韓国でブームに!EPIK HIGHのTABLO、書籍「BLONOTE」日本語版が2月2日より発売決定

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韓国ヒップホップグループEPIK HIGHのリーダー・TABLOが上梓した書籍「BLONOTE(ブロノート)」を2月2日(水)に発売する。

2016年10月1日、BTS(防弾少年団)の公式Twitterで1冊の本が紹介された。リーダーRMの胸にしっかりと抱きしめられたその書籍のタイトルは「BLONOTE」。BTSメンバーのRM、SUGAの音楽の原点のひとつとして知られるEPIK HIGHのTABLOの言葉を集めたメッセージ集だ。この投稿をきっかけに日本でも大きな話題となり、邦訳版が待ち望まれてきた本書、ついに日本語版が発売される。

TABLOは2003年のデビューより、黎明期にあったヒップホップを牽引し、韓国の音楽シーンに数々のヒット作を残してきた。その影響力は計りしれず、RMやSUGAをはじめ、若者に人気のR&BシンガーのDEANや韓国No.1ラッパーといわれるJUSTHISなど、多くのアーティストがリスペクトを公言している。

彼らを惹きつけてやまないのは、人生や感情を嘘偽りなく表現するTABLOの文学的な歌詞。スタンフォード大学で学んだというアカデミックな経歴や、波乱万丈の人生から繰り出される言葉が、聴く人の心を強く揺さぶる。

本書は、TABLOが自身のラジオ番組「TABLOと夢見るラジオ」の終わりに読み上げた短いメッセージをまとめた一冊となっている。「経験を積むことが砂の城を築くことになりそうで怖いのです」「『会いたい』という言葉は ほんとに会おうって意味じゃないんだな」など、1ページにつき1つの短いメッセージとして綴られた言葉の数々は、シンプルだからこそ、読む人の立場によって感じ方が異なる。

ありとあらゆる情報が飛び交う現代社会において、あえてたったひとつの言葉と向き合うことで自分の心の在り方を探るのも楽しみのひとつ。韓国では、大きく設けられた余白部分に思い思いの言葉やイラストを添え、自分だけの世界を表現する「BLONOTE活用法」がブームとなり、読書という枠を超えた楽しみが広がっている。

さらに日本語版の特典として、我が国における韓国ヒップホップの第一人者であり、「BMSG」のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍中の鳥居咲子による読み応えたっぷりの解説を掲載。TABLOの言葉はなぜここまで私たちの心を揺さぶるのか、今や世界中でファンが熱狂する韓国音楽業界に与えた影響とともにその源流に迫る。

♦本書冒頭より著者TABLOのコメント

深夜ラジオのパーソナリティーをしていたとき、「おやすみ」のあいさつ代わりに読み上げていたことばのかけらを集めたものです。

ふとした思いや悩みの始まりでも終わりでもない文章ですが、ふとした思いの始まりになり、ふとした悩みの終わりになることを願います。

さびしいと感じたとき、手を伸ばせばすぐ届くところに置いておいてください。

■刊行概要
「BLONOTE」
2022年2月2日(水)発売
※一部書店により発売日が異なります

予約はこちら:https://www.amazon.co.jp/dp/441822601X

定価:1,430円(税込)
発行:株式会社Begin
発行・発売:株式会社世界文化社

<著者プロフィール>
TABLO
1980年生まれ。インドネシア、スイス、香港などで幼少期を過ごす。高校時代に廃刊されていた構内文芸誌「望遠鏡」を復刊し、編集長を務めた。作家のドバイアス・ウルフの教えのもと、スタンフォード大学創作文芸・英文学科を首席で卒業した後、英文学科の修士課程を修了。演劇、文芸誌、短編映画など大学内外でのさまざまな活動を経てニューヨークで独立映画の助監督として活動していた頃、ハーレムでの生活を機に音楽の世界に足を踏み入れた。現在は、2003年にデビューしたヒップホップグループ「EPIK HIGH」のリーダーを務め、音楽界において高い評価を受けるとともに大衆からも広く愛されている。MBC(文化放送)ラジオの音楽番組「TABLOと夢見るラジオ」(2008~2009年、2014~2015年)のDJとしても人気を集めた。著書に「BLONOTE」のほか、短編集「あなたのかけら」(月出版、2008、未邦訳)がある。

記者 : Kstyle編集部