとても待ち遠しかったので、日本の方々になにかプレゼントをしたい、それならば音楽をプレゼントしようと思って作詞に参加しました。PLORYの皆さんに伝えたい気持ちを歌詞にしました。

――できあがった曲の満足度はいかがですか?

ユキ:結構、満足しましたね(笑)。完成した曲をガイドボーカルのゴウンお姉さんが1人で歌っているのを聴いて、その時はあまり実感がわかなかったのですが、メンバーみんなの声が合わさってできた曲を聴いたら、すごくいい曲だなって思いました。

――メンバーの皆さんは「トナリ」を聴いてどう思いましたか?

スアン:以前、日本でショーケースをした時に日本の曲のカバーステージ(家入レオのバラード曲「君がくれた夏」)を披露したのですが、その時に「いつかこんな感じの曲を私たちの曲として出してみたいね」とメンバーたちと話していたんです。まさに「トナリ」がそんな感性を持った曲じゃないかと思って、好きになりました。

チェイン:ライブでファンの皆さんの前で歌うことによって、魅力がすごく伝わる曲なんじゃないかと思いました。実際に歌ったらとても反応がよかったんです。

ユキ:そうなんです。ファンの皆さんから「神曲じゃん!!」と言っていただけて、とてもうれしかったです。

――韓国では5thアルバム「Cabin Fever」の活動を終えられたばかりです。タイトル曲「Sweet Juice」はナ・ゴウンさんとユキさんが作詞に参加されていますが、制作秘話を聞かせてください。

ナ・ゴウン:数人で共同で作った歌詞なのですが、まずは1つのテーマを決めて、それについて各自が歌詞を書いて、まとめる形式で制作しました。静かでこっそりとした秘密めいた感じがする曲だったので、そういう状況を想像しながら作詞しました。

――ナ・ゴウンさんが作詞した部分で気に入っている歌詞は?

ナ・ゴウン:「息を殺して keep it quiet 身体を低くして」という部分が気に入っています。

――収録曲の「T4ke」はチェインさんの自作曲、「agit」はドシさんとナ・ゴウンさんとユキさんが作詞に参加されていますが、それぞれの制作秘話を聞かせてください。

チェイン:「T4ke」は、アルバムの準備をする時に同時進行で作った曲で、十分に時間がない状況でしたが、アルバムのコンセプトが明確だったので、そのコンセプトに合わせて比較的早く曲を作ることができました。「T4ke」が伝えたいメッセ―ジは明確です。“自信を持っていこう!”という力強いエナジーを与えたいと思って曲を作りました。

――普段、どんなところから曲のアイディアが浮かぶのでしょうか?

チェイン:本当にささいなものからアイディアを得るのですが、この曲の場合は私たちのデビュー曲「Ponzona」の影響を受けました。デビュー曲で伝えたメッセージを今の私たちが表現したらどうなるだろうか、そう考えて作りました。

ドシ:私は歌詞を書くのに結構苦労するタイプなのですが、「agit」では初めて長い曲を完成させたので、とても意味深いものになりました。メンバーのことを考えて、私たちがいつも遊べて楽しい時間を過ごせるアジトのような場所がほしいという願いを歌詞にしました。3人で歌詞を書きましたが、みんなが同じ気持ちで書いたんです。


美しいハーモニーの秘訣「まずはいろんな曲を聴くこと」

――「Cabin Fever」のハイライトメドレーの動画で披露された、皆さんの美しく透き通ったハーモニーに感動しましたが、自分たちでハモっている時、どんな気持ちですか? とても気分がいいのではないかと思うのですが……。

ナ・ゴウン:気分がいいというよりも、ただ集中していますね。上手く合わせなくてはいけないと思って(笑)。

ドシ:そう、そう!!

ナ・ゴウン:集中しているからなにも考えてないんですけど(笑)、やっぱり私たちのハーモニーを聴いてくださる方がいい気分になってくださったらいいなと思って歌ってはいますね。

ドシ:歌っている時は集中していますが、あとで完成したハーモニーを聴くととても気分がいいです。

チェイン:私もレコーディングの時は特に何も考えていませんが、ライブでハーモニーがバッチリ合った時は、やっぱりすごくやりがいを感じます。

――もし、ファンの皆さんもハモってみたいと言ったら、どんなアドバイスをしますか?

ドシ:一番大切なのは音程ですね。一緒に歌う人と音程を合わせるように、相手の声をよく聞いて歌うと呼吸が合うと思います。

イレ:目を合わせてね。

チェイン:音感を身につけなくてはいけないので、ピアノに合わせて「ドミソ、ドミソ」と継続的に発声練習をすると、だんだん音感が身につくと思います。そういうふうに段階を踏んでいけば、PLORYの皆さんもかっこよくハーモニーを作れるようになります。頑張って!!

スアン:私はまずいろんな曲を聴くことをおススメしたいです。歌謡曲でもいいですが、合唱団の歌う曲をたくさん聴くと参考になると思います。


日本での“声出し解禁”に感激「歓声はやっぱり胸に響く」

――大阪でファーストライブを終えて、これから東京公演も控えていますが、セットリストのポイントを教えてください。

イレ:アルバムの雰囲気を最大限に生かそうとセットリストを作りました。ファンの皆さんが曲に集中して聴けるように、そして遊ぶ時は一緒に遊ぶという感じで。

ドシ:PURPLE K!SSには“イントロ職人”というキャッチフレーズがあるのですが、それくらいイントロの振付けがとてもかっこいいので、日本のPLORYの皆さんにもお見せしたくて、今回のライブでは1回だけでなくイントロ3回セットリストに入れました。

――大阪公演の後、SNSを見たら「イントロがとてもかっこいい!!」という声がありました。

ドシ:本当ですか? うれしいです~!!

――特に印象に残っているステージを挙げるなら?

イレ:「Twinkle」という曲の時に、ステージから下りてファンの皆さんとコミュニケーションをとる機会があったのですが、とても楽しかったです。

ユキ:「Twinkle」はアンコールの2曲目だったのですが、客席に降りて1人1人を間近に見ることができて、皆さんの嬉しそうな顔がかわいくて、うれしい気持ちになりました。

ドシ:「Twinkle」の時にファンの皆さんにキャンディをプレゼントしたのですが、私が投げたキャンディがある方の頭にぶつかってしまいました。わざとではなかったのですが、この場をかりて「すみません」と謝りたいです。

――きっと、ファンにとってはそれも特別な思い出になったと思いますよ。

ドシ:そうですか? それならいいのですが……。

チェイン:これまで観客の皆さんと直接コミュニケーションをとる機会がそれほどなかったので、とても楽しかったですし、意味深かったと思います。ファンの皆さんもとても喜んでくださいました。メンバーたちとアイコンタクトをとりながら、とても楽しくライブができました。

――「Cast pearls before swine」というレアな曲も初披露したんですよね。

チェイン:ステージで滅多に披露しない曲だから私たちも残念に思っていたのですが、今回多くの方々の前で披露することができて、身体を動かしながらとても楽しかったです。最後の部分に「yeah yeah」という部分があるのですが、ファンの皆さんがものすごく盛り上がってくれて、とても印象に残っています。

――コンサートで観客の“声出し解禁”となってから初の公演でしたが、声援を聞いていかがでしたか?

スアン:イヤモニ(インイヤーモニター)をしている時も、応援法や歓声、一緒に歌ってくださる声が聞こえましたが、最後の曲はイヤモニを外したので特によく聞こえて感動しました。

ドシ:以前ショーケースをした時は歓声がなくても拍手やまなざしで皆さんの気持ちが伝わってきたのですが、今回歓声を聞きながら、やっぱり胸に響く部分があって、歓声の力というものは確実にあるなと思いました。そして日本のファンの皆さんは楽しむことをよく知っているようで、ずっと立って楽しんでくださったのがとてもありがたかったです。

チェイン:始まる前から「頑張って~」という声が聞こえてきて、そんなふうに大きな声をあげることも、考えてみたらとても勇気がいることだと思います。大きな声で応援してくださると感動して本当に力になります。



取材:安部裕子 / 撮影:前手秀紀

■リリース情報
日本デビューアルバム「DEAR VIOLET」
発売中

【初回限定盤】
価格:¥3,600+税
品番:VIZL-2176
内容:CD+DVD
封入特典:初回盤仕様トレカ6種のうち1枚をランダム封入

【通常盤】
価格:¥1,800+税
品番:VICL-65801
内容:CD

【ソロ盤】
価格:¥1,800+税
品番:VICL-65802
内容:CD、メンバー別ジャケット絵柄(全6種ランダム)
封入特典:通常盤・ソロ盤仕様トレカ6種のうち1枚をランダム封入

<収録曲>※全形態共通
1.Sweet Juice -Japanese ver.-
2.Nerdy -Japanese ver.-
3.memeM -Japanese ver.-
4.トナリ ※日本オリジナル曲
5.Zombie -Japanese ver.-
6.Ponzona -Japanese ver.-

<DVD内容>※初回限定盤のみ
1.「Sweet Juice -Japanese ver.-」Music Video
2.「Nerdy -Japanese ver.-」Music Video
3.「memeM -Japanese ver.-」Music Video
4.「Zombie -Japanese ver.-」Music Video
5.「Ponzona -Japanese ver.-」Music Video

■イベント情報
「RBW 2023 SUMMER FES~Over the Rainbow~」

<日時>
2023年8月19日(土)15:30開場/17:00開演
2023年8月20日(日)13:30開場/15:00開演

<会場>
東京ガーデンシアター(〒135-0063 東京都江東区有明2丁目1−6)

<出演アーティスト>
CNU、GONGCHAN(B1A4)、MAMAMOO+、OH MY GIRL、VROMANCE、U(ONF)、ONEUS、ONEWE、PURPLE K!SS、MIRAE、LEE CHAEYEON

※出演アーティストは変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
※ONEWEはHA RIN、DONG MYEONG、GIUKの3名で出演いたします。
※VROMANCEはPark Jang Hyun、Park Hyun Kyu、Lee Hyun Seokの3名で出演いたします。

<チケット料金(税込)>※お一人様4枚までチケット購入可能
・アリーナスタンディング/VIP:23,000円
(アリーナ前方ブロック確約、記念品付き、専用入場ゲート、物販優先販売)
・アリーナスタンディング/一般:15,000円
・アリーナスタンディング/一般 2days通し券:28,000円
・指定席/VIP:23,000円
(バルコニー1 前方席確約、記念品付き、専用入場ゲート、物販優先販売)
・指定席/一般:15,000円
・指定席/一般 2days通し券:28,000円

※アリーナスタンディングは小学生以下入場不可/指定席は未就学児入場不可となります。
※チケットの不正売買(転売)及び譲渡禁止
※開催当日、会場内での感染予防対策にご協力をお願い致します。
※車椅子でのご来場の際には公演の1週間前までに問い合わせ先までご連絡をお願い致します。

主催:株式会社RBW JAPAN
公演に関するお問い合わせ先:キョードー東京(TEL:0570-550-799)
受付時間:平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00

■関連リンク
・PURPLE K!SS 日本公式サイト:https://purplekiss.jp/
・RBW JAPAN 公式HP:https://rbwjapan.jp/

記者 : Kstyle編集部