放送開始「君が落ちた世界」woo!ah! ナナ、突然ウェブ小説の中の悪女に憑依!?【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=EBS「君が落ちた世界」放送画面キャプチャー
「君が落ちた世界」でwoo!ah!のナナが“国民の非好感”から悪女になった。

韓国で20日に初放送されたEBS新ドラマ「君が落ちた世界」第1話では、誹謗中傷に苦しむ現実を離れて、好きなウェブ小説の中の悪女に憑依したユ・ジェビ(ナナ)の様子が描かれた。

同日、ファッション誌の表紙撮影をしていたジェビは、ライブ配信をしてファンとコミュニケーションを取った。配信中に着替えるために、しばらくライブ配信をしていた携帯を置いて席を外した。その後、靴を履き替えるジェビを発見したスタイリストは、彼女の靴の紐の下手な結び方を見て、自身の膝の上にジェビの足を乗せて靴の紐を代わりに結んであげた。彼女は当惑するジェビに「新しい靴だから大丈夫」と笑い、ジェビは「ありがとう、お姉さん。気をつけます」と答えた。

しかし、これを見た他のスタッフたちは「ジェビの性格が悪いという噂は本当だったみたい。パワハラが半端じゃない」「スタイリストを踏んで靴を履き替えるなんて、鳥肌が立つ」と陰口を叩き、ちょうど終了していないジェビのライブ配信を通じて、会話の内容がそのまま流れた。

すでにジェビは“国民の非好感スター”として知られていた。彼女は「4年前にあるオーディション番組で最年少合格者としてデビューした私は、一時は代替不可能な生まれながらの国民的アイドルと呼ばれていたけれど、今の私は皆の羨望の的であるトップスターであると同時に、皆に嫌われる国民の憎まれっ子だ」と説明した。

撮影を終えたジェビは、自分に関する書き込みを見た。書き込みは予想通り悪質なコメントだらけになっていた。これにマネージャーは「見なければいいのに」と心配し、ジェビは「見なかったら、コミュニケーションを取らないと悪口を言われる。人々は私に目や鼻やおへその手術までしたと言うの。これって褒め言葉じゃない? 私のおへそってそんなに綺麗かな?」とし、努めて笑い飛ばした。

その時、ジェビを応援する親友のジヨンからメッセージが来た。これに元気をもらった彼女は「今日の午後はスケジュールがないですよね? 学校まで送ってください。私について何も知らずに言っているのは気にならない。それが事実ではないことを、私が知ってるし、私をよく知ってくれている人々が全部知っているから」と話した。

ジェビは、体育大会に参加するために学校を訪れた。そんな彼女にクラスの友達は「おへその整形をしたって本当?」と聞き、ちょうど登場したジヨンは「何が本当だって。ジェビは生まれた時から綺麗だったんだよ。ジェビにいっぱい奢ってもらったくせに、空言言っていいの?」と彼女の代わりに腹を立てた。

そのような中、ジェビは偶然、廊下を通っていたところ、「学校は遊び場じゃないんだから。来たかったら来て、来たくなければ来ないの?」「だから脳まで手術しなければならないという話が出るんだね」と言って、自分の悪口を言うクラスメイトの会話を聞いて足を止めた。トイレから出たクラスメイトは、その前で待っていたジェビに出くわして困惑し、彼女がこのことを暴露するのではないかと心配した。しかしジェビは怒る代わりに一緒にセルフショットを撮った後、「大切な友達と」というハッシュタグで自分のInstagramに掲載した。

これを見た友達は「おかげでフォロワーが1千人増えた。ありがとう」と一瞬にして態度が変わり、ジェビは「いいの。私たちは友達だから。アイスクリームを買ったから一緒に食べよう!」と言って笑った。この時ジェビが掲載した写真は、「ユ・ジェビの学校の仲良し」というタイトルでコミュニティ上に広がった。

ジェビの親友だったジヨンはこれに嫉妬して「私、同じ学校だけど、ジェビはこの子たちと親しくない。親友は他にいる」とコメントを残し、ネットユーザーたちは「証明できる?」とし、嘘だと言った。結局ジヨンは「ユ・ジェビの実際の友達認証」とし、ジェビの非公開SNSアカウントに掲載された書き込みを共有した。

この書き込みには「テスト勉強中」という言葉と共に、教科書の写真が盛り込まれていた。これは一瞬にして“成績偽造疑惑”として広がった。写真の中の教科書が、テスト範囲とは関連がなかったにもかかわらず、ジェビの成績が優秀だった点に疑問を提起したのだ。また、初めてこの書き込みを共有したのが、彼女と同じクラスの友達ということが分かり、いじめ説にまでつながった。

カムバックショーケースを控えて騒ぎを見たジェビは「これは写真を撮る時に適当なページを開いただけ。私がスケジュールの合間を縫って一生懸命に勉強しているの、知っているじゃないですか」と悔しがった。マネージャーは「私たちは知っているけど、人々にとって真実は重要ではないことも知っているでしょう?」と慰めながらも「とりあえずショーケースはやろう。事務所がくれた釈明文がある。もし記者たちに質問されたら、これを読みなさい。間違ったことはしていないから緊張しないでね」と話した。

ショーケースを進めるためにステージに上がったジェビに、記者たちは「成績偽造の主張について一言言ってほしい」「芸能人待遇か?」「いじめ説もある。釈明してほしい」と質問責めにした。ジェビは「それは事実ではない」と説明しようとしたが、結局疲れたように頭を下げた。

ジェビは「あふれる疑惑の中で、自分だけ堂々としていれば、いつでも耐えられると思った。私を信じてくれる自分の味方がいると信じていたから。でももう逃げたい。誰か私を……」と切実に祈りを捧げた。その瞬間、ジェビの目の前に彼女が好きなウェブ小説の中の男性主人公チェ・スオ(キム・ジェウォン)の幻影が現れた。

スオを追いかけながら足を踏み外して、転びそうになったジェビは、びっくりして目をつむり、目を開けた時には小説の世界に移動した後だった。彼女の前には、倒れるジェビを掴んでくれたスオが立っていた。ジェビは「チェ・スオ?」と言って驚いたが、スオは持っていたジェビの手を外して、床に転んだジェビを冷ややかに眺めながら「どけ」と話した。

その瞬間に写ったジェビの名札には、“キム悪女”と書かれていた。その名前は瞬く間に“ユ・ジェビ”に変わり、人物関係図の中のキム悪女もジェビの名前と顔に変わった。これにジェビは「逃げられるようにしてほしいと祈ったその瞬間、目を開けたら、私は小説の中に入っていた。小説の中の悪女の体に」と話した。

記者 : キム・ナヨン