イ・ビョンホン、映画「非常宣言」スチールカットを公開…眼差しだけでも圧倒的な存在感

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写真=SHOWBOX
「非常宣言」のイ・ビョンホンが娘の治療のため飛行機に搭乗する。

同作は史上初の災害状況に直面し、無条件着陸を宣言した飛行機をめぐって繰り広げられるリアルな航空災害作品だ。

イ・ビョンホンは前作「KCIA 南山の部長たち」(監督:ウ・ミンホ、2020)以来、約2年ぶりにスクリーン復帰を果たす。イ・ビョンホンが演じるジェヒョクはアトピーで苦しんでいる娘の治療のため飛行機恐怖症を乗り越え、飛行機に乗った人物。よりによって自身が乗った飛行機が前代未聞の災難に遭うことになるとは想像もしなかった彼は死の危機を迎え、心理的変化を経験する。

イ・ビョンホンは混乱した災難状況の中で娘を守りたい切実な父性愛と、厳しい状況の中で人を助けたい利他心、生き残ろうとする人間の本能まで見事に表現する。

本日(23日)公開されたスチールカットは、台詞なしで眼差しだけで状況を説明する彼の演技を予め見ることができる。作品ごとに予想を越える演技で認められてきたイ・ビョンホンが、自身初の航空災難映画「非常宣言」でも限界のない演技を見せるのか、これからが注目される。

彼は20日に開かれた制作報告会で「災難映画だからといって単純にビジュアル的な魅力を持っていたり、スペクタクルだとは言えない。人間について見せる、考えさせるストーリーが良かった」と台本をもらった時に感じた感想を伝えた。

続けて、ジェヒョクという人物を紹介し、「薬を飲むほど飛行機恐怖症がひどい人だが、娘のために仕方なく飛行機に乗ることになった。その中で災難まで経験することになるが、それでも本人にできることは何かを考え、全力を尽くして乗り越えようとする」と伝え、彼が見せる演技への期待をより一層高めた。

「非常宣言」は、韓国で8月に公開される。

記者 : キム・ボラ