BTS(防弾少年団)が考える最高の瞬間とは?「Proof Live」でそれぞれの想いを告白…新曲の初披露も(動画あり)

Newsen |

写真=BIGHIT MUSIC
BTS(防弾少年団)が、新曲のライブを初公開した。また9周年を迎えて、メンバーそれぞれの想いやこれまでの活動について話す時間を設けた。

BTSは、昨日(13日)午後9時、BTSの公式YouTubeチャンネル「BANGTANTV」を通じて、ニューアルバム「Proof」のライブを披露した。

彼らは4月、米ラスベガスのコンサートを控えて、アメリカ現地でライブ映像を撮影した。この映像が、BTSデビュー9周年のデビュー日(6月13日)当日に中継され、更に意味を与えた。

彼らは、今回の映像コンテンツで、2013年7月に無料音源として公開した未発売曲「Born Singer」のリマスターバージョンをはじめ、タイトル曲「Yet To Come」、収録曲「For Youth」のステージを披露した。バンドの演奏に合わせて甘いボーカルとラップを披露し、世界中の音楽ファンを魅了した。

事前に予告されていたサプライズゲストの正体は、R&Bデュオのシルク・ソニックのメンバーであるアンダーソン・パークだった。アンダーソン・パークは、BTSのニューアルバム「Proof」のタイトル曲「Yet To Come」のドラム演奏をし、BTSとの親交をアピールした。

RMは「本当にありがたいことに、(アンダーソン・パークが)タイトル曲のパフォーマンスでドラマを叩いてほしいという我々の提案に応じてくれた」と、感謝の気持ちを表した。「楽曲を初めて聞いた時の感想は?」という質問に、アンダーソン・パークは、韓国語で「すごくいい」と答えた。

RMは「今回のコラボが実現した理由は、頻繁に会っていたからだ」とし、4月の米「グラミー賞」や、シルク・ソニックのコンサートで彼らが会っていたことを明かした。

アンダーソン・パークは「実は僕の息子が皆さんの熱血ファンだ。その後、僕もARMY(BTSのファン)になった」と明らかにした。彼はメンバーたち一人一人とハグをした後、韓国語で「愛してる」と挨拶した。J-HOPEは、彼について「本当にいいエネルギーを持っている兄さんだ」と話した。

BTSは今回のアルバムを通じて、過去を振り返ることにとどまらず、現在進行形の花様年華(人生で最も美しく光る瞬間)に対する期待と、ときめきを歌った。「それぞれ最高の瞬間を挙げてみよう」というRMの提案に、J-HOPEは「どうしてもBTSが始まった日、2013年6月13日が僕にとって最も意味のある、最高の瞬間ではないかと思う。今でもぐっと来る」と答えた。

ジミンは「BTSといえば公演だ。2014年、BTS初のコンサートが始まった日が最高の瞬間の始まりではないかな。そんな気がする」と話した。

SUGAは「2013年6月12日、ショーケースをした日だ。今も覚えている。キングコングビルの地下のIlchiアートホールを最近思い出す」とし、デビューショーケースの思い出を振り返った。

RMは「僕たち同士で『体操競技場でコンサートをしてから引退すべきじゃないかな』とたくさん話したけれど、体操競技場でコンサートをした日が最高の瞬間の1つだったと思う」と明らかにした。

Vは「ジョングクに『泣いてる?』と聞いたら泣く時が、最高の瞬間じゃないかな。でももう見られない」と冗談を言った。その後、Vやジョングクを含むメンバーたちは「人は変わるものだから」と話した。

ジョングクは「僕が事務所に入った日を基点に未来が変わった。僕がいるからこそ、BTSがあるからね」と話したが、すぐに「ごめんなさい。冗談」と言い、笑顔を浮かべた。

ジンは「1つ選ぶように言われたけれど、毎瞬間が最高の瞬間ではないかと思う。こんな風に話をしていたら、僕たちは本当に多くの瞬間を共にしたようだね」と振り返った。

ジョングクは「僕の高校の卒業式の時、兄さんたちが来てくれて、修学能力試験(韓国のセンター試験)を受ける時に、兄さんたちが弁当を作ってくれたことをはっきりと覚えている。今の姿はお互いに誇らしい姿だと思う」とし、メンバーたちへの愛情を伝えた。J-HOPEも「これからもたくさん楽しくするから、一緒にやっていこう」と、メンバーたちに対する愛情を表現した。

RMは「最高の瞬間は、永遠に来ないと思う。9年間活動しながら、メンバーたちやファンが一緒に居られたら、それが最高の瞬間ではないかと思う」とし、これからの新しい花様年華に対する期待と確信を表した。

写真=BTS公式YouTubeチャンネル「BANGTANTV」キャプチャー
新型コロナウイルスのため、容易ではなかった2年間の活動を省みる時間も設けた。ジョングクは「『ON』以降、新型コロナウイルスが拡大し始めてから2年間、僕たちにもARMYたちにも多くの変化があった」と話した。

RMは「今だから言えるけれど、2020年から僕たちがやってきた多くのことが、計画されたものではなかった。今も同じだ。その時その時悩んで決定した流動的なものが多かった。歩きながらも、これでいいんだろうかと怖くなったり、何が正解なのか悩む時間が増えた。『苦労したね』と、もう一度言ってあげたい」と話した。

SUGAは「計画されたものは1つもなかった」と笑い、「ここまで難しい状況(新型コロナウイルス感染症拡大)になると思わなかった」と付け加えた。ジミンは「ツアーが中止されて暗澹(見通しが立たず、希望が持てないこと)とした気分だったけれど、それが2年以上も続くとは誰にも分からなかった」と打ち明けた。

ジョングクは「何も知らない状況で、何をするか僕たち同士で悩み、事務所でも悩んで出たのが、『Dynamite』だった。僕たちなりに新型コロナウイルスを乗り越えてみようという挑戦だった」と話した。

J-HOPEは「ARMYの方々に感謝を言いたい。予想よりたくさん愛されたのは事実だけど、同じものばかりしたくはなかった。だから『BE』というアルバムを出した。安全な道を行くよりは、僕たちが話したいことを話したのが、僕たちらしかったと思う」と自評した。

その後に発売したシングル「Butter」「Permission to Dance」の活動当時の思い出も振り返った。ジョングクは「『AMA(American Music Awards)』で観客の前で公演をした時、コンサートを再びオフラインで開催して、ARMYのエネルギーを感じた時、2年間の悩みが吹き飛ぶように感じた」と話した。ジンは「『これが僕が好きなことだったな』と、報われた気分だった」と共感を示した。

RMは「確かに直接会ってエネルギーを与え合うのが、僕たちを動かせる原動力だと思う。今回ツアーをしながら、もう一度感じた。これからもツアーをたくさんして、多くの方々と交流する時間を持ちたい」と話した。

ニューアルバム制作のビハインドも公開した。ジンは「デビューして約10年になるから、僕たちが出したものを一度整理していこうという思いでまとめた。すごくいい曲がたくさん収録されているから、一度まとめて聴いていただきたいという気持ちで出したのもある」と説明した。

Vは「僕たちの未公開曲が多い。そこで僕たちの思い出、作業した瞬間をもう一度振り返ってみて、1つ目のチャプターを締めくくってみようという思いで作った」と明らかにした。

J-HOPEは「構成を練ってみたら、曲が多すぎてCDが3枚になった。CD1枚目は、BTSの一代記を収めた、タイトル曲が収録されたCDだ。もう1つのCDはメンバーたちに話したいこと、メンバーたちへの励ましを収めてみた。最後のCDには、BTSに欠かせないファンたちに対する愛、未公開曲も収録されている。僕たちの青春を作ってくれたARMYの皆さんに捧げる曲で構成してみた」と紹介した。

ジミンは「楽しみながら聴いていただけると思う」と期待を表し、ジョングクは「僕はあの時の自分の声を聞いて驚いた」と打ち明けた。SUGAは「そういう楽しさがあるんだよね」と、笑った。

SUGAは「また、僕たちが発売した楽曲がものすごく多いので、選ぶのにも時間がかかった。僕もあるアーティストに関心を持ったりするが、最初のアルバムから聴いて、すべての楽曲を聴くのは大変だ。僕たちの入門書、ガイド、基本書、指針書のような感じだ。少しアプローチしやすいのではないかと思う」と話した。

RMは「僕たちの全てが盛り込まれたアルバムであることを参考にしてほしい」と付け加えた。

BTSは、10日にニューアルバム「Proof」を発売し、1日でアルバム売上215万5,363枚を達成した。発売当日にダブルミリオンセラー(単一アルバムで200万枚以上を売り上げた歌手)を記録した初のK-POPアーティストという新記録を成し遂げた。

タイトル曲「Yet To Come」は、世界97の国と地域のiTunesトップソングチャート1位を獲得した。

カムバックライブショーを公開した彼らは、16日に韓国で放送されるMnet「M COUNTDOWN」で、新曲のステージをテレビ番組で初公開する。17日にKBS 2TV「ミュージックバンク」、19日にSBS「人気歌謡」にも出演する。

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記者 : ファン・ヘジン