ハン・ソヒ、金銭目的で公益通報?YGヤン・ヒョンソク前代表側の証人が証言

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写真=OSEN DB
YG ENTERTAINMENTの元代表であるヤン・ヒョンソク側の証人が、ハン・ソヒが金銭目的で公益通報をしたと明らかにした。また、別の証人は彼女が2016年8月にYGの社屋で撮ったキャンペーン写真は、業務上残っている可能性がないと証言した。

29日午後、ソウル市中央地方裁判所刑事第23部の主催で開かれたヤン・ヒョンソク前代表の特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復の脅迫など)の裁判にヤン・ヒョンソク前代表が出席した。

同日の裁判には、証人尋問が行われた。ヤン・ヒョンソク前代表の知人で、ハン・ソヒとも仲良く過ごしたというA氏が、2019年11月にハン・ソヒと偶然江南(カンナム)区清潭洞(チョンダムドン)にあるカフェで会った状況を証言。A氏はカフェで会ったハン・ソヒが「ヤン・ヒョンソク前代表が金をくれないから、公益通報をしたと話していた」と主張した。

また「ハン・ソヒが金について何度も話したので、真剣そうだった。ヤン・ヒョンソク前代表に『このことを伝えてほしい』と言っているようだった。脅迫などの話は聞いていないし、ヤン・ヒョンソク前代表に電話して、ハン・ソヒが金のために公益通報したことを知らせなければならないように思った。電話をしたら、ヤン・ヒョンソク前代表は『ありもしないことで苦労しているのに、どうしてお金を払うのか』と腹を立てていた」と話した。

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ヤン・ヒョンソク前代表側は、A氏と別の知人であるB氏とメッセンジャーでやり取りした内容も公開した。ヤン・ヒョンソク前代表は、2020年1月20日頃にA氏とB氏にハン・ソヒの友人であるC氏から聞いたハン・ソヒの要求事項に言及した。ヤン・ヒョンソク前代表は、当時ハン・ソヒが「10億ウォン(約1億円)と飛ばし携帯で連絡するようにと言った」ということを聞いたとメッセンジャーを通じてA氏とB氏に知らせた。A氏も当時の会話を覚えていると供述した。

2人目の証人は、YG ENTERTAINMENTの人事チームで2013年から2017年まで勤務したD氏だった。D氏はハン・ソヒが2016年8月、脅迫された当時、トイレで撮ったキャンペーンを担当した職員だった。ハン・ソヒが2016年8月にトイレで撮ったと主張したキャンペーン写真の内容は、2014年8月から10月までトイレにかかっていたキャンペーンだった。D氏は業務の漏れや他のいかなる理由でも、2016年8月の同キャンペーンがトイレに残っている可能性はないと主張した。

検察側は、反対尋問を通じてハン・ソヒが2016年8月に撮った写真は、最高検察庁でのフォレンジック調査を通じて、操作や捏造されていない写真であることを確認したと明らかにし、別の可能性についてD氏に質問した。しかし、D氏は検察側の可能性については一線を引いた。裁判所も技術的に検証されているが、実際には撮影できない写真に対して疑問を持っていた。

C氏は裁判所で、ハン・ソヒがヤン・ヒョンソク前代表に「10億ウォンと飛ばし携帯を使って連絡するように言った」という旨の供述書を提出。ハン・ソヒはC氏と当時の会話を録音したと明らかにし、裁判所に提出すると言っているが、特に進展のない状況だった。

残るは、ハン・ソヒに麻薬を供給した薬物供給者に対する証人尋問と証拠に対する検討、そして被告人であるヤン・ヒョンソク前代表の尋問だけだ。

次の裁判は、9月26日午前に開かれる予定だ。

記者 : パク・パンソク