DAY6 ウォンピル、タイトル曲「Voiceless」MV公開…演技にも挑戦

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写真=JYPエンターテインメント
DAY6のウォンピルが切ない愛の歌でソロデビューを知らせた。

彼は2月7日午後6時、1stフルアルバム「Pilmography」を発売した。今回のアルバムは、ウォンピルが2015年9月、DAY6のボーカル兼キーボードとしてデビューして以来、初めて発売するソロアルバムだ。

彼の本名で芸名のWONPILとフィルモグラフィ(filmography)を組み合わせて作られたアルバム名「Pilmography」のように今回のアルバムには彼が6年5ヶ月の間、着実に積んできたフィルモグラフィーが集約された。特別なアーティストとして磨いてきた音楽の力量の集約で、DAY6のウォンピルとしての特色だけでなく、ソロミュージシャンとしての彼だけの感性と特長も盛り込まれた。ウォンピルも完成したアルバムを聴いて胸が熱くなるほど満足したという。

今回のアルバムにはタイトル曲「Voiceless」だけでなく、「消す(Sincerity)」「小説の中の作家になって(A Writer in a Love Story)」「僕たちもっと歩くか(Walk with Me)」「孤島のひとりぼっち(Stranded)」「いつか春は訪れる(Someday, Spring will come)」「ティッシュのかけら(Pieces)」「遅れた最後(Last goodbye)」「描いてみたら(Unpainted Canvas)」「幸運を祈って(A Journey)」まで全10曲が収録された。小説の小見出しを連想させる美しいハングルの曲名が目を引く。曲名だけでなく、内容も多彩で有機的につながったアルバムであるため、一本の音楽小説集を読むような楽しさと感動を与える。

前面に出したタイトル曲「Voiceless」はウォンピルの温かく切ない音色、高まるメロディーに合わせて変化するリズムと壮大な編曲が印象的なバラードナンバーだ。

切ない歌詞も見逃せない。ウォンピルは、K-POP界の“歌詞職人”と呼ばれるDAY6のYoung Kと共同で作詞し、変わらずに愛しているが、相手が経験している痛みを断ち切るために願わない別れを告げなければならない悲しい瞬間を叙情的な歌詞で表現した。「さよなら / さよなら / 幸せに生きて / 僕のそばではないどこかで / 持っていない幸せを取り戻してほしい / 愛、愛したと言う / 押し出して / 押し出すほど / 隠してきた涙が込み上げる / 声を出さずに精一杯叫んでみる / 愛、愛していると言う」など美しい歌詞は“歌う吟遊詩人”DAY6の存在感を改めて実感させる。

作曲にはウォンピルだけでなく、ホン・ジサンも参加した。ホン・ジサンはDAY6のデビューアルバムから昨年発売された最新のアルバムまで参加し、メンバーたちと阿吽の呼吸を披露してきた作曲家兼編曲家だ。「Voiceless」の共同作曲はもちろん、単独で編曲を手掛け、ワルツとブルースを結合したメロディーで冬の感性を最大化させた。

曲の雰囲気にふさわしいミュージックビデオは、没入感を最高潮に引き上げた。今回のミュージックビデオには人魚役の相手女優が出演するだけでなく、水中効果などファンタジー的な要素と夢幻的な演出が加わり、視聴者たちを童話のような幻想の世界へ招待した。

昨年、ミュージカル「タイヨウのうた」、ウェブドラマ「不良に惚れた時」で俳優としても頭角を現したウォンピルは、今回のミュージックビデオに男性主人公として出演し、人魚を送り出した話し手をリアルに演じた。

彼は「Pilmography」を通じてDAY6、ユニット活動だけでなく、ソロアーティストに成長した。また、アルバム発売だけでなく、3月11日から13日までの3日間に渡り、ソロアルバム発売記念の単独コンサートを初めて開催する計画だ。コンサートに関する詳しい内容は後ほど公開される。

記者 : ファン・ヘジン