アン・ボヒョン「軍検事ドーベルマン」放送終了の感想を語る“僕自身を溶け込ませてキャラクターを完成させた”
OSEN |
写真=FNエンターテインメント
俳優のアン・ボヒョンが「軍検事ドーベルマン」最終話を控えて、感想を述べた。本日(26日)、韓国で放送が終了するtvN月火ドラマ「軍検事ドーベルマン」は、お金のために軍検事になったト・ベマン(アン・ボヒョン)と復讐のために軍検事になったチャ・ウイン(チョ・ボア)が出会い、軍隊内の黒く腐った悪を倒して本当の軍検事に成長する物語を描いた作品だ。第1話から5.3%という高い視聴率を記録し、その後首都圏基準で最高視聴率10.5%を達成して、視聴者から高い支持を得ている。
劇中でアン・ボヒョンは、お金のために軍検事の道を選んだト・ベマン役を務めた。事故によって軍人だった両親を失った彼は、軍入隊はしたくないという理由で中卒の学歴を選択した。その後、貧乏な生活を抜け出すために司法試験に挑戦し、堂々と合格する快挙を成し遂げたが、中卒の学歴に経験もまったくないト・ベマンを欲しがる法律事務所はなかった。この時、ヨン・ムング(キム・ヨンミン)が「自分の下で5年だけ軍検事として働いてくれたら、ロー&ワンのパートナー弁護士としてスカウトする」という“断れない提案”をしてきたことにより、結局ト・ベマンはお金のためにこれを選択した。
そうして5年間、ヨン・ムングに言われたことは理由を問わず解決してきたト・ベマン。除隊を控えている彼の前に、チャ・ウインが現れ、両親の事故に関するすべての真実を知る。ノ・ファヨン(オ・ヨンス)を含む愛国会のメンバーたちを罰するために、あらゆる不正を突き止めることを決心し、毎回緊張感溢れるストーリーと痛快な復讐で視聴者から好反応を得た。
波乱万丈な人生を生きてきたト・ベマンの感情を表現することが容易ではなかったはず。アン・ボヒョンは、重くなりがちな雰囲気を彼ならではのとぼけた演技で愉快に描き、躍動感あふれるキャラクターを完成させ、“信頼できる俳優”として存在感を高めた。また、善と悪の中心に立って、すべてを見透かすような眼差しと、回を重ねるにつれて変化するト・ベマンの感情を見事に描き、視聴者に強烈な印象を与えた。
アン・ボヒョンは「『軍検事ドーベルマン』は、僕が成長できる作品であったし、素敵な方々にもたくさん出会えた作品なので、離れるのが残念だ。ドラマを準備しながらプレッシャーも大きかったし、上手にできるだろうかという考えが頭の中でいっぱいだった。初めてト・ベマンのキャラクターを確認した時、善と悪に曖昧にかかっているこの人物を、どのようにすればうまく表現できるか、ちゃんと伝えることができるか悩んだ。脚本家さんと監督とこの悩みについてたくさん話し合って、台本も何度も読み返しながらキャラクターを理解して、ディテールを把握するために努力した。仮想の人物を作るよりは、“アン・ボヒョン”という人を溶け込ませようと考え、次第にト・ベマンそのものになっていき、楽しく撮影できた」とし、ドラマに対する愛情を示した。
また、彼は「寒い冬から春まで頑張って撮影してくれた監督、脚本家さん、すべてのスタッフの方々、共演者の皆さんに感謝を申し上げ、『軍検事ドーベルマン』に多くの声援を送ってくださった視聴者の方々にも心から感謝を言いたい。1週間の始まりを僕らのドラマと共に過ごしてくださって光栄だった」と述べた。
「軍検事ドーベルマン」は本日の夜10時30分に韓国で最終話が放送される。
記者 : ヨン・フィソン