Netflix「再婚ゲーム」イ・ヒョヌク“人生において自分が望むことは何なのか考えるきっかけになった”

OSEN |

写真=Netflix
Netflixシリーズ「再婚ゲーム」で、成功したベンチャー企業「ハイブル」の会長イ・ヒョンジュ役を務めたイ・ヒョヌクが、オンラインインタビューを通じて作品について語った。

「再婚ゲーム」は、愛ではなく条件を取引する上流階級の結婚情報会社で展開される、復讐と欲望のスキャンダルを描いた。イ・ヒョヌクは「再婚ゲーム」への出演を決心したきっかけについて「結婚情報会社という題材が僕には新鮮でしたし、今回の僕のキャラクターは死なないんです。死なないということやスマートなキャラクターは、僕がやったことのない役なので興味がありました。また、Netflix作品なので、外国の方々は結婚情報会社という題材を新鮮に感じると思い、出演を決めました」と説明した。

イ・ヒョヌクにとって「再婚ゲーム」は、初のOTT(動画配信サービス)オリジナル作品だ。同作は先月15日に公開された直後、テレビ番組部門の世界8位を獲得し、大きな関心を集めている。彼は「本当に感謝しています。韓国ではこのような題材に慣れていたと思います。慣れている方々、新しいと思ってくださる方々がいると思いますが、外国の方々は題材が新鮮だと感じたためこのような成果を収めたと思いますので、感謝しています」と感想を語った。

特に「再婚ゲーム」は、ドラマの公開前に通販チャンネルを通じて作品をPRし、ドラマをPRする方法として新しい地平を切り開いた。これにイ・ヒョヌクは「とても新鮮な経験でした。生放送だったのですが、演技をする人間は生放送にすごく緊張するんです。すごく緊張したけれど、キム・ヒソン先輩が経験が多いだけに、うまく引っ張ってくれました。見ていただいた方々はびっくりして、新鮮に感じていただけたと思います。僕たちもそうですが、生放送に出演して物を宣伝して販売した時楽しかったですし、PR市場に新しい道を切り開いた気分でした」と伝えた。

ただ、ドラマ公開後に分かれる反応については「当然のことだと思います」と答えた。イ・ヒョヌクは「個人の好みもありますし、価値観など色々な考えによって観点が違うと思います。どんな作品をやっても、陳腐でありきたりの話だと言う方もいるし、また題材や台本を好評し、スリルがあると言ってくださる方々もいます。陳腐な設定だという評価も、とにかく見ていただいたということですので感謝しています」と率直な考えを打ち明けた。

劇中でイ・ヒョンジュは離婚した後、簡単に変わってしまう愛の代わりに、完璧なビジネスパートナーを探そうとする人物だ。“欲望のレース”の中でも孤独と苦しみを癒してくれる真の愛を探し求める。これまで強烈な印象のキャラクターを演じることが多かったイ・ヒョヌクは、「これまでやってきた役は欲望などを表出して、強めの演技をたくさんしたけれど、今回はコントロールするのが大変でした」と語った。

彼は「ある気持ちを感じた時、これまでの作品ではすぐに反応して感情的だったのですが、今回はそれらを観戦するかのようなドライな演技をしました。僕にとっても難しかったです。抑えながら、視線で表現しようと思いました。これまでの役よりも、感情表現においてエネルギーの分配をうまくやらなければならない部分があって、そういった点で差別化しようと思いました」と説明した。

イ・ヒョンジュが持つ背景を表現することも難しかったという。イ・ヒョヌクは「企業の代表として、父親として、その立場にいる人々が持つ重みがあります。表面的に見た時は分からないかもしれないですが、そういう人が持つ重みを僕も重く感じました。僕は実際に代表の座についたこともないので、それを全部表現するのは難しかったです。僕の知り合いの中にゲーム会社の代表をやっていた人がいるのですが、普段友達と遊ぶ時にストレスを解消しようとしていたと聞いたので、演技する時もそのような部分において軽めに表現しようと思いました」と明かした。

それではビジュアル的な部分で気を使った部分は何だろうか。イ・ヒョヌクは「一代で財を成したキャラクターなので、お金持ちの資産家たちが身に着けるような高級ブランドよりは、素朴でラフな、カジュアルな衣装を着ました。時計や自動車のようなポイントがあるので、高価な衣装は控えました。また露出のあるシーンの場合、体を作ろうとしたのですが、お金もたくさん持っているのに、体までそんなに良いのはありえないと思ったんです。『運動した体には見えるけれど、あまり彫刻のようにはしないように』と話し合い、そのように準備しました」とビハインドを語った。

イ・ヒョヌクは「再婚ゲーム」を通じてどのような姿を見せたかったのかという質問に、「個人的に、作品に出演する時は、新しい姿を見せることに重点を置くよりも、演技やキャラクターに重点を置きます。『再婚ゲーム』を通じては、僕がこれまで悪役や強い演技をしてきましたが、監督が柔らかいものをたくさん要求しましたし、僕もそのような日常的な姿をたくさん見せようとしました」と話した。

これまで、自分の“本当の笑顔”が出てくる作品はあまりなかったという。イ・ヒョヌクは「これまでは笑顔を浮かべる前に、いつも良くないことが起きていたんです。今回は監督が僕の本当の笑顔を捉えたいと言いました。元々アドリブはしない方ですが、友人といる時や日常的な場面で、微笑みや笑いのような素の姿が出てくるように気を使いました。そういった部分が不思議でもありました」とし、新しい経験であったと打ち明けた。

イ・ヒョンジュを「特に難しかったキャラクターです」と表現したイ・ヒョヌクは、「正義感に溢れていて、スマートなキャラクターは大変です。演技しながら1度も満足したことはありません。これからも一生満足はできないと思います。演技をしている方々は皆そうだと思います。残念な気持ちが残りますね」と感想を語った。

では、俳優イ・ヒョヌクと人間イ・ヒョヌクの欲望はどのようなものだろうか。彼は「演技をする人間として、良い作品に対する欲望は誰もが持っていると思います。最も高い地位に上りつめたい、またはこの分野の第1人者になりたいという考えは、子供の時に捨てました。良い作品に出会いたいという欲望は絶えません。そのために一生懸命頑張って初心を失わず、マンネリにならないために努力しています」と説明した。

続いて「人間イ・ヒョヌクとしての欲望は、楽しく生きたいということです。それが1番大変であることは分かっていますが、演技しながら僕が得るものがあれば、失うものも多いと思います。日常生活における幸せに対する欲望があります」と話した。

イ・ヒョヌクは、Netflixシリーズ「盗賊:剣の音」とTVINGオリジナル「シャーク:ザ・ストーム」を次回作に選んだ。来年も新しい作品を通して視聴者たちに会う準備に取り組んでいる彼は、やってみたい役について「昔はこういうことをしたいと話したけれど、今はその境界がだいぶなくなったんです。興味が湧く作品、キャラクターに会いたいです。あえて言うならば、ブラックコメディーや自分をなくすことができる作品もやってみたいですね」と願いを語った。

最後に「再婚ゲーム」をまだ見ていない人に対して「好き嫌いが分かれるのテーマなので、このようなジャンルが好きじゃない方々もいると思いますが、僕はセリフを見ながら自分について考える時間を持つことができました。僕が願い、人生で渇望することは何なのかということについて、客観視して考えられるセリフがあったんです。日常生活の中で倦怠感を持っている方々が見れば、自分が何を望んでいるのか見つける手がかりになるかもしれません」と伝えた。

記者 : キム・ナヨン