「愛に奉仕せよ」ジアン、ヨン・ウジンとのベッドシーンに不安も“後悔はしてない”

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写真=JNC MEDIA GROUP
映画「愛に奉仕せよ」で愛を渇望するスリョン役を演じた女優のジアンは最近、オンラインインタビューを通じて「原作をご覧いただくと、映画が伝えたいメッセージについて理解できると思います。人間の内面を描写し、葛藤を解決していく映画なので、理解してご覧いただけたら嬉しいです。人間の尊厳と愛について、もう一度考えられる時間になればと思います」と伝えた。

中国の小説家・閻連科の同名小説を原作にした同作は、出世を夢見る模範兵士のムグァン(ヨン・ウジン)が、師団長の若い妻スリョン(ジアン)と出会い、超えてはならない身分の壁と危険な誘惑の間で葛藤しながら繰り広げられるストーリーを描く。「キム・ボクナム殺人事件の顛末」(2010)、「隠密に偉大に」(2013)のチャン・チョルス監督が脚本と演出を務めた。

ジアンは権力と名誉を手にしたが、愛への深い渇きを感じ、ムグァンの心を揺るがすスリョン役に扮し、ヨン・ウジンと激情的なベッドシーンを披露した。脚本に魅了されて出演を決心したという彼女は「脚本の流れに緊張感があって、没入度がすごかったです。スリョンの魅惑的な姿に惹かれましたが、私にできるのか怖さもありました。脚本をもらって2ヶ月間、悩み続けました」と述べた。

続いて「お姉さんたちが『妹のジアンのことを考えたら止めたいけど、女優としてのジアンのことを考えたら、人間の深い内面と葛藤を描き、解決していく過程が成長するのに役立つと思う』とアドバイスしてくれました。私にできるかなと悩んでいる時、お姉さんたちの応援に後押しされて選択することになりました。お姉さんたちのアドバイスがなかったら、出演できなかったと思います」と説明した。

ベッドシーンにプレッシャーは感じなかったのかと聞かれると「すべての俳優が作品を選択する際、露出にプレッシャーを感じると思います」と答えた。そして「プレッシャーは感じましたが、シナリオを見た時、人間の内面と葛藤を描写する過程が面白かったんです」とし「選択するのは簡単ではなかったですが、後悔はしていません。選択したので、受け入れないといけないと思います」と答えた。

また「作中、スリョンにとってはムグァンが初経験だった」とし「愛が深まるにつれ、ムグァンへの心もだんだん開いていきますが、それがベッドシーンでよく表現されたと思います。ベッドシーンが見づらかったり、刺激的に表現されたとは思いません。私とヨン・ウジンさん、チャン・チョルス監督、3人とも最善を尽くしましたし、美しく表現されたと思います」と満足感を示した。

韓国版「ラスト、コーション」とも呼ばれている「愛に奉仕せよ」だけの、違いは何だろうか。ジアンは「男女の感情だけで劇を引っ張っていく魅力があります。変化していく心理を、興味深く描き出しました」と伝えた。

実に約5年ぶりの復帰作であるだけに、最善を尽くしたという彼女は「努力しましたが、足りない部分も多かったです。ですが、最善を尽くしたので後悔はしていません。今より発展する女優になります」と意気込みを語った。

そして「大変な時、ドラマや映画を見て癒してもらったりしています。没入する間は、大変なことも忘れてしまいます。誰にでも辛い瞬間があると思いますが、『愛に奉仕せよ』を見ている瞬間だけでもそれを忘れ、この作品が癒やしになればと思います」と願いを伝えた。

記者 : ヤン・ユジン