※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
双子兄弟の奮闘は、すべてイ・ギョンヨンの計画通りだったことが明らかになった。

韓国で1日に放送されたtvN水木ドラマ「アダマス」第12話では、本物のアダマスを探そうとするヘソングループのクォン会長（イ・ギョンヨン）の計略にはまった双子の兄弟ハ・ウシン（チソン）、ソン・スヒョン（チソン）の危機と、残酷な復讐を予告したウン・ヘス（ソ・ジヘ）の覚醒が視聴者に衝撃を与えた。

この日の放送では、作家のハ・ウシンとクォン会長の単独面談で、衝撃的などんでん返しが披露され、最初からスリリング溢れる展開を見せた。3ヶ月前、アダマスが偽物であることを知ったクォン会長は羞恥心を抑え、イ・チャンウ（チョ・ソンハ）の息子を利用し、本物のアダマスを探そうとした。彼の息子であるハ・ウシンが回顧録の代筆作家としてヘソン園に入り、アダマスを盗む計画を企てたのも、すべてクォン会長が誘導したことだった。

さらに、クォン会長とイ・チャンウの関係も明らかになった。チームAの前身である経営支援部のチーム長だったイ・チャンウは、権力を簡単に手にするためのクォン会長の策略で“大泥棒”と呼ばれるようになったが、今になってすべてから手を引きたくなった。しかし、クォン会長はイ・チャンウを寵愛していたため、死の代わりに15年間刑務所に行かせたことも明らかになった。

クォン会長は自身をだましていたイ・チャンウの罪を、ハ・ウシンが返さなければならないと言い、「本物のアダマスを持ってこい」と命令した。拒否すれば、双子の兄ソン・スヒョンの命が危うくなるという脅迫も欠かさなかった。殺害の凶器として使われた偽のアダマスはすでに割れてしまい、本物のアダマスはどこにあるか分からない状況だった。クォン会長がハ・ウシンを殺さなかった理由は、本物のアダマスを探すためだった。

複雑な心境のハ・ウシンに、兄のソン・スヒョンは一つの質問を投げかけた。自身のと同じように、真犯人のクォン会長を捕まえるのではなく、アダマスを盗んでイ・チャンウの再審を狙った理由が気になったのだ。ハ・ウシンは初めてイ・チャンウが双子の実父であることを告白し、切ない運命が視聴者を悲しませた。

一方、偽のアダマスの存在を知ったウン・ヘスとクォン・ヒョンジョ（ソ・ヒョヌ）の対立が続いた。ウン・ヘスはクォン・ヒョンジョのプライドを傷つけ、父のクォン会長を恐れるクォン・ヒョンジョとは違って、自分はクォン会長が愛する息子クォン・ミンジョ（アン・ボヒョン）を思い出させる唯一の人物であるため、自身を殺すことはできないと豪語した。

しかし、これはウン・ヘスの勘違いだった。彼女の言葉通り、クォン会長はクォン・ミンジョを殺すことはできなかったが、クォン・ヒョンジョは違った。「自身にとってウン・ヘスは弟を殺した代価として背負わなければならない十字架だ」という言葉を通じて、結局クォン・ミンジョが兄に殺されたという事実が明らかになった。ウン・ヘスは愛する恋人を殺したクォン・ヒョンジョはもちろん、彼を怪物にしたクォン会長までヘソンに憎悪を感じ、破滅を誓った。

ウン・ヘスはまず、クォン会長側の人間になるための除外対象者としてクォン・ヒョンジョの名前を書いたが、クォン会長は首を横に振った。息子だから断ったのか、クォン会長に少しでも父性愛が存在するのかと思われたが、彼は「取引はそのようなやり方でするものではない」とし、自身が望むものを持ってこいと言い、冷血漢らしい姿を見せた。

クォン会長が今すぐにでも手に入れたいと思っている本物のアダマスを探してこそ、ウン・ヘスの復讐も始まるということだった。これに、ハ・ウシンのもとを訪れた彼女は「イ・チャンウを救いたくないのか？」と聞き、アダマスを探してくることを提案した。兄を人質に取ったクォン会長から、イ・チャンウで取引を提案するウン・ヘスまで。ハ・ウシンはアダマスを探さなければならない状況に置かれた。

そして放送の最後にイ・チャンウが実父であることを知ったソン・スヒョンは、しばらくして辞職届を出し、イ・チャンウのところを訪ねて弁護すると宣言し、虚を突くどんでん返しを最後に第12話が終わった。

「アダマス」第12話の視聴率は、首都圏世帯基準で平均視聴率3.0％、最高視聴率3.6％を記録し、全国世帯基準で平均視聴率3.0％、最高視聴率3.5％を記録した。（ケーブル、IPTV、衛星を統合した有料プラットフォーム基準/ニールセン・コリア提供）