CSRがデビュー後初の1位獲得も…「ミュージックバンク」の集計基準に疑問の声

Newsen |

写真=KBS 2TV「ミュージックバンク」キャプチャー
「ミュージックバンク」の集計基準が納得できないと疑問の声が上がっている。

韓国で12月2日に放送されたKBS 2TV「ミュージックバンク」では、リリースから8ヶ月で音楽チャート1位を獲得し、再ブームを起こしているユンナの「事象の地平線」を抑えて、まだ世間に馴染みのない新人グループのCSR(初恋)がトロフィーを獲得した。

7月にデビューした新人ガールズグループCSRは、17歳のメンバー7人で構成されている点をアピールポイントに、爽やかで初々しいコンセプトを披露している。デビューから4ヶ月後の11月17日、シングル「Sequence:17&」でカムバックしたCSRは、タイトル曲「♡TiCON」で音楽番組で初めて1位のトロフィーを手にした。

問題は、CSRの獲得点数にあった。「♡TiCON」はデジタル音源点数、アルバム点数、ソーシャルメディア点数、すべてが0点だったにもかかわらず、放送回数の点数だけで「事象の地平線」を抑えて1位を獲得した。

音楽番組の1位は、その時点で最も愛される音楽に与えられる栄誉である。世間にはほとんど知られていない曲、実際にこの数値で0点だった曲が、1位を獲得する事態が発生した。

音楽番組が過去と違って“彼らだけのリーグ”になったとはいえ、音楽配信チャートの成績も、アルバム売上も、根拠になる数値はあるものだが、CSRの「♡TiCON」はいずれも該当しない。

これは「ミュージックバンク」特有の放送回数点数のためだ。所属事務所としては、少しでもチームを知らせるためになるべく多くの番組に出演させ、曲が放送されるために努力するのが当然だ。しかし、その努力が音楽番組で実質的な成績を覆すほど大きな点数を得ることに、世間は納得していない様子だ。

「ミュージックバンク」の放送回数の点数が問題となったのは、今に始まったことではない。

5月には、イム・ヨンウンが「また会えるだろうか」で1位候補に挙がったが、すべての指標でリードしても放送回数点数0点を受けて1位を逃した。KBS側は、人気曲が分散された結果だと説明したが、警察は「ミュージックバンク」の制作陣を業務妨害の疑いで立件し、被疑者に転換されて注目を集めた。

ある程度、音源やアルバム点数が伴わなければならない過去とは違い、今回は音源とアルバム点数が全くない状態で1位を獲得したため、さらに注目されている。

特に「ミュージックバンク」側が放送回数点数に対する正確な基準を示していないため、毎回疑問の声が上がっている。公営放送を代表する音楽番組であるにもかかわらず、信頼を与えていない。制作陣に対し、放送回数の点数という納得できない集計基準を変化させるべきだという指摘の声が上がっている。

・CSR「ミュージックバンク」でデビュー後初の1位獲得!感激のコメント…KARA、Red Velvet、ITZYのカムバックステージも

・“イム・ヨンウンの点数で不正疑惑”「ミュージックバンク」制作陣を警察が被疑者として捜査中…KBSは疑いを否定

記者 : イ・ミンジ