映画「野獣の血」がキャラクター5人の魅力を盛り込んだ予告編を公開した。

映画「野獣の血」は1993年、悪い奴だけが生き残る釜山（プサン）郊外にある“グアム”の実力者ヒスと、そこで生き残るためのヤクザたちの激しい戦いを描く。今回公開されたキャラクター予告編は各人物のストーリーを細かく描き、グアムをめぐって展開される生存競争への関心を高めた。

“ソン老人”の下であらゆる険しい仕事をし、グアムの実力者になったヒスは平凡な人生を夢見ているが、グアムに吹く変化の風に最も大きく揺れる人物であり、生き残るために繰り返し熾烈にぶつかり、劇の軸となる。グアムを牛耳るソン老人は心が隙きがありつつも、決定的な瞬間には鋭い一面を見せるボスで、劇に緊張感を与える。

ヒスを欲望の道に誘うヨンガンは、麻薬密輸や傭兵の仕事などお金になることなら何でもするどん底の人生を送っており、最も危険な人物として、登場するたびに緊張感をピークに導く。ヨンド組のエースであるチョルジンは、ヒスとは30年の友達で友情と組の利益の間で悩み、予測不可能な展開を繰り広げる。

ヒスに憧れているヤクザのアミは、最も熱く短気な人物でどこに駆け出すか分からない不安感を与える。個性溢れるキャラクターが一堂に会した映画「野獣の血」は、なかなか見られないノワールの魅力で観客を惹き付ける予定だ。

キャラクターの予告編を通じて俳優たちの熱演、映画の高い完成度を期待させた映画「野獣の血」は韓国で3月23日に公開される。