ユ・インナ&ユン・ヒョンミンら、新ドラマ「ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~」面白さに自信“戦争のように笑わせ合った”(総合)

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写真=ENA
「ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~」のユ・インナ、ユン・ヒョンミン、チュ・サンウク、2PMのチャンソンが作品に対する自信を表した。

ENAの新水木ドラマ「ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~」の制作発表会が12日午前、ソウル市麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)にあるスタンフォードホテルにて開かれた。この場にはユ・インナ、ユン・ヒョンミン、チュ・サンウク、チャンソン、イ・テゴン監督が出席した。

同作は、恋愛には戦略が必要だという恋愛コーチのデボラ(ユ・インナ)と、恋愛は心だという出版企画者のスヒョク(ユン・ヒョンミン)が、一緒に恋愛本を作りながら始まる物語を描くラブコメディだ。“ラブコメディの女神”として愛されているユ・インナがヒロインのデボラ役を務めた。

彼女と共に、ユン・ヒョンミンが出版企画者のスヒョク役を務めて恋愛模様を描く。また、チュ・サンウクはサンジン役を引き受け、デボラをスカウトするために血眼になった出版社の代表を演じる。チャンソンは何もかもを兼ね備えた“オムチナ(何でもできる完璧な息子)”であり、デボラの恋人であるジュワン役で、酷いケミストリー(相手との相性)を見せる。Girl's Dayのソジンは、デボラのかけがえのない親友で、結婚4年目のユジョン役を演じ、“ティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)”の友情を見せる。

特に同作は、ドラマ「このエリアのクレイジーX」で好評を得た脚本家のアギョンとイ・テゴン監督が再びタッグを組んだ作品で、期待を高めている。戦略も心も、恋愛そのものが薄れている今の時代に、同作がラブコメディの魅力で視聴者に楽しさを与えることができるか注目だ。

男女主人公の呼吸が重要なラブコメディで、ユ・インナとユン・ヒョンミンはどのようなケミストリーを見せるのだろうか。まず、ユ・インナは「ユン・ヒョンミンさんとの相性はとても良かった。ヒョンミンさんは、どのような方と共演しても相性が良いだろうと思うほど楽しかった。現場でもすべての瞬間に笑いを取ろうとしていた」と笑顔で話し、「とても楽しい撮影だった」と付け加えた。

ユン・ヒョンミンも「僕もずっと楽しかった。ユ・インナさんと撮ったすべてのシーンが幸せだった。彼女は周りに丁寧に気を配る方だ。僕はゼリーが好きで、撮影中に何度もゼリーを買ってきてくれた。本当にありがたかった」と明かした。

チュ・サンウクは「サンジンはバツイチだ。実際に自由奔放な人ではないのに、わざとそのような恋愛を追求する面白い人物だと思う。期待してほしい」と自信を示した。また「僕はこのようなジャンル自体も好きだし、サンジンというキャラクターにすごく魅力を感じた。毎日撮影現場がとても楽しい。それがこのドラマの魅力だと思う」と付け加えた。

チャンソンは「ジュワンは何も不自由のない人物だ。だからこそ来る女性を拒まないし、去る女性を追わない。悪い表現だけど、漁場を管理するような。しかしボラを思う気持ちが本気じゃないわけではない。3年間付き合った。そのような“過剰”な人生を生きてきたキャラクターだ」と説明した。また「ボラに出会って感じることは、ジュワンというキャラクターが初めて感じる気持ちだと思う。だからいろいろなことをする」と笑顔で話した。

同作は、ラブコメディというジャンルを強調する作品だ。最近、マルチジャンルが流行っているのとは反対の流れだ。これについてイ・テゴン監督は「ラブコメディという1つのジャンルだけで14部作、16部作を引っ張っていくのは難しいと思ったこともある。しかし、脚本家のセンスが良く、ストーリーが練り込まれているので、他のジャンルを取り入れなくても十分にストーリーを引っ張っていくことができる。このドラマは、どの瞬間も途切れることなく最後までテンションが上がり続けて面白い。そのようなジャンルなので、他のジャンルを取り入れるのは想定しなかった。ラブコメディだけに集中できる力がある」と自負した。

俳優たちは特に“面白さ”に自信を見せた。ユ・インナは「チャンソンさんが本当に演技が上手だった。私が期待した以上に、私たち2人が良い相乗効果を出していると思った。本当に面白い。みんな面白いし、笑いを取りたがっていて、本当にたくさん笑った」と話した。これに対してチャンソンは「何とか1シーンでも笑わせるために努力した」と答えた。ユン・ヒョンミンは「戦争だった。何とか笑わせるために、みんな戦争のように演じていた」と笑顔を見せ「監督が僕たちを落ち着かせようとしていた」と強調した。

イ・テゴン監督は「私が1番たくさん言ったのが、『面白くない』だった。すごく面白かったが、私はちゃんと流れを保たなければいけないし、あるパートで面白すぎると、その次が面白くなくなる可能性があるので気を使った。俳優たちが準備した設定で、すごく面白いものもあった。そのように準備してくれること自体がとても嬉しかった」と語った。

また彼は「普通のシーンのように撮った。しかし、あるシーンではその中に込められたメッセージやそれを表現する俳優たちを見て、すごく驚いた。意図とは違ってものすごい力が入っていて、メッセージがとても感動的で、驚いたことが多かった。脚本と俳優たちの力だったと思う」と強調して、期待を高めた。

さらに、恋愛には法則があるかという質問を受けたチュ・サンウクとチャンソンは、自身の恋愛方法にも言及した。

女優のチャ・イェリョンと結婚したチュ・サンウクは「僕は平凡な恋愛をしてきた。むしろお互いに特別ではなかったからこそ、ペアを組むことができたのではないかと思う」と話した。

また、一般女性と結婚したチャンソンは「僕も実際、法則のようなものがあったかはよく分からない。むしろ法則というものがなくて実現したのではないかと思う」と語った。

同作で目標とする視聴率もあるのだろうか。これについてユ・インナは「私は視聴率に対するプレッシャーを感じたことはない。それは私の領域ではないし、視聴率についてはあまり考えなかった。しかし、今回はすごく欲が出た。本当にENAがこのドラマで少しでも確固たる地位を築くチャンネルになってほしいという願いがある。間違いなく面白い。とにかく面白くて、『これは見なかったらダメなんじゃない?』と思うほどなので、視聴率も期待している」と自信を示した。

また、彼女は「恋愛は誰もがしたいし、していると思うけれど、勉強になるところが本当に多く、気づくことが多い。一度でも笑えると思う。恋愛を少しでも知りたいという気持ちで楽しく観てほしい」と呼びかけた。

イ・テゴン監督は「私がドラマを手掛け始めて30年以上が経った。もともとドラマの演出家になろうとした目的は、自分のドラマを通じて社会を明るくすることだった。過度な期待なのかもしれないが、その夢は今も持っている。パンデミックが終わったものの、経済状況があまり良くなく、世界が暗いトンネルを通っている時期に、皆さんに少しでも笑ってほしいと思った。そのような意味で、我々のドラマで笑いを届けたいと思って制作した。観たらと癒やされると思う」と語った。

チュ・サンウクは「面白くなかったら観なくてもいい。でも観るしかないだろう」と自信を見せ、チャンソンは「一度も観なかった人はいても、一度しか観ない人はいないだろう」と付け加えた。

「ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~」は、本日(12日)夜9時に韓国で放送がスタートする。

記者 : ヨン・フィソン